はじめに
正直に言う。
僕はマッチングアプリを2年間使い続けて、100人以上の女性と会った。
月に10人、多いときは15人。土日は午前と午後でダブルヘッダー。平日の夜も週3回はアポを入れていた。
「数を打てば当たる」
そう信じていた。
でも、彼女はできなかった。
2回目のデートに進める確率は3割。3回目まで行けるのは1割。そこから告白しても「ごめんなさい」。
何度も何度も、同じパターンを繰り返した。
マッチングはする。メッセージも続く。初デートまでは行ける。でも、そこから先に進めない。
「俺、何が悪いんだろう」
そう思いながらも、また新しいマッチングを探す。また初デートに行く。また同じ結果になる。
このループを2年間、ずっと続けていた。
転機が来たのは、ある日の夜だった。
その日、僕は3人連続で「2回目はちょっと…」と断られていた。
スマホの画面を見ながら、ふと気づいた。
「俺、この人たちのこと、何も覚えてない」
名前は覚えている。職業も、住んでる場所も。でも、何を話したか、何が好きだったか、どんな表情をしていたか。
全然思い出せない。
100人以上会って、顔と名前が一致するのは10人もいなかった。
その瞬間、ようやく分かった。
「数を打てば当たる」は嘘だった。
少なくとも、僕にとっては。
それから僕は、やり方を180度変えた。
月10人会っていたのを、月3人に絞った。
その代わり、その3人には全力を注いだ。
プロフィールを何度も読み返した。メッセージを丁寧に送った。デートプランを本気で考えた。会った後も、ちゃんと振り返った。
結果。
2ヶ月後、彼女ができた。
今、交際して1年以上になる。
こんな人にこの記事を読んでほしい↓
マッチングアプリで「出会えない」わけじゃない。
マッチングはする。
メッセージも続く。
初デートまでは行ける。
でも、そこから先に進めない。
2回目のデートに繋がらない。
繋がっても3回目がない。告白しても「ごめんなさい」。
「いい人なんだけど…」で終わる。
何が悪いのか分からない。でも、同じパターンを繰り返している。
もしくは、こういう状態。
出会いの数は足りてる。週に何人も会ってる。
でも、誰とも「本気」になれない。
なんとなく会って、なんとなく終わる。
「この人だ」と思える人に出会えない。
そういう人に向けて、この記事を書いた。
マッチングアプリ初心者向けの内容じゃない。
「いいねの送り方」とか「プロフィールの書き方」とか、そういう基本的な話はしない。
すでに出会えている。でも、本命になれない。
その壁を越えるための内容を、全部書いた。
僕自身、2年間ずっとこの壁にぶつかっていた。
月10人会っても、彼女ができなかった。
やり方を変えて、月3人に絞ったら、2ヶ月で交際できた。
その経験を、包み隠さず書く
この記事では、僕が実際にやったことを全部書く。
なぜ「月10人」がダメだったのか。
「月3人」に絞ったら何が変わったのか。
具体的に何をしたのか。
マッチングアプリで「出会えるけど本命になれない」と悩んでいる人に向けて書く。
初心者向けの内容じゃない。
マッチングはできる。
初デートも行ける。
でも、そこから先に進めない。そういう人のための内容だ。
かなり長くなる。でも、本気で彼女が欲しいなら、最後まで読んでほしい。
第1章:なぜ「数を打てば当たる」が間違いなのか
1-1. 僕が陥っていた「量産型デート」の罠
まず、僕がどんな状態だったかを正直に書く。
当時の僕のスケジュールはこんな感じだった。
月曜:仕事終わりに駅近のカフェで1人目
水曜:同じく仕事終わりに2人目
金曜:仕事終わりに3人目
土曜:午前に4人目、夕方に5人目
日曜:午前に6人目、夕方に7人目
多いときは、これに火曜と木曜も加えて、週9人とか会っていた。
今思えば、完全に狂っていた。
でも当時の僕は、これが「正しい努力」だと思っていた。
マッチングアプリの攻略記事を読むと、よくこう書いてある。
「とにかく数を打て」
「打席に立たなきゃ打てない」
「100人会えば1人くらい合う人がいる」
僕はそれを信じた。
だから、とにかく会った。数をこなした。
初デートは全部1時間。長くても1時間半。
場所はいつも同じ駅の、同じカフェ。
話す内容もだいたい同じ。仕事の話、趣味の話、休日の過ごし方。
相手の話を聞いて、相槌を打って、自分のことも話して、1時間で切り上げる。
