【節税】やってきた節税策を具体的に紹介!新NISA、ふるさと納税、青色申告など必ずやるすべき節税について解説!
小金持ち父さん
「会社員でも節税ってできるの?」
「忙しくて節税まで手が回らない…」
「どうせ大した効果はないんでしょ?」
と思っている方も多いと思います。
でも実際、正しい節税の方法を知っているかどうかで、数年後の手取りや資産は思った以上に変わってきます。
こんにちは、小金持ち父さんです。30代の会社員で、5年で資産5,000万円を達成し、40歳でのサイドFIREを目指しています。5歳の息子と0歳の娘を育てながら、本業・副業(デジタルマーケティングのコンサル)・ほったらかし投資を組み合わせています。
投資で資産を増やすのはもちろん重要ですが、増えた資産から引かれる税金をいかに減らすかも、資産形成のスピードを左右するポイントです。僕は「ほったらかし投資家」として、できるだけ手間をかけずに確実に効果のある節税策を選んできました。
この記事では、僕が実際に実践してきた節税策を10個、具体的にご紹介していきます。新NISA・iDeCoのような王道から、副業をしている方向けの青色申告、さらには資産管理法人といった一歩進んだ節税術まで、実体験を交えながら解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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小金持ち父さん流「ほったらかし節税術」の選定基準
この記事で紹介する節税策は、「忙しい会社員でも無理なく続けられるか」「高い節税効果が期待できるか」「将来の資産形成に直結するか」という視点で厳選したものです。
育児と仕事、副業を抱える身として、手間がかかりすぎたり複雑すぎたりする節税策は現実的ではありません。一度仕組みを作ってしまえばあとは「ほったらかし」でOKなものや、日常の延長でできるものを中心に選びました。
具体的な選定基準は、以下の3つです。
- 手間がかからず「ほったらかし」で効果が続くか:最初の設定さえ済ませれば、毎年自動的に節税効果が続く制度を重視
- 節税効果が明確で、資産形成に直結するか:所得税・住民税の減額、非課税投資など、具体的なメリットが大きいものを選定
- 会社員・共働き家庭でも実践しやすいか:一般的な会社員が利用できる制度や、副業がある場合に活用できる制度に焦点
節税効果を最大化する!小金持ち父さん流「ほったらかし節税術」10選
①新NISA(投資非課税枠)
まず最初に紹介するのは、資産形成の中心であり節税効果も絶大な「新NISA」です。2024年から始まった新NISAは非課税投資枠が大幅に拡充され、「使わない手はない」という制度になりました。
■概要
投資で得た利益(売却益や配当金)が非課税になる制度です。通常、投資利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すればゼロになります。新NISAでは年間360万円、生涯で1,800万円もの投資枠が設けられています。
- 年間投資枠:つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、合計360万円
- 非課税保有期間:無期限化され、長期的な資産形成が可能に
- 投資枠の再利用:売却すれば翌年以降に非課税投資枠が復活
■小金持ち父さんの活用法
新NISAの年間360万円の枠をフル活用し、毎月30万円を積立投資しています。主にS&P500やオルカン(全世界株式インデックスファンド)といった長期的に成長が期待できる商品を選んでいます。楽天証券でクレカ積立を活用すればポイントも貯まるのでお得です。
例えば年間100万円の利益が出た場合、本来20万円かかる税金がゼロになります。複利で運用すれば、数年後・数十年後の資産は税金が引かれない分、大きく膨らみます。ほったらかしでできる節税術として、まず最初に設定してほしい制度です。
■メリット
✅ 投資で得た利益が全額非課税
✅ 非課税枠が大きく無期限なので、長期的な資産形成に最適
✅ 売却すれば枠が復活し、柔軟な運用が可能
✅ 一度設定すれば自動で積立投資できる
■デメリット
❌ 元本割れのリスクがある
❌ 損益通算ができない(他の口座の損失と相殺できない)
■こんな人におすすめ
- これから資産形成を始めたい初心者
- 老後資金や教育資金など長期的な資産形成を考えている共働き夫婦
- 忙しいけど手間なく賢くお金を増やしたい会社員
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 投資利益(売却益・配当金)が非課税 |
| 対象 | 18歳以上の日本居住者 |
| 難易度 | ★☆☆(低、証券口座開設と積立設定のみ) |
| 必要工数 | 低 |
②iDeCo(確定拠出年金)
NISAと並ぶ「資産形成の二枚看板」が「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です。NISAが「運用益非課税」なのに対し、iDeCoは「掛金が全額所得控除」になるのが最大の特徴です。
■概要
自分で掛金を拠出し、自分で選んだ金融商品で運用し、原則60歳以降に受け取る私的年金制度です。掛金が全額所得控除になるため、所得税・住民税が軽減されます。
- 掛金が全額所得控除:支払った掛金が所得から差し引かれ、所得税・住民税が安くなる
- 運用益が非課税:NISAと同様、運用で得た利益に税金がかからない
- 受け取り時も優遇:退職所得控除や公的年金等控除の対象となり、受け取り時にも税制優遇が受けられる
■小金持ち父さんの活用法
毎月の上限額(会社員の場合2.3万円)をiDeCoに拠出しています。S&P500やオルカンをメインに「ほったらかし」運用です。
例えば年収500万円の会社員が毎月2.3万円(年間27.6万円)をiDeCoに拠出すると、所得税・住民税合わせて年間約4万〜5.5万円の節税になります(所得税率10%・住民税率10%の場合)。年間27万円積み立てながら、4万円以上手取りが増えるのはかなりお得です。
60歳まで引き出せないという制約はありますが、逆に言えば強制的に老後資金を貯められるメリットでもあります。
■メリット
✅ 拠出した掛金が全額所得控除になり、所得税・住民税が安くなる
✅ 運用益が非課税
✅ 受け取り時にも税制優遇がある
✅ 強制的に老後資金を形成できる
■デメリット
❌ 原則60歳まで引き出せない
❌ 口座管理手数料がかかる
❌ 元本割れのリスクがある
■こんな人におすすめ
- 老後資金を確実に形成したい会社員
- 所得税・住民税を節税したい人
- NISAと併用してさらに節税効果を高めたい共働き夫婦
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 掛金が全額所得控除、運用益非課税、受け取り時も優遇 |
| 対象 | 20歳以上65歳未満の日本居住者 |
| 難易度 | ★★☆(中、金融機関選択と商品選定が必要) |
| 必要工数 | 低 |
③新NISAを活用した教育資金準備
ジュニアNISAは2023年末で制度が終了しましたが、制度期間中は積極的に活用し、子どもの教育資金準備に役立ててきました。現在は新NISAの枠を教育資金として活用しています。
■小金持ち父さんの活用法
子どもの大学資金や留学費用を目標に、S&P500やオルカンを積立てきました。制度終了後は、夫婦それぞれの新NISAのつみたて投資枠や成長投資枠の一部を教育資金として位置づけて運用しています。
夫婦で年間720万円(360万円×2人)の投資枠があるうち、将来の教育費を見越して毎月一定額を積み立てていくイメージです。生涯非課税枠を夫婦で活用すれば、かなりまとまった資金を非課税で準備できます