どうも、こんにちは!Stepon(@m2e70259765)です!!
以前、アイデア系プロンプト概論で多階層プロンプトについて解説しました。
多階層プロンプトとは、簡単にいうとChatGPTから多種多様なアイデアを引きだすためのプロンプトで、その引きだし方から多階層プロンプトと命名したものです。
ほかにも、連星プロンプトと公転プロンプトとがあります。これらとはアイデアの引きだし方が異なります。くわしくは冒頭のnoteをご覧ください。
誕生秘話
なんで多階層プロンプトについて解説する気になったかというと、これら3種類のプロンプトのなかで圧倒的に構造がシンプルで説明が簡単だからです。
そもそも私が最初に制作したのが多階層プロンプトです。「こうやってプロンプティングしたら、出力の多様度をあげられんじゃね?」と思いついてやってみたら、期待通りだったんです。
実際、現在Amazonで私が販売しているAI小説はこのプロンプトをつかって書かれているのですが、生成のバリエーション強度はバリクソ高いです。
通常、「SFをテーマにした小説を書いて!」といった単純なプロンプトでは、10作品も書けば既視感のある作品が生成されます。これがいわゆる「AIは創作活動にはつかえない」、「ChatGPTはおなじような作品しか書けない」といわれるゆえんでしょう。
しかし実際には、プロンプトを工夫すれば何百作品書いても、それなりにバリエーションに富んだ作品が生成されるんですよ。事実、さっきのAI小説はたった1種類のプロンプトをポチポチし続けて書いています。
このnoteで説明するのは、このAI小説を制作するさいにアイデア出し、ネタ出しに使用したプロンプトです。
※「AI小説の書き方とAmazonで電子書籍を出版する方法」というnoteを以前書いていますが、ここで紹介しているプロンプトとは別のものになります。このnoteでは当時話題になっていた”あるプロンプト”を応用してアイデア出しを行なっています。興味があればあわせて読んでみてください。
基本構造
「で、多階層プロンプトってどんな感じなの?」と疑問におもっているひともおおいかと思います。なので、簡単な構造図を作成しました。
実際にはもうすこし分岐が多くなりますが、多階層プロンプトの基本構造は以下のとおりです。
上図ではS(スタート)とG(ゴール)としていますが、以前説明したコアはSに相当します。
また、上図ではSとGのあいだに4階層あり、各階層は"関連度"で結びついています。関連度とは、単語同士の関連性の度合いと思っていただいて結構です。
階層が離れるほど関連度は低下していきます。たとえば、上図でもっとも関連度が低いのはSとGです。
とはいえ、関連度が低いだけで関連がない(無関連)わけではない点がポイントです。これにより脈絡を保ったアイデア生成が可能となります。
多様度爆上がり
もちろん、単純なプロンプトでもアイデア出しは可能です。が、多様度に差がでるんですね。
たとえば、ChatGPTでブレストなどをしていると、あっという間に既視感のあるアイデアを生成するようになり辟易した経験のあるひともいるかと思います。
AI小説を書きはじめたころに使用した単純なプロンプトでは、似たような作品ばかりが生成されました。が、多階層プロンプトをつかったら50作品つくっても60作品つくっても、バリエーション豊富な作品を生み出してくれました。この多様度の高さが多階層プロンプトの強さです!!
使い勝手のよさも魅力
誕生秘話の項で、”多階層プロンプトは圧倒的に構造がシンプルで説明が簡単”と書きました。構造や仕組みさえ理解してしまえば、多階層プロンプトは非常にシンプルなので”応用が効きやすい”のも魅力です!!※構造や仕組みの説明は後述。
工夫次第でいくらでも亜種を生みだすことが可能です。正直、このnoteはリポスト割で2,400円で読めるようにしていますが、「安くしすぎたかも・・・」と内心心配しています。
答えを聞いたら、「なーる、そういうことか」と思うくらい単純なプロンプトではあるんですが、今のところ私とおなじプロンプトを書いているひとはみたことがありません。AIブーム以前から長年アイデア出しについて取り組んできましたが、そうでないひとからしたらたぶん盲点なんじゃないかなぁと。
もちろん、この安さで公開する理由は多階層プロンプトの上位互換である連星プロンプトがあるからでもありますが・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
存在意義
簡単な指示出しでもChatGPTはそれっぽいアイデアを生成してくれます。が、それはあなたの競合もやっていることかもしれません。
競争に勝つには誰もやっていない方法でアイデア出しをする必要があります。オリジナルな方法論を実践することで、あなた”だけ”のアイデアを得ることができます。
AI活用をすると、人間の頭では思いつくことが難しいアイデアにたどり着くことができることがあります。これがAI活用の意義であり、多階層プロンプトの意義です。希少性がたかく、他者(他社)が容易に模倣できないプロンプトでアイデア出しをすることには価値があると考え、日夜アイデア系プロンプトの作成をおこなっています。
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では、これから実際のプロンプト(”イノベーティブな新製品のアイデア出しに多階層プロンプトを利用した例”と"AI小説用のアイデア出しに利用した例")をおみせします。
興味のあるかたはお進みください♬