子どもを育てていると、何度も言ってしまう言葉があります。
「早く!」
朝の支度。食事。歯磨き。着替え。片付け。宿題。お風呂。寝る準備。
子どもにやってほしいことは、毎日たくさんあります。
でも、子どもは親の思っている通りには動いてくれません。
幼稚園や学校の時間も気になります。仕事のこともあります。家事も残っています。
でも、子どもにとっては、そんなことは関係ありません。
子どもは、親の予定ではなく、自分の気分で動いています。
それは当然のことなのですが、こちらに時間の余裕がないときは、どうしてもイライラしてしまいます。
「早く!」「急いで!」
そんな言葉が、つい口から出てしまいます。
私もそうでした。
3人の子どもを育てる中で、一番減らしたかったもの
私は、妻を亡くしてから、3人の子どもを育てるひとり親になりました。
親としては、子どもにこれこれをしてもらいたいと思っても、そんなことは子どもには関係ありません。
気持ちに余裕があるときは、もたもたしたりのんびりしている子どもを見てもイライラすることはありません。
しかし、次の予定が迫っていて子どもの相手をしてる時間がないときなどは、イライラしてしまいます。イライラすると嫌がる子どもを叱りつけたりして強制的にやらせることになるのですが、それでは子どもも親もあまり気分がいいものではありません。
そうならないために、どうすれば子どもがうまく動いてくれるのかを考え、いろんな方法を試してきました。
新しい方法を試してみて、子どもの気持ちをうまく切り替えることができれば、子どもは嘘のように素直に動いてくれます。
まず必要だったのは、親の感情をコントロールすること
子どもを動かす方法を紹介する前に、それを実践するためにとても大切な大前提となることを最初に書いておきます。それは、自分の気持ちをコントロールすることです。
子どもに何かをやってもらいたいと思ってそれを子どもに伝えたけれども、まったく子どもが動こうとしていない。そんなときは子どもに対して、つい感情的に反応してしまうことが多いと思います。
子どもが期待通りに動いてくれない時は、ついつい声を大きくしてしまいます。
「早く!」
まずは、これをやめないといけません。感情的に反応してしまうとよりよい方法があったとしてもそれを選択することさえできません。だから、まずは強い口調で子どもに対して命令したくなる自分の感情を抑えつけるのが大切です。
自分の気持ちをコントロールして怒りたい気持ちを抑え、動こうとしない子どもに対して穏やかに話しかけることが、子どもとの平和な時間を取り戻すための前提条件なのです。
子どもを動かすアイディア
ここから先では、父子家庭で3人の子どもを育てていた頃に、実際に使っていた具体的なアイディアを紹介します。
どれも特別な道具や専門知識が必要なものではありません。日常の中ですぐに簡単に試せるものばかりです。
もちろん、すべての子どもに必ず効くわけではありません。でも、親が怒る前に試せるアイディアをいくつか持っているだけで、家庭の空気はかなり変わります。
怒らずに、子どもが動いてくれる方法があるのです。実際に、いろいろな方法を思いつくたびに、子どもに対して怒ることが激減していきました。
ぜひ怒らない育児を手に入れて、親子で楽しく過ごせる時間を増やしてください。
対象年令は、3歳くらいから小学校低学年を想定しています。
