SEOの未来に備えるリアル戦略
「もう被リンクの時代じゃない」
「コンテンツがよければ自然に上がる」
「Googleはもう被リンクを評価してない」
最近、こんな声をよく聞きます。
たしかにそれ、一理あるんです。
でも、それだけ信じるのは、ちょっと危険。
なぜなら―― 被リンク、まだまだ強いから。
今回は、「被リンク不要論」がなぜ出てきたのか？
そして、「じゃあどうすれば今後も戦えるのか？」
という話を、肩の力を抜いてお伝えします。
なぜ「被リンクいらない説」が広まったのか？
なぜ「被リンクいらない説」が広まったのか？
きっかけは、Googleの公式発言です。
「ランキング要因として、被リンクの重要性は下がってきている」
これは事実です。
でも、「下がってきている」＝「ゼロになる」じゃない。
しかもこれ、特にAIが作った質の低いリンクとか、
スパム的な量産リンクに向けてのメッセージだったりします。
にもかかわらず…
「被リンクいらないんだ！やったー！」
とばかりに、全撤退してしまう人が出てくる。
いやいや、それはまだ早い。
被リンク、今でも普通に効いてます
実際、僕自身のブログでも
- 無料リンクを数十本貼った記事が、半年後に順位上昇
- 自然に貼られたリンクがきっかけでアクセスが倍増
- 被リンク数が多い記事ほど、順位が安定している
といった、体感レベルの成果が出ています。
SEOツール（たとえばahrefsやRankTracker）で上位サイトを調べると、 ほとんどが被リンクをきちんと持っているんですよね。
つまり、
「被リンクがなくても戦える」のは、
ごく一部の超強いコンテンツか大手サイトの話。
我々、個人のブロガーや中小の事業者は、
まだまだリンクの支援が必要なんです。
じゃあ、未来に備えて何をすべき？
ここが今回の本題です。
「被リンクはいらない」は幻想だけど、
たしかにリンクに依存しすぎるのも、怖い。
そこで、これからはこんなスタンスが重要になります。
① 自力で得点できる力を育てる
これまで： → 「被リンクで順位を押し上げる」
これから：
→ 「リンクがなくても検索に残る構造を作る」
たとえば…
- 読者の悩みをズバッと解決する構成
- 読後に何かしたくなる導線（例：内部リンクやCTA）
- 滞在時間が伸びる見やすいUI・文章・画像設計
被リンクが他人からの評価だとすれば、
このあたりは自己評価の点数です。
リンクがなくても最低点は取れるようにしておく。
そこにリンクが加われば、一気に満点近くなるってわけです。
② 自然なリンクが生まれる導火線を仕込む
どうせリンクをもらうなら、
不自然じゃないリンクがいいですよね。
そのためには…
- SNSで「参考になります」と言われる投稿を増やす
- Xやnoteで“引用したくなる言葉”を散りばめる
- Q&Aサイトや知恵袋で、誠実な回答を積み重ねる
- 他人の記事に登場してしまう（話題になる）
つまり、リンクされたくなる人間になること。
被リンクって、もはや人間関係の副産物なんです。
③ リンクに強い記事・弱い記事を見極める
全記事にリンクを貼るのは非効率です。
そこで、
- 勝負記事＝リンク強化（検索流入を狙う）
- 日常記事＝放置OK（ファン向け・更新頻度用）
と、メリハリをつける戦略が大事になります。
とくに、「ロングテール狙いの記事」には、
1〜2本のリンクでも順位が動きやすい。
だから、「少ないリンクでも効果が出そうな記事」を選んで集中砲火。
リンクも「投資」だと思って、使いどころを選びましょう。
SEOの本質は「人が見るものを作ること」
被リンクの話って、
つまるところ「人がどれだけあなたを推してくれたか？」ってこと。
Googleは、その「人の気配」をリンクで拾ってるんです。
つまり――
被リンク＝人間からの応援。
だから、「被リンクが大事かどうか」じゃなくて、
「人に応援されるような記事、書けてる？」って自問したほうがいい。
その答えがYESなら、 リンクもアクセスも、後からついてきます。
まとめ
- 被リンクは、たしかに“やりすぎNG”
- でも、まだまだ個人には不可欠な武器
- 依存しすぎず、自立力も育てるのが今のSEO
未来を見据えつつ、今やれることを一歩ずつ。
SEOはマラソンです。
焦らず、でも立ち止まらず、走り続けましょう。
この記事のライター