「今日は楽しかったです、また会いましょう」
そう言って別れる。
次の日には、また別の人と同じことをする。
これの何が問題だったか。
今ならはっきり分かる。
僕は「デートをこなしていた」だけで、「人と向き合っていなかった」。
相手からしたら、僕とのデートは「100分の1」だった。
僕にとっては「今週会う7人のうちの1人」でも、相手にとっては「今月会う唯一の人」かもしれない。
そのズレが、全部に出ていた。
1-2. 女性は「自分だけを見てくれている感」に敏感
これは、彼女ができてから気づいたことだ。
女性って、「この人は自分のことをちゃんと見てくれているか」をものすごく敏感に感じ取る。
逆に言うと、「この人、誰にでも同じことしてるな」というのも、すぐに見抜く。
僕が月10人会っていたとき、たぶん全員に同じ印象を与えていた。
「悪い人じゃないけど、なんか薄い」
「楽しかったけど、また会いたいとは思わない」
「可もなく不可もなく」
1回目のデート後、LINEで「また会いたいです」と送っても、返事がなかったり、「ちょっと予定が…」と断られることが多かった。
当時は理由が分からなかった。
会話も盛り上がったし、笑顔も見れた。なのに、なんで2回目に繋がらないんだろう。
答えは単純だった。
僕が「100人のうちの1人」として相手を見ていたから、相手も「よくいる男のうちの1人」として僕を見ていた。
それだけのこと。
1-3. 「数をこなす」の本当の意味を履き違えていた
ここで誤解してほしくないのは、「数をこなすこと」自体が悪いわけじゃないってこと。
マッチングアプリ始めたばかりで、デートの経験が少ない人は、最初はある程度の数をこなしたほうがいい。
初対面の女性と話すことに慣れる。緊張しないようになる。会話のパターンを覚える。
それは必要なプロセスだ。
問題は、僕みたいに「数をこなすこと」が目的になってしまうこと。
本来、数をこなすのは「自分に合う人を見つける確率を上げるため」のはずだ。
でも僕は、いつの間にか「数をこなすこと」自体に満足していた。
今週も7人会った。今月も30人会った。俺は努力している。
そう思っていた。
でもそれは、努力じゃなかった。作業だった。
1-4. 「100人に会う」より「1人に向き合う」ほうが難しい
これも、後から気づいたこと。
数をこなすのは、実は楽だった。
なぜかというと、「次がある」から。
今回ダメでも、次がある。この人と合わなくても、他にいる。
だから、1人1人に向き合わなくてよかった。
リスクを取らなくてよかった。深く踏み込まなくてよかった。
でも、「この人」って決めて向き合うのは、怖い。
もしダメだったら、次がない。失敗したら、それで終わり。
だから、本気で向き合わなきゃいけない。リスクを取らなきゃいけない。
僕は、その怖さから逃げていた。
「数を打てば当たる」を言い訳にして、誰とも本気で向き合うことから逃げていた。
第2章:「月3人に絞る」とは具体的にどういうことか
2-1. まず最初にやったこと:アプリを1つに絞る
僕は当時、複数のアプリを同時に使っていた。
ペアーズ、with、Omiai、タップル。
4つ同時に回していた。
それぞれで「いいね」を送って、マッチングして、メッセージして、アポを取る。
管理が大変で、誰がどのアプリの人か分からなくなることもあった。
やり方を変えると決めたとき、まずアプリを1つに絞った。
僕はペアーズだけ残した。
理由は単純で、その時点で一番マッチング率が高かったから。
他のアプリは全部アンインストールした。
これだけで、気持ちがかなり楽になった。
2-2. 「月3人」の選び方
次に、「誰と会うか」の基準を変えた。
以前は、マッチングしたら基本的に全員と会っていた。
「会ってみないと分からない」がモットーだった。
でも、月3人に絞るなら、「誰と会うか」をちゃんと選ばないといけない。
僕が設定した基準は、この3つ。
① プロフィールを読んで「この人と付き合いたい」と思えるか
「可愛いからとりあえず会う」をやめた。
プロフィールをちゃんと読んで、この人と付き合ったらどんな生活になるかを想像した。
価値観が合いそうか。話が合いそうか。一緒にいて楽しそうか。
それを考えて、「付き合いたい」と思える人だけに絞った。
② メッセージで「話していて楽しい」と感じるか
