「自分の強みって、
何だろう?」
商品を作ろうとしたとき、
ここで手が止まってしまう人は
意外と多いです。
人に教えられるほどの
すごい知識があるわけでもない。
何かで圧倒的な結果を
出したわけでもない。
資格がたくさんあるわけでも、
華やかな経歴があるわけでもない。
だから、
「私には商品にできるものなんてない」
と思ってしまう。
でも最近、
いろいろな人の話を聞いていて
気づいたことがあります。
自分の強みが分からない人ほど、
「普通にできること」
を強みの候補から
外してしまっているんです。
これ、
ものすごくもったいないです。

なぜなら、
自分にとって
「そんなの普通でしょ?」
と思っていることほど、
その人らしさが
隠れていることがあるからです。
「私には何もない」と思う人ほど、強みのハードルを上げすぎています
「あなたの強みは何ですか?」
こう聞かれたとき、
何を思い浮かべるでしょうか。
たとえば、
「営業成績で1位を取りました」
「SNSのフォロワーが1万人います」
「○○の資格を持っています」
「副業で月100万円稼ぎました」
こんな、
分かりやすく説明できるものを
想像する人も多いと思います。
もちろん、
それも立派な強みです。
でも、
強みって
そんなに派手なものだけではありません。
むしろ、
「それって誰でもできるんじゃない?」
と本人が思っているところに、
ヒントが隠れていることがあります。
「こんなの普通でしょ?」にこそ、自分では見えないヒントがある
たとえば、
友達から相談されたら、
話を聞きながら
自然と頭の中を整理してあげられる。
旅行するとき、
誰に言われなくても
ホテルや交通手段を調べて、
比較してまとめられる。
初めて触るアプリでも、
説明書をほとんど読まずに
なんとなく使えてしまう。
人の文章を見ると、
「ここ、もう少しこう書いたら
伝わりやすそう」
と気づく。
職場で新しい人が入ってくると、
その人が困っていないか
つい気にしてしまう。
こういうことです。
本人からすれば、
「え、それくらい普通じゃない?」
と思うかもしれません。
でも、
それが苦手な人からすると
全然普通ではありません。
旅行の予定を立てるだけで
疲れてしまう人もいます。
人の話を聞いても、
何に悩んでいるのかを
整理するのが難しい人もいます。
新しいアプリを見るだけで
苦手意識が出る人だっています。
つまり、
自分にとって簡単だからといって、
他の人にとっても簡単とは限らない。
ここが、
強み探しで見落としやすいところです。

「商品にできるものがない」のではなく、価値として数えていないだけかもしれない
商品作りで止まっていると、
「もっと勉強しないと」
と思ってしまうことがあります。
新しい資格を取ろう。
専門知識を身につけよう。
もっと実績を作ってからにしよう。
もちろん、
勉強すること自体は悪くありません。
ただ、
その前に一度だけ
確認してほしいことがあります。
本当に、
「何も持っていない」
のでしょうか。
もしかすると、
すでに持っているのに
自分が価値として
数えていないだけかもしれません。
強みというのは、
自分にとって難しいこととは限りません。
むしろ逆です。
あまり頑張らなくてもできる。
何度やってもそこまで苦にならない。
気づいたらやっている。
だからこそ、
「こんなものは強みじゃない」
と見落としてしまう。
自分に近すぎて、
見えなくなっているだけなんです。

強みを探すなら、実績より「いつもの自分」を観察してみる
では、
「普通にできること」を
どうやって見つければいいのでしょうか。
難しく考えなくて大丈夫です。
新しい何かを探すのではなく、
普段の自分を
少しだけ丁寧に振り返ってみます。
ここから紹介するものを見ながら、
「そういえば……」
と思い出したことがあれば、
ぜひメモしてみてください。

