
【アポ記録3】論理的な女と、優柔不断な俺

柊@ファッション×LJK×JD モテ攻略
目次
- 予想外のアポ決行
- 探る会話、見えない感情
- シーシャ屋で見えた素顔
- 打診できなかった敗北
◆予想外のアポ決行
「体調が悪いから、今日のアポはリスケしたいかも。」
彼女からのメッセージを見た瞬間、俺は迷った。
このまま素直にリスケを受け入れるか、それとも強引にでも会いに行くか。
結局、俺は後者を選んだ。
「リスケされるくらいなら、京都まで行ってやろう。」
そう決めて、1時間半かけて京都へ向かった。
◆探る会話、見えない感情

彼女は兵庫出身で、大学進学のために京都で一人暮らしをしている。趣味は麻雀、ゲーム。論理的な男性が好きで、感情的な人は苦手。感情の起伏が少なく、話が面白い人に惹かれるらしい。
実際に会ってみると、その「感情を表に出さない」という特徴はすぐに分かった。
リアクションが薄く、どんな話題に興味を持っているのかが読みにくい。
だから、俺はいろんな話題を出しながら、彼女の反応を探ることにした。
ファッションの話になると、少し食いつきがあった。彼女の服装はハイブランドが多く、アクセサリーにもこだわりを感じた。
「ピアスおしゃれやな。○○のブランド?」
「ネックレス、シンプルやけど上品なデザインやな。」
彼女は「よく気づいたね」と、少し笑った。
クラブの話を振ると、さらに食いつきが良かった。
「実は、一時期クラブにハマってて、週一ぐらいで通ってた。」
「え、まじで?どんな感じ?」
クラブの話を深掘りすると、彼女はノリ良く、小さく踊り出した。意外な一面が見えて、俺も少し楽しくなった。
さらに、彼女がピアノを10年習っていたことも分かった。
「だからか、さっきから姿勢めっちゃ綺麗やなって思ってた。」
「え、そんなこと言われたの初めて。」
彼女の反応は悪くなかった。こうやって、少しずつ距離を縮めていった。
ただ、一つ気になったのは、途中で彼女から「緊張してる?」と言われたことだった。
自分では緊張していないつもりだったが、「落ち着きがない」とも言われた。もしかしたら、ノンバ(ノンバーバルコミュニケーション)が弱く、余裕のなさが伝わっていたのかもしれない。そこは反省点だった。
◆シーシャ屋で見えた素顔
居酒屋の後、俺たちは近くのシーシャ屋へ向かった。

個室のシーシャで、音楽の話やアプリで会った人の話をしながら、自然な流れで彼女の大学の話を聞いた。
「舞台の音響に興味があって、京都の藝大に通ってるんだよね。」
彼女の話し方は淡々としていたが、好きなことを話すときは、少しだけ口調が柔らかくなるのが分かった。
そんな会話をしながら、シーシャ屋にあるダーツで勝負することになった。
すると、ここで彼女の意外な一面が見えた。
彼女は、負けず嫌いだった。
ゲームが始まると、真剣な表情になり、ミスをすると小声で「クソっ」と呟いていた。
それを聞いた俺は、あえてちょけて煽ったり、いじったりしてみた。
「お、悔しそうやな〜。」
「うるさい(笑)」
最初は軽くあしらっていた彼女だったが、次第にノッてきたのか、逆に俺をいじるようになった。
「意外と下手くそやん(笑)」
「いやいや、さっきの方がミスってたやん!」
こうして、自然と「いじり・いじられ」の関係ができていた。
俺はこの瞬間、「今、食いつき上がったな」と直感した。
ダーツが終わると、彼女は「めっちゃ楽しかった!」と笑顔を見せた。
ここで完全に流れはできていた。
◆打診できなかった敗北
ダーツの後、個室に戻り、音楽を聴きながらゆったりと過ごしていた。
そんなとき、彼女がふと呟いた。
「カラオケ行きたくなってきた。」
この一言が、俺にとって最大のチャンスだった。
「じゃあ行こうよ。」
この一言を言うだけで、流れは作れたはずだった。
でも、俺はなぜか言えなかった。
軽く流してしまい、そのまま時間が過ぎ、結局そのまま帰ることになった。
心のどこかで「ここで強引に誘っていいのか?」とブレーキをかけてしまったのかもしれない。
この経験を活かせば、次はもっと上手くやれるかもしれない。
「次こそは、もっと攻める。」
そう心に決めて、俺は京都の夜を後にした。