以前は、メッセージは「アポを取るための手段」でしかなかった。
5往復くらいで「よかったらお茶でも」と誘っていた。
でも、やり方を変えてからは、メッセージの段階で「この人と話していて楽しいか」を確認した。
質問に対する返答の仕方、話題の広げ方、文章の雰囲気。
そこで「なんか違うな」と思ったら、会わなかった。
③ 日程調整がスムーズにできるか
これは意外と重要だった。
日程調整でグダグダする人とは、だいたい上手くいかなかった。
「今週は忙しくて…」「来週も予定が…」と何度も延期になる場合は、そもそも優先度が低いということ。
そういう人とは、無理に会わないようにした。
2-3. 「いいね」の送り方を変えた
以前は、毎日「いいね」を送れる上限まで送っていた。
「可愛い」と思ったらとりあえず「いいね」。
マッチングしたらラッキー、くらいの感覚だった。
やり方を変えてからは、「いいね」を送る前にかなり吟味するようになった。
プロフィールを最後まで読む。写真を全部見る。
「この人と付き合いたい」と思えるかを考える。
その上で「いいね」を送るから、1日に送る数は3~5くらいに減った。
でも、マッチング後の「熱量」が全然違った。
「この人と会いたい」という気持ちが明確だから、メッセージも自然と丁寧になった。
2-4. マッチング後のメッセージで意識したこと
メッセージについては、かなり細かく意識を変えた。
① 最初のメッセージは、プロフィールの内容に触れる
これは基本中の基本だけど、以前の僕はできていなかった。
「マッチングありがとうございます!よろしくお願いします!」
こんな定型文を送っていた。
相手からしたら、「この人、私のプロフィール読んでないな」と一発で分かる。
やり方を変えてからは、必ずプロフィールの内容に触れた。
「旅行がお好きなんですね。僕も最近〇〇に行ったんですが、△△さんはどこが印象に残ってますか?」
こんな感じ。
相手のことに興味を持っているのが伝わるように。
② 質問攻めにしない
これも以前の僕の悪い癖だった。
「仕事は何されてるんですか?」
「休日は何してるんですか?」
「趣味は何ですか?」
質問ばかり。
相手からしたら、面接を受けているような気持ちになる。
やり方を変えてからは、質問には必ず自分の話も添えるようにした。
「仕事はIT系なんですが、最近リモートが増えて運動不足がやばいです(笑)△△さんはお仕事的に外出多いですか?」
こんな感じで、自分のことも開示しながら質問する。
③ 返信のペースを相手に合わせる
以前は、返信が来たらすぐに返していた。
「早く返したほうが印象がいい」と思っていた。
でも、それは違った。
相手が1日1回しか返信しないのに、こっちが即レスしていたら、「この人、必死だな」と思われる。
やり方を変えてからは、相手のペースに合わせた。
相手が3時間後に返信するなら、こっちも3時間後くらいに返す。
相手が夜に返信するなら、こっちも夜に返す。
これだけで、やり取りの「温度感」が合うようになった。
2-5. アポを取るタイミング
これも重要なポイント。
以前は「5往復したら誘う」みたいなルールを自分で作っていた。
でも、それは完全に間違いだった。
やり方を変えてからは、「この人と会いたい」という気持ちが高まったタイミングで誘うようにした。
具体的には、メッセージで「もっと話したい」と思えたとき。
相手の返信を読んで、「この人と実際に会って話したら楽しそう」と感じたとき。
そのタイミングで、自然に誘う。
「△△さんとの話、楽しいです。よかったら今度お茶でもしませんか?」
これだけ。
無理に理由をつけたり、回りくどく誘ったりしない。
シンプルに「会いたい」という気持ちを伝える。
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ここから先は有料エリアです第3章以降では、初デートの準備から告白までの具体的なノウハウを全て書いています。
•初デートで「また会いたい」と思わせる方法
•2回目、3回目のデートで関係を深めるコツ
•「いい人止まり」で終わらないための考え方
•告白のタイミングと成功する言い方
•僕が実際に2ヶ月で彼女ができた具体的な流れ
2年間、100人以上と会って分かったことを、全部詰め込みました。
本気で彼女が欲しい人だけ、読んでください↓