1.「なぜか人から頼まれること」を思い出す
まず思い出してほしいのが、
人からよく頼まれることです。
「ちょっとこれ見てくれない?」
「これについて教えて」
「○○さんなら詳しそうだから」
「話を聞いてほしい」
こんなふうに、
なぜか自分のところへ
持ち込まれるものはないでしょうか。
ここで大事なのは、
自分の評価ではなく
周りの行動を見ることです。
自分では、
「別に得意じゃないけどな」
と思っていても構いません。
何度も似たようなことで
人から頼られているなら、
そこには何かしら
理由があるはずです。
説明が分かりやすいのかもしれない。
安心して話せるのかもしれない。
情報を探すのが速いのかもしれない。
細かいところに
よく気づくのかもしれない。
自分では見えていなかった特徴を、
他人のほうが先に
見つけてくれていることがあります。
2.「他の人は大変そうなのに、自分はそこまで苦じゃないこと」を探す
次に見てほしいのが、
周りは面倒くさがるのに、
自分はそこまで苦ではないことです。
たとえば、
文章を書く。
数字をまとめる。
人前で話す。
知らない人と会話する。
毎日同じ作業をする。
細かい間違いをチェックする。
新しいものを試す。
予定を立てる。
人の相談に乗る。
散らかった情報を整理する。
こういうものには、
かなり個人差があります。
自分が平気だと、
「みんなこれくらいできる」
と思いがちです。
でも、
周りをよく見てみると、
「え、これ苦手な人って
こんなに多かったんだ」
と気づくことがあります。
ここにも、
強みの手がかりがあります。
何時間でもできるほど
大好きである必要はありません。
「別に苦じゃない」
くらいでもいいんです。
他の人がエネルギーを
大きく消耗することを、
自分は比較的ラクにできる。
それだけでも、
十分に注目する価値があります。
3.「つい気になってしまうこと」も書き出してみる
そしてもうひとつ。
個人的にかなり面白いと思うのが、
「つい気になってしまうこと」
です。
たとえば、
文章の誤字が
どうしても目に入る。
お店に行くと、
接客の仕方を見てしまう。
SNSを見ると、
なぜこの投稿が伸びたのか
考えてしまう。
人の話を聞くと、
その人が本当は何を言いたいのか
考えてしまう。
部屋に入ると、
家具の配置が気になる。
誰かが困っていると、
放っておけない。
新しいサービスが出ると、
とりあえず触ってみたくなる。
こういうものです。
「気になる」ということは、
そこに自然と
意識が向いているということ。
他の人なら素通りするところを、
自分だけ拾っている可能性があります。
もちろん、
気になることが
全部そのまま商品になるわけではありません。
でも、
自分の特徴を知るための
手がかりにはなります。
今日、自分の「普通」を3つ拾ってみる
ここまで読んだら、
ぜひ一度やってみてほしいことがあります。
スマホのメモでも、
紙でも構いません。
次の3つを書いてみてください。
・よく人から頼まれること
・他の人より苦にならないこと
・つい気になってしまうこと
そして、
それぞれ最低1つずつ
書いてみてください。

