欲望に流されず、大切なもの（理想の自分・家族）を守る方法

はじめに

『家族を大切にしたいし、守るべきものがある。だから浮気や不倫はしたくない……。それでも、時に欲望に流されそうになる。』

本当にどうしていいかわからない。

一時的な快楽に流されてはいけないことをわかっていながら、抑えられない欲望。

本当に欲しいものはそこにはないと思いながらも、目先の手軽な快楽に溺れようとしている。

手軽な快楽のために家族を傷付け、理想の自分を捨てようとしている自分に嫌気がさす。

欲望と理性の狭間で揺れ動き、「求めても満たされるとは限らない心」に翻弄されながらも、僕たちは何かを求めることで心の隙間や不満を埋めようとする。

求める対象は人それぞれであり、状況によって変化する。

中でも「快楽」、特に性欲は、人間の根源的な欲求の一つとして強く意識される。

性欲は、生きるうえで必須ではないが、心と身体に余裕があると自然と生じるものだ。

特に、心身が安全であると認識したとき、その欲求は湧き上がる。

いわゆる『衝動』である。

しかし、僕たちはこの性欲の発生理由について、無意識のうちに何らかの意味付けを行っている。

例えば、

本当に都合よくセックスをするための理由を作り、既婚だろうが、別の場所に性を求める。

今ある感情を一時的にでも別のものに置き換えるために、セックスを求めているのだとしたら、それは性欲に支配されている。

気持ちの置き換えるために性を求めて、結果的にそれが浮気になってしまったというケースは多いと思う。

もしあなたが 「性欲が理性に負けそう…」 そう感じているなら、このTipsを読んでいただきたい。

このTipsは、その背中を良い方向に後押しする内容になっています。

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一時的な快楽が、さらなる苦しみを生む

過度な性欲が理性を狂わせ、人生の選択を誤らせることがある。

確かに理解できる。

30代後半の自分でさえこれほど性欲が湧き上がるのだから、ホルモン分泌がピークに達する10代・20代の男性は、より強い衝動にさらされている可能性が高いだろう。

男性は、雑誌やSNSで見るようなとびっきりの美女がいつか目の前に現れるとひそかに妄想している愚かな生き物である。

そして、男は女に幸せでいてもらうためにはなんでもする。

なぜなら、それがたくさんセックスする近道だからだ。

男は頭の中ではいつでもどこでもセックスをしたがっている。

ちなみに40 歳の男性は４分に１回セックスのことを考えているという調査結果もある。

18 歳の若者となると、その割合は 11 秒に１回になる。

男性は、普段から女性の強調されたお尻や胸に目を奪われる瞬間がある。

僕自身、知り合いの30〜40代のごく普通の看護師さんを見るだけで、つい想像が膨らんでしまう。（医療関係の仕事をしているから）

もちろん20代の看護師さんなら言うまでも無い。

既婚者であり子供もいるが、そうした現実とは関係なく、頭の中では自由に妄想が膨らんでしまう。

「そんなに性欲があるのなら、妻と関係を持てばいいのではないか」と指摘されることがある。

ごもっともである。

しかし、普段の夫婦関係が良好であっても、夜の関係が思い通りにいくとは限らない。

仮にセックスレスの状態にある妻をベッドに誘うよりも、職場の知り合いの女性を誘う方が、心理的なハードルが低いように感じることもある。

それだけセックスレスが続くと、ダメージが大きいのだ。

行為そのものを拒否されているだけかもしれないが、人によっては「自分自身が全否定されている」と感じてしまうこともあるだろう。

「全然気持ちよくない」「イクのが早い」など、行為自体を否定されることも辛いが、
多くの男性は拒否されることで、人格そのものまで否定されたように感じ、トラウマとなることがある。

それなら関係が薄い女性を誘う方が楽だし、心の奥底を傷付けられないんじゃないかって話だ。

だけど、妻とのセックスライフが充実してようが、してなかろうが関係ない。

どんな状況だろうと男は他の場所に女性を求めてしまう。

過去、未来。そして今、この瞬間も。

男性は性について未熟なら単純に射精することだけに意味づけをして、女性を求めるだろう。

少し性について分かってきたら、女性を気持ちよくして、自分自身を認めてもらいたい気持ちが強くなる。

そして、性についての理解度が増してきたら、今度はセックスに愛を求めてしまう。

自分だけの感情だけでなく、相手にも自分と同じような気持ちになって欲しいと思うようになる。

だけど、実際には人の気持ちまでコントロールすることは無理だ。

だからこそ苦しみが生まれる。

神様が、快楽というエサを与えたせいで、その裏にはるかに大きな苦しみや問題が潜んでいることを考えられないのだろう。

改めて、人は理性を吹っ飛ばされるとただの動物と変わらないと思う。

性欲は本来、生物が子孫を残すために備わった本能的な欲求。

だから、自然なものなのだ。

ただ、この性欲という欲求が妄想や快楽の追求によって過度に刺激され、コントロールを失うことが問題なわけである。

現実では不可能なことでも、心の中では自由に想像することができるから….

その結果、性欲は肉体的な限界を超えて心の中で永遠に燃え続けてしまう。

性欲が妄想や願望によって無限に膨らみ、現実の制約を超越する人ってよくニュースになったりするでしょ。

妄想のやりすぎも良くないってこと。

性欲が暴走しすると、相手を愛する気持ちではなく、ただ欲望を満たすために性行為を行ったり、他人を物のように扱ったり、自分勝手な欲求を押しつけたり・・・・・

心は「もっと欲しい」と妄想し続けるため、性欲には終わりがない。

これは他の欲（食欲や物欲）と同じだ。

本当に、人の欲って限りない。

人間の欲望は底なしであり、一度満たされてもすぐに次の欲求が湧き上がる。

だから、『一時的な快楽を追い求めることは、むしろ新たな苦しみを生み出す原因になる』って考え方にも納得できる。

男性の性（サガ）

若く、独身の男性なら自分磨きして、出会いを求めてくれ。

世の中にはたくさんの女性がいる。

何も縛りがない独身者は、可能性が無限大だ。

だが、既婚者はどうすれば良いのか？

非常に悩ましい問題だ。

結論、次の2択しかない。

妻に100％の愛を向けれたら、それが一番の幸せだと思うが、その境地にたどり着くには、とんでもなく険しい道が待っている。

しかし、知っているのか知らないのか分からないが、誰しもが最初はこの険しい道へ行こうとする。

そして、多くは道半ばで、倒れてしまう。

既に悟りを開いている人ならこの道を辿ることも可能だろう。

だが、人生、山あり谷ありである。

仕事や家庭で起きる些細なことで感情を揺さぶられる。

現状の自己肯定感にも影響を受けて、気持ちが揺れる。

それにそもそも男ならいろんな女を抱きたいだろう。

結局はそこである。

いろんな女性を抱いて、喘ぐ表情と声を堪能し、この瞬間を楽しみたい。

性欲による快楽は「一時的で小さなもの」に過ぎず、その裏にははるかに大きな苦しみや問題が潜んでいることが分かっていても、それでも抱きたいから厄介なのだ。

妻以外の女性と関係を持つことを選択してしまう男性が生まれてくるのは男の性（サガ）なのかもしれない。