まだまだ不可思議なイメージが強い「占い」。その場限りで楽しむこともできれば、深い悩みを解きほぐし人生を一変させることもある。占いの言葉の広さと深さ。最近ではAIに相談したら占い行かなくてもOK!と言う声も聞かれます。確かに対人ではないですから何でも気兼ねなく話せますもんね。自称“夢とリアルの鑑定士”、TAROT BAR toraco 店主 占い師とらこが、占い鑑定の意義や占い結果の活かし方についてつづりました。
この記事の目次
- なぜして占いを受けるのか?迷いと希望のケミストリー
- 事例:DNAが教えてくれた答え「厳しい環境の中、夢を掴んだご相談者S様(40代女性)のお話」
- 人生にマニュアルはない!けど命式には幸せの縮図が現れる
- 敢えて占い師に鑑定してもらうメリット
- 考えられるデメリット
- 占い鑑定は「化学反応」
- 占い師の“人となり”も大切なポイント
- 占いを生活に活かす秘訣
- 【追記:星データ】S様の持っていた星とその意味
なぜして占いを受けるのか?迷いと希望のケミストリー

私が主占術としている算命学の起源は何千年も昔、過酷な生活を強いられていた中国の人々が、全く向上しない暮らしを改善し、禍から身を守り、安心して生きていくにはどうすればいいのかと、長い年月をかけ編み出した叡智の結晶。世の中が平和な時代には、より大きな夢と可能性を求めるツールとなり、特に2,000年代にエンターテイメント的な占いブームもありましたね。最近の俗語で、人と人との相性の良さを「ケミる(ケミストリー=化学反応)と表現しているのを見聞きし、時代や表現が変わっても本質に感じるものは普遍のですね。いつの時代も人には、成長変化を求める本能があるのだと思います。
事例 “DNA”が教えてくれた答え

『厳しい環境の中、アイデアで夢を掴んだご相談者S様(40代女性)のお話』
あるお客様のお話をしたいと思います。その方はコロナ禍で勤めていた会社からは解雇されてしまいました。次の仕事も見つからず手に職も無く、頼るあてもない不安な日々を送る中で、体調も思わしくありませんでした。状況を改善すべく何度か鑑定を利用する中で、天職・適職・使命・タイミング・持って生まれた気量・使うべき才能・何度も表れる同じキーワード・本当の望みなどを示した鑑定の結果、彼女はずっと秘めていた、秘め過ぎて忘れていた夢を思い出し、小さなお花屋さんを始めました。本当に小さな荷台での移動式の花屋です。このご時世に花なんて…生活できるわけがない、そんな声がほとんどだったそうです。誰も応援なんてしてくれないそんな中・・・