ChatGPT・Claude・Geminiを開くたびに、「結局どれを使えばいいの?」と迷っていませんか。
仕事で選ぶときに見るのは、AIの優劣よりも次の4点です。
- どの資料を使うか
- どこに情報があるか
- 何を作りたいか
- 誰が確認するか
この記事では、非エンジニアの会社員が、自分の仕事に合う候補を絞るためのチェック方法を紹介します。
まずは4問で候補を絞る
1. 使いたい資料はどこにある?
Google DriveやGmailに仕事の情報が集まっていて、会社の管理者が接続機能を有効にしているなら、Geminiが候補になります。
Googleの公式ヘルプでは、仕事用アカウントのGeminiで、GmailやDriveの情報を探したり、Google ChatやTasksなどを扱ったりする例が紹介されています。ただし、アカウント種別・契約・地域・管理者設定で使える機能は変わります。
手元のファイルをまとめて、同じテーマの仕事を何度も進めたいなら、ChatGPTのProjectsやClaudeのProjectsも候補です。
2. 仕事は「毎回同じ型」?「その場で調べる」?
毎週の報告、月次資料、定例の整理のように、資料と指示を繰り返し使う仕事なら、プロジェクト機能が向いています。
ChatGPTのProjectsは、関連するチャット、ファイル、プロジェクト固有の指示をまとめて扱う仕組みです。ClaudeのProjectsも、プロジェクトごとの知識ベースと指示を設定できます。
一方、単発のメール下書きや、考えを整理するだけなら、まず通常のチャットで十分です。
3. ほしいのは「文章」?「社内情報とのつながり」?
文章のたたき台、要約、比較表など、手元にある情報を整えるなら、3つのどれでも試せます。
ただし、社内のメールやファイルを横断して確認したい場合は、サービスの機能だけでなく、会社の契約と管理者設定が決め手になります。
4. 出力を誰が、どこまで確認する?
AIの回答は、そのまま社内の事実になるわけではありません。
日付、金額、担当、期限、契約条件、顧客に関する内容は、人が元資料と照合します。Geminiの公式ヘルプにも、回答が古い情報を参照する可能性があるため、表示された出典を確認するよう案内があります。
3サービスを短く整理する
ChatGPT
ファイル、指示、チャットを一つのプロジェクトにまとめて、繰り返す仕事の文脈をそろえたい人向けです。
「毎週の報告書」「自分の業務メモ」「企画の下書き」のように、同じ場所で続ける仕事から試すと違いを感じやすくなります。
Claude
プロジェクトごとに資料と指示を置き、同じテーマの会話で参照したい人向けです。公式ヘルプでは、Projectsは有料プラン向けと説明されています。利用前に自分のプランで使えるか確認してください。
Gemini
Google Workspaceの情報を、許可された範囲で確認したい人向けです。管理者が機能を有効にしていない場合や、契約・アカウント条件が合わない場合は使えません。
「Driveにある最新の資料を探す」「Gmailの依頼を確認する」のように、情報の置き場がGoogleにそろっているかを最初に見ます。
10分でできる比較テスト
本番の社外秘資料や個人情報は使わず、架空のメモを用意します。
例として、次のような短いメモです。
目的:来週の社内勉強会を案内する
対象:営業チーム
決まっていること:日時、場所、持ち物
未定:参加方法、質問の受付先3つのサービスで、同じ依頼を出します。
このメモから、社内案内の下書きを作ってください。
決まっていないことは推測せず「要確認」と書いてください。
最後に、送信前に人が確認する項目を5つ挙げてください。結果を次の3項目で比べます。
- 元のメモにない情報を勝手に足していないか
- 要確認の箇所が見つけやすいか
- 人が修正しやすい形になっているか
速く返ってきたかだけで決めないことがポイントです。仕事で使うなら、確認のしやすさが大切です。
入力前と出力後のチェック
IPAの「情報セキュリティ10大脅威2026」では、AI利用をめぐるサイバーリスクが組織向けの脅威として扱われ、未許可サービスの利用や入力データの管理が対策例に挙げられています。
- 会社が許可しているサービス・アカウントか
- 社外秘、個人情報、パスワード、顧客情報を除いたか
- 入力データの扱いを社内ルールで確認したか
- 出力の確認者と、元資料の場所が分かるか
OpenAI、Anthropic、Googleの案内も更新されます。料金、対応プラン、連携できるアプリは、使う直前に各社の公式ヘルプで確認してください。
迷ったときの共通プロンプト
サービスを問わず、最初は次の形で依頼します。
目的:ここに仕事の目的
使ってよい資料:ここに資料の種類
作ってほしいもの:ここに成果物
条件:短く、事実と推測を分ける
禁止:不明な情報を補わない。個人情報を出力しない
最後に:人が確認すべき項目を列挙するAIに答えを丸投げするのではなく、使ってよい情報と確認する場所を先に決めます。
まとめ:最初は「今ある資料」で試す
ChatGPT・Claude・Geminiのどれが絶対に正解、という選び方はありません。
まずは架空の短いメモで比較し、次に会社が許可した情報だけで小さな仕事を試します。
選ぶ基準は、機能の派手さではなく、資料が見つかること、指示を繰り返せること、出力を人が確認できることです。
公式情報
OpenAI「Projects in ChatGPT」 https://help.openai.com/en/articles/10169521-using-projects-in-chatgpt
Anthropic「What are Projects?」 https://support.anthropic.com/en/articles/9517075-what-are-projects
Google「Use apps connected to Gemini with a work or school Google Account」 https://support.google.com/gemini/answer/14959807?co=GENIE.Platform%3DAndroid&hl=en
IPA「情報セキュリティ10大脅威2026(組織編)」 https://www.ipa.go.jp/security/10threats/omgdg50000008fi8-att/presen_2026_soshiki_4_3.pdf
#AI活用 #業務効率化 #ChatGPT #Claude #Gemini