立派な答えじゃなくて大丈夫です。
「友達の愚痴をよく聞いている」
でもいい。
「ネットで安い商品を探すのが得意」
でもいい。
「旅行のスケジュールを組むのが好き」
でもいい。
「文章がおかしいとすぐ気づく」
でもいい。
「人にプレゼントを選ぶのが好き」
でもいい。
大切なのは、
その瞬間に
「いや、こんなの大したことないし」
と消さないことです。
今はまだ、
価値があるかどうかを
判断しなくて大丈夫。
まずは、
「これも自分の特徴かもしれない」
と拾ってあげる。
強み探しは、
そこから始まります。
嫌いだった自分の特徴まで、強みの材料になるかもしれない
そして、
もう少しだけ
視点を広げてみましょう。
ここまでは、
普通にできることや
自然にやっていることを
見てきました。
でも実は、
自分が
「これは強みどころか、
むしろ直したい」
と思っている特徴の中にも、
手がかりが隠れていることがあります。
たとえば、
飽きっぽい。
考えすぎる。
人の目を気にしすぎる。
慎重すぎる。
細かいことが気になる。
すぐ別のことに
興味が移ってしまう。
こういう特徴です。
普通なら、
「商品を作るなら、
まずこういう欠点を直さなきゃ」
と思うかもしれません。
でも、
本当にそうでしょうか。
強み探しは「新しい自分になること」ではない
自分の強みが分からないと、
今の自分には何かが足りないような
気持ちになってしまいます。
だから、
知識を増やしたり、
スキルを増やしたり、
苦手を克服したりして、
「商品を作れる自分」
になろうとする。
でも、
その前にやれることがあります。
今まで価値がないと思って
捨てていた自分の特徴を、
もう一度拾い直してみることです。
自分を作り変えるのではなく、
今までとは違う角度から
自分を見てみる。
そのほうが、
意外なものが
見つかるかもしれません。
「欠点だから」と決めつけていた部分も、一度だけ疑ってみる
たとえば、
「飽きっぽい」
という特徴があるとします。
これだけを見ると、
続けられない。
忍耐力がない。
根性がない。
そんなマイナスの評価を
してしまうかもしれません。
でも、
見方を変えたらどうでしょう。
新しいことへの
興味が強いのかもしれない。
変化への抵抗が
少ないのかもしれない。
いろいろなものを
試せる人なのかもしれない。
では、
「人の目を気にしすぎる」
という特徴なら?
確かに、
気疲れしやすいことは
あるかもしれません。
一方で、
人の表情や空気の変化を
よく見ているとも考えられます。
「考えすぎて動けない」
なら、
行動が遅くなる場面も
あるでしょう。
でも、
何が起きるかを
事前に想像することが得意なのかもしれない。
もちろん、
何でも無理やり
ポジティブに言い換えればいい、
という話ではありません。
苦しいものを、
「これは才能なんだから我慢しよう」
と考える必要もありません。
ただ、
今まで
「これはダメなところ」
という一方向からしか
見ていなかったのなら、
一度くらい、
「別の使い方をしたらどうなるんだろう?」
と考えてみてもいい。
それだけです。

「何もない」ではなく、まだ自分の見方を知らないだけかもしれない
商品作りをしようとして、
「私には強みがない」
「人に教えられることなんてない」
「もっとすごい人にならないと」
と思っていた人へ。
今日から、
いきなり答えを
出さなくて大丈夫です。
その代わり、
少しだけ自分の日常を
観察してみてください。
何をしているとき、
周りから頼られるのか。
何なら、
そこまで苦労せずできるのか。
何を見ると、
つい気になってしまうのか。
そして、
自分がずっと
「直したほうがいい」と
思ってきた特徴は何なのか。
そこに、
今まで見落としていた
自分の輪郭が出てくるかもしれません。
強みは、
遠くまで探しに行かないと
見つからないものとは限りません。
あまりにも毎日使っているから、
自分だけが
その価値に気づいていないこともあります。
だから、
「私には何もない」
と結論を出すのは、
まだ早いです。
むしろ、
そう思っている人ほど、
まだ数えていないものが
たくさんあるのかもしれません。

そして、
ここまで読んで、
「普通にできることだけじゃなくて、
自分が嫌いだった部分も
見直してみたい」
と思った方へ。
私は、
欠点だと思っている特徴を
違う角度から見直して、
自分の持っている性質を
どう活かしていくのかについて、
こちらの記事で
さらに詳しくまとめています。
『その欠点、実は才能です。数秘でわかる「自分を直さず活かす」生き方』

数秘を使いながら、
自分が持っている性質を知り、
「直すべきところ」ではなく
「活かせるところ」として
見直していく内容です。
数秘について
何も知らなくても大丈夫です。
「自分の強みを探そうとしても、
どうしても何も浮かばない」
「自分の欠点ばかり
目についてしまう」
そんな方は、
ひとつの手がかりとして
読んでみてください。
そして今日は、
商品を完成させようとする前に、
ひとつだけ。
あなたが今日、
何気なくやったことの中から、
「これって、
もしかして私にとっては普通だけど、
みんなにとっては普通じゃないのかも?」
と思えるものを
3つ探してみてください。
すぐに商品にならなくても
大丈夫です。
小さすぎると思っても
大丈夫です。
今まで見過ごしていた
「普通の自分」を拾っていく。
そこから、
あなたにしか作れないものの輪郭が
少しずつ見えてくるかもしれません。
