どうも。習慣化コーチのTKです。
前回、目標達成の話をしていました。
「目標!」と聞くと、なんだか身構えてしまう…自分の過去を思い出してしまう…
成功体験のある方はガシガシ進めていけますが、
多くの人はおっくうになっちゃいますよね。
そこで前回最後に「目標達成は辛くないんだよ。楽しめるんだよ」
というお話をしました。
そして今日は見習うべき先輩のお話。そう、タイトルの子どものお話です。
ここでの子どもは3歳児くらいをイメージしてもらえればと思います。
丁度私の娘がそのくらい。意外と師は近くに居るものです。
その前に、最近自分が読んだ本の中で為末大さんの「熟達論」という本がありました。
技術の習得、スポーツでも将棋でも、武道でも、
確立されたジャンルを極めようと学びの道に入ったら
おおよそ5つの道程を通るんだよ。ということがまとめられていました。
簡単にいうと、遊び→型→観察→中心→空(ゾーン)
全ては話せませんが、物事の習熟の過程の一番初めは遊びから。というお話です。
話を「目標」に戻しますが、なぜ人は「目標」を達成したがるのか?
それはその目標を達成して得られる結果を求めているからです。
山登りに例えると、「山頂から見える景色」が見たい!
だから、山を登り始める訳ですが、景色が見たい人が思うことは、
「こんなに道中辛いとは思っていなかった…じゃあ登るのやっぱやめよう。」
です。
思い当たる人は多いんじゃないでしょうか?
この人が見落としているものは何でしょう。
〇山頂に到達できる装備が足りていなかった?
〇道しるべが書いた地図が間違っていた?
それもあると思いますが、先ずふもとのスタート地点で意識すべきことは
「山頂の景色」ではなく、「目の前に広がる新鮮な世界。」
「この先どうなっているんだろう!」というワクワク感です。
この遊び心ともいう、好奇心・道中楽しむ心が無いと、山登りは辛く険しい道に
なりますので、登頂は困難になるでしょう。
だから、ここで言いたいことは、「立てた目標は一度忘れましょう。」
そして、「目の前のことにもっと集中しましょう。」です。
先を急がない。目標を追わない。今日やるべきことに没頭する。
それは自分の力量に対して易しいのか難しいのか。
子どもはそこまで自分で言語化出来ている訳ではありませんが、
一生懸命に目の前の遊びに取り組みます。
それこそ時間を忘れて。そして出来ないと苛立ち、挙句泣きわめきます。
そこまで集中、没頭できるというのも一つの能力だと思いますが、
この時、何を考えているでしょうか?
いや、何も考えていないのです。
好奇心の赴くままに作業に没頭。積み木を積む。絵を描く。レゴを組み立てる
出来たら喜ぶ。出来なかったら悲しむ。ただそれだけ。
そうやって先ずは自分が始めたことが出来たという喜びからスタートする。
これが目標達成の出発点だと思います。
そう、達成した先を考えるのが皆早すぎるのです。
すこし長くなってしまいましたので今回はこのへんにて。
明日も良き日になりますように^^