無断複製(パクリ)記事の対応について
Tips運営事務局【公式】
いつもご利用ありがとうございます、Tipsを運営する株式会社オリノスの代表取締役の村橋です。
ご利用者様の増加に伴い、後を絶たないのが無断複製、いわゆる他人のコンテンツをパクった記事の販売です。
担当者も私も無断複製の多さと発覚後の対応にウンザリしているので、今回は汚い言葉づかい等ご容赦願います。この記事に対するご意見やクレーム等ありましたら私個人宛にお願いいたします。
人のコンテンツをパクるような人はお客様でも何でもないただの犯罪者ですし、私が個人的に人の褌で相撲を取るような人が大嫌いなので、これまで通り今後も厳しめに対処いたします。
この記事、拡散して周知したいのでよろしければシェアをお願いいたします。
①無断複製を行った方(パクった方)へ
①-1.無断複製は立派な犯罪です
そもそもパクるなって話です。無断複製は著作権侵害という立派な犯罪です。
犯罪を犯してまでお金を稼ぎたいのであればもっと稼げることがあるのでは?(もちろんそもそも犯罪はダメですが)
無断複製は、犯罪を犯してまでやるメリットありませんよ。
①-2.無断複製を行った際の末路のパターン
これまで多数の無断複製事案が発生してますが、どれかのパターンとなります。
(1)全く記事が売れない
ほとんどがこのパターンになると思います。記事が売れるためには内容はもちろんのことマーケティングや販促活動が重要です。安易に人のコンテンツをパクるような人がそれをできるはずもなく、売れているオリジナルコンテンツの内容を丸パクりしたところでまず売れません。
売れなければ気付かれる可能性は低くなりますが、(2)のパターンで発覚する場合もありますし、そもそも売れなければ犯罪を犯してまでやるメリットがありませんよね?
(2)システムによる自動チェック、審査担当者の記憶、第三者の通告等でバレる
独自のロジックにより新規記事が公開された際には自動でシステムによるチェックを行っています。無断複製疑いをシステムが検知した場合、次に複数の担当者が人的に確認を行います。過去にこれにより文体を大幅に変更して無断複製が行われていたにも関わらず気付けたケースもありました。
また審査担当者が記事審査の際に既視感を感じて調査した結果で発覚したり、同じジャンルの中で購入記事を探してたユーザー様が購入前に気付いたケースもありました。
ですので記事が売れる売れないに関係なく、無断複製が発覚するケースも多くあります。
(3)大量に売れたため購入者からの通告でバレる
このパターンでの発覚も多いです。ユーザー様は同じジャンルの記事を複数購入するケースが多くあるため、以前に購入した記事と同じ内容であれば当然気付いて、権利者か当サイト側に通告されます。売れれば売れる程発覚する可能性が高くなります。
無断複製記事が販売されている場合、購入者か権利者に返金するために売上金の全額没収(売上が振込済であれば返納が発生)を行います。
更に売上が上がっているため、権利者からの法的措置を取られる可能性が高いです。
(4)少量だけ売れ、奇跡的に(2)をかいくぐりバレない
このパターンはこちらも気付けていないため実際に発生しているかどうかは不明ですが、これで発覚していないとしても得れる儲けは僅かです。しかも公開している限りはいつか発覚する可能性があります。
(4)のみがバレずに少量の儲けを得れますが、他は売れないかバレるかであり(3)の場合には権利者に個人情報を開示され法的措置による賠償責任を追う可能性があります。
あなたは僅かな儲けの可能性にかけて法的措置のリスクがある犯罪行為を行うのですか?
