この記事はこれからの僕の経験をふまえ、追記や修正をする場合がございます。また、追記や販売状況によって、価格変更する場合がございますので、よろしくお願いします。
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リビングの空気って、静かすぎると逆にうるさいんですよ。冷蔵庫のモーター音、時計の秒針、外から聞こえる子どもの笑い声。それらが全部、「お前んち、会話ねぇな」って言ってくる気がする。
僕はオットモン。結婚8年目の、どこにでもいそうな中年夫です。でもある時から、妻と全く会話がなくなってしまった。
あいさつゼロ、名前を呼ばれることもゼロ、業務連絡すらゼロ。言い換えれば、そこに妻はいるのに、存在の温度が無になる感じです。
最初は「まあそのうち戻るだろう」なんて思ってました。でも一週間、二週間・・・と過ぎるうちに、僕の中に芽生えたのは確信でした。
「あ、これ・・・夫婦としての会話生命が終わりに向かってるやつだ」と。
この記事は、そんな僕のしくじりロードを全部さらけ出したものです。
ただし、「オットモン、かわいそう」だけで終わらせる気はありません。あなたにはこうなってほしくないからこそ、読んでもらいたいのです。
読んで得られることは3つ。
- 妻の態度が変わったとき、それが「愛情の消滅」ではなく母モードの副作用だと分かる
- 出産後に関係が冷え込む地雷ポイントを事前に回避できる
- 万が一、会話ゼロまで落ち込んでも、回復に向けた現実的なアクションが分かる
特に、今こんなことを感じているあなたは要注意です。
- 妻の笑顔を最近見ていない
- 業務連絡しかしない日が続いている
- スキンシップ?もう都市伝説レベル
僕の場合、この「業務連絡しかしない」が「業務連絡すらしない」に進化(いや、退化)しました。人生のどん底です。
そして気づけば、家の中にいるのに、夫婦が別の世界で暮らしているみたいな生活に。
食器を洗ってても、風呂に入ってても、妙な孤独がつきまとうんです。・・・これ、本当にメンタルにきます。
だからこそ、今のうちに知ってほしい。夫婦関係は一瞬で崩れはしないけど、ある日突然「もう戻らないかも…」ってところまで行ってしまう。僕はそこから這い上がるのに、時間も、体力も、心も削りました。
削りすぎました・・・・。
この先は、僕がどうやってその地獄に落ちたのか、そしてどう足掻いたのかを、笑いと反省をまぜて語っていきます。
「やべ、これうちも近いぞ」と思ったら、その時点でこの記事は役に立つはずです。
では、物語の始まりです。
第1章:あの頃はまるで「無敵夫婦」だった
今思えば、僕と妻の関係は、最初から順調すぎたのかもしれません。いや、これは自慢ではなく、むしろフラグです。
当時の僕は、「夫婦関係なんて、一度うまくいけばそのまま安泰」と信じ込んでいました。
今の僕からすれば「ほんと!ばかよね~」とツッコミたくなります。
結婚前のオットモン
結婚前の僕は、仕事が終わればジム直行。筋トレ歴10年以上、週4回のルーティンは鉄壁。筋トレって、単なる趣味じゃなくて、日々の生活のエンジンなんです。嫌なことがあっても、ベンチプレスを一発キメれば「あれ、何が嫌だったんだっけ?」と脳がリセットされる。恋愛も仕事も、全部この鉄と汗で支えられていました。
ありがたいことに、妻はこの趣味を理解してくれていました。
僕が「今日も筋トレの日だから会うの遅くなる」と言っても、「じゃあその間にドラマ見て待ってるね」と笑ってくれる。
無理に合わせようともせず、お互いの時間を尊重するスタイル。
デートも「今日はどこに行く?」より、「今日何食べる?」の方が大事。焼き鳥屋でビールを片手にくだらない話をして、酔った勢いで「将来は海辺に住もうぜ」なんて夢を語ったこともありました。
そういう時間が、当たり前にずっと続くと思っていたのです。
結婚しても続いた幸せ
交際2年を経て結婚。不思議なことに、結婚しても恋人気分は抜けませんでした。
僕は趣味を続け、妻も友達と遊んだり、夜は一緒にテレビを見て笑う。休みの日は近所のカフェ巡りやスーパーでの食材探しが小さなイベント。
「おかえり」と笑顔で迎えてくれる妻がいて、僕も「ただいま」と自然に笑える。
夜はソファで並んでYouTubeを見ながら、気づけば手をつないでいた。そのくらい、日常につながりがあったんです。
僕はこの日常を定常運転だと思っていました。努力しなくても続く、永遠のハネムーン。
「結婚生活は工夫が必要」なんて忠告も、どこか他人事でした。
だって、僕たちは特別なカップルだと思っていたから。
しかし、このときの僕は、重大な事実を知らなかった。
夫婦関係は生き物だ。放置すれば、変わる。枯れる。
そんな当たり前のことに気づかず、「何も変わらない」という前提で未来を描いていたのです。
この慢心が、後にしくじりオットモンを生み出す最大の燃料になったことを、当時の僕はまだ知りませんでした。
第2章:天使の誕生と、静かに忍び寄る母モードの影
結婚から1年、我が家に天使が舞い降りました。それはもう、泣き声さえも愛しい存在。小さな手、小さな足、ミルクの匂い・・・「これが幸せの最上級か」と思いました。
出産後の妻も、疲れてはいるけれど、我が子を抱く姿は女神のよう。「これからは3人で幸せにやっていこう」このとき僕は、心の底からそう信じていました。
しかし、この天使の誕生は、同時に妻をあるモードへと切り替えるスイッチでもあることを理解していませんでした。