こんにちは。今回は、競馬の仮説を実際に検証してみます。
競馬をしていると、こんな「うわさ」をよく耳にしませんか?
- 「迷ったら1番人気を買っておけば間違いない」
- 「ルメール騎手を買えばとりあえず安心」
- 「1枠1番は距離のロスがないから有利」
これらは本当なのか?それとも単なる思い込みなのか? 2020年から2026年までの約6年間、数万レースのデータを使って、実際に「同じ条件で買い続けたらお金はどうなるのか」を実験してみました。
検証1:1番人気の馬を買い続けたら?
「当てたいなら1番人気」――これは確かに正解です。勝つ確率はどの馬よりも高いです。 でも、「財布にお金が残るか」は別の話です。

回収率:80%、的中率:33%
結果はご覧の通り。 貯金を取り崩すように、資金はどんどん減っていきます。最終的な回収率は80%。「的中」の快感は得られても、「利益」を出すのは1番人気だけでは不可能だということが、数字ではっきりわかります。(ある意味、控除率通りの結果です。)
検証2:ルメール騎手を買い続けたら?
2025年も最多勝を挙げた、誰もが認めるトップジョッキー、ルメール騎手。彼を信じて買い続けたらどうなるでしょうか。

回収率:72%、的中率:25%
1番人気を買い続けた時とほぼ同じ傾向です。 理由はシンプルです。「みんなルメールが上手いことを知っているから」。 みんなが買うからオッズ(配当)が下がり、勝っても勝っても、これまでの負け分を埋められなくなるのです。
検証3:「1枠1番」の馬を買い続けたら?
「内枠はコースをロスなく走れるから有利」という説。一見、理にかなっていますよね。

回収率:69%、的中率:7%
残念ながら、ただ「1番だから」という理由だけで買っても、収支はマイナスでした。 ただし、ここで一つ面白い発見がありました。 実は、ある「特定の条件」が揃った時だけ、この1番枠の成績がとんでもなく跳ね上がるパターンがあったのです。これについては、また別の記事でじっくりお話ししますね。
検証4:「逃げ馬」を買い続けたら?
今回の実験で、最も衝撃的な結果が出たのがこれです。 「そのレースで逃げた馬」を買い続けた場合のグラフを見てください。

回収率:204%、的中率:19%
驚くほど綺麗な右肩上がり!回収率は200%を超えました。 「これこそが必勝法だ!」と叫びたくなりますよね。 でも、ここには大きな落とし穴があります。
それは、「どの馬が逃げるか」は、走ってみるまで誰にも分からないということです。
「じゃあ、前回のレースで逃げた馬を狙えばいいのでは?」 そう思って追加で調べてみました。

回収率:77%、的中率:10%
結果はそれほど甘くはありません……。前走逃げた馬が今回も逃げるとは限らないからです。ちなみに、前回の逃げ馬が今回も逃げる割合は30%弱でした。
まとめ:90%はハズレ。でも「10%の宝」はある
今回の検証でわかったのは、「みんなが知っている情報」を追いかけても、競馬で勝ち続けることは難しいという現実です。検証したパターンの90%は、残念ながらマイナス収支になります。
しかし、あきらめる必要はありません。 膨大なデータの中には、残り10%の「大衆が気づいていないお宝条件」が確かに存在します。
次回は、その「10%」にどうやってたどり着くのか。 実際にプラス収支を叩き出した驚きのデータをいくつか紹介します。