①-3.指摘されたら素直に認めて謝罪しましょう
もうパクってしまった後であれば、それがバレて指摘された際に素直に認めて権利者の方に誠心誠意謝罪をしましょう。
パクったことが明白にも関わらず、指摘された際にまずは否定する人のまあ多いこと多いこと。それ権利者の方も運営事務局側も怒らせるので一番の悪手です。
運営事務局では、権利者と名乗る方から当該記事に無断複製の指摘があった際、まずは複数の担当者やサイト運営責任者(状況によっては顧問弁護士も)にて事実確認を行います。それにより例えば『類似点はあるが無断複製とまではいかない』というようなケースの場合には、指摘した方にその旨を伝え、当該ライターには連絡をせずに対応を終了しています。
2記事のどちらかが無断複製を行ったことが明白というケースの場合には、権利者と名乗る方に「無断複製と判断した根拠」「自分が権利者という証拠」等を求めます。これは指摘をしてきた方が無断複製を行っていて権利者の方を無断複製と指摘してきたというケースが過去にあったためです。
権利者と名乗る方から提示された根拠や証拠により、無断複製が行われたのが当該記事の方と判断した場合に限り、当該ライターに連絡を行います。
ですのであなたに運営事務局から連絡が来ている時点で、あなたが無断申請を行っている根拠や証拠までを持っている状態なのです。
パクりを認めず適当な言い訳しとけばごまかせると思っているかもしれませんが、こちらは無断複製疑いが発生してから、前述のとおり権利者の方+担当複数名+サイト運用責任者+顧問弁護士が動いて調査/判断しています。
安易に人のコンテンツをパクって売ろうなんてする浅はかなあなたがごまかせる状況では既にないということをご理解ください。
そしてこちらはあなたが無断複製を行ったばかりに、余計な人件費をかけさせられていますので、絶対に曖昧なままで終わらせることはいたしません。
ちなみに執筆時の2023年6月時点、無断複製疑いをこちらから指摘したケースで、最終的に罪を認めた確率は今のところ100%です。最後はどうせ認めることになるのでお互いの時間の無駄を省くためにも最初から認めましょう。
①-4.パクった人がよくする発言一覧(みんな同じような発言するのでウンザリ)
「外部委託したので自分はわからない」
たぶん「こうすれば責任逃れできる。俺頭良い!」とでも思ったんでしょうが、これバカがよくする言い訳の第1位です。
法人でもない、頻繁に新作記事をアップしてかつ売れているわけでもない個人が、記事作成をわざわざ外部委託するわけがありません。
もしそれが本当であればライターは無断複製をやらかした委託先のとばっちりを受けた被害者なはずです。にも関わらず何故か委託先をこちらに突き出すことをしないし委託したという決定的な証拠も提示しません。そりゃそうでしょ委託先なんて存在しないのですから。
「同じジャンルだからたまたま似たような感じになったのでは?」
長文が全く同じだったり、データとして同じ画像が複数枚あって誰が見てもどちらかがパクったことは明白にも関わらずこの発言をしている時点でもう黒確定と判断できます。
考えればすぐにわかることですが、もし自分が作成したオリジナル記事にパクり指摘が入りその相手の記事が全く同じ内容だったとしたら「パクってる分際でこっちがパクっただと!?」と怒るのが普通です。「似てるだけでは?」なんて呑気な反応になるわけがないのです。
「こっちが権利者であっちがパクってる!」
前述のとおり、自分が権利者であればこの反応が正しいのですが、パクっている状況でこれをやるのは一番ダメです。穏便に謝罪くらいで済まそうと考えていた権利者も怒らせることになります。
これをやっちゃった人が過去いましたが当然のごとく権利者の方は激怒され「金はいくら使っても良いから徹底的にやる!」と法的措置を踏まえた開示請求をされました。そしたらそれにビビったパクり犯が一転罪を認め平謝りしましたがもう後の祭り。権利者の方はそのまま開示請求→内容証明の送付までされましたが、そこでパクり犯が泣きついてきて和解の申し出がありました。権利者の方はそれを突っぱねて法的措置までされたかったようですが弁護士の説得もあり最終的には和解に応じました。しかしその和解金の額は売れなかった無断複製の罪にしては高額なものとなりました。
「利用者に対してこちらの言い分も聞かずいきなりパクりと決めつけるのはひどいだろ!」
この反応も多いです。とりあえずこちらは客だから強気で行けばひるむだろうという浅はかな考えからの反応なのでしょう。でもこれもやめた方が賢明です。前述のように無断複製を指摘している時点である程度の根拠と証拠がある状況です。
そして無断複製を行った時点で客ではなく犯罪者でありむしろこちらに損失を与えている害悪な存在です。そういった状況でこういうことを言われれば担当者も人間ですので「権利者の方に最大限協力して絶対に追い詰めてやる!」という気持ちになってしまいます。
繰り返しますが、無断複製の指摘が入った時点で、素直に罪を認めて謝罪をすることしかあなたに選択肢は残されていないということをご理解願います。
②無断複製をされた方(パクられた方)へ
ご自身のコンテンツ内容をパクられたことに気付かれた場合には、まずはお問い合わせフォームよりその旨のご連絡をお願いいたします。
その際、可能な限り詳細な情報をいただけると調査がしやすいためご協力をお願いいたします。
・対象の2記事(パクリ元と先)の情報
・無断複製を行われたと判断した根拠
・自身の方が権利者という証拠
権利者の方のコンテンツがTipsではなく他プラットフォームにある場合等でこちらが内容を確認できないような状況でしたら該当部分だけでもスクリーンショットをお願いいたします。
例えばご自身の記事をパクったTips記事の購入者からの報告で知ったが、有料部分が確認できず真偽が不明という場合には、こちらにお問い合わせいただければTips記事の内容はこちらで確認いたしますので、ご自身で購入される必要はございません。既に確認のために購入されてしまった場合にはその旨をご連絡いただければ購入キャンセルいたします。
権利者の方より無断複製のご指摘があった際、こちらから詳細を確認した後にご返信がないケースが多いです。こちらは無断複製が事実であれば当然対処をしたいのですが「私の記事をパクってます!」的な情報だけでは調査も無断複製の確定もできませんので、可能な限りのご協力をお願いいたします。
③無断複製された場合の発信者情報開示について
無断複製が明白の場合、法的措置に必要等の理由で権利者からのご請求があれば、プロバイダ責任制限法に基づきTipsに登録されている個人情報を開示いたします。
無断複製をされた権利者の方で発信者情報開示を請求された方は、専用の書式を送付いたしますので、その旨をご要望願います。
④法的措置の際のサポート対応も予定
無断複製をされた場合において、権利者の方が法的措置まで行われる場合には以下のような手順になるかと存じます。
[1]弊社に発信者情報開示請求
[2]([1]で特定できなければ)プロバイダに発信者情報開示請求
[3]相手方に内容証明送付
[4]相手方が内容証明の条件を拒否、もしくは無視した場合に法的措置
この場合の[3]内容証明は弁護士に依頼せずに自身で送付することも可能です。しかし初めての場合にはどういう内容にすれば良いかわからないでしょうし、弁護士名義で内容証明を送った方が相手にも本気度が伝わり効果が高いです。しかし弁護士に作成&送付を依頼するとだいたい3万円~5万円ほどの費用がかかります。
そこで内容証明の作成+弁護士名義での送付の費用負担を弊社で行うサービスをできないか検討中です。
まだ顧問弁護士と調整中ですが、それが実現できれば内容証明料金の実費(枚数によって1.200~3,000円程)だけの負担で弁護士作成&弁護士名義の内容証明を送付可能となります。
更に最終的に法的措置を行う場合には弁護士の紹介も可能です。
これらのサービスを提供することで「Tipsでパクリがバレたらめんどくさい」と無断複製を行うことへの牽制に繋がればと考えています。
⑤AI画像作成の有料記事について
今Tipsで公開される記事で増えているジャンルが、『AI画像作成(特に女性)』に関する記事です。
そしてこのジャンルでも無断複製が横行しています。
無断複製とまではいかなくても同じような内容の有料記事が乱立しており、飽和状態です。
おそらくはAI画像作成Tipsを購入し、やり方がわかれば簡単にクオリティの高い画像が生成できるため自分が凄いスキルを手に入れたかのような勘違いをし、そのノウハウを売ろうと思うのかもしれませんが、あなたが簡単にできることは他の人も簡単にできますし、あなたが思い付くことは他の人も思い付きます。
絶対に自分しか思い付かないようなユニークなアイデアやノウハウがあるならまだしも、購入したTipsに毛が生えたような内容やリライトしただけの内容で有料記事を販売するのは止めた方が賢明かと存じます。実際、AI画像作成関連の記事で売れているのはごく一部です。
ましてや他人の記事内容を無断複製して販売するのは絶対にやめましょう。
あとがき
おそらく無断複製を行っている人は、極悪人というわけではなくちょっとした出来心でやってしまったというパターンがほとんどかと推測します。
しかし、無断複製をされた権利者の方からすると自分がゼロから時間をかけて作成したコンテンツを簡単に複製して売られているわけなので憤慨して当然です。ましてや指摘後に無断複製を否定までされれば罪のない権利者の方に更にストレスを与えることになりますので二次加害を行っているのと同じです。
自分に嘘は付けません。無断複製に限らずですが罪を犯してそれがバレてしまったのであれば素直に認めて謝罪をしましょう。
無断複製を行った時点でTipsのアカウント利用停止は避けられませんが、罪をすぐに認め反省の意を感じ取れれば権利者の方には穏便に済ますよう持ちかけますので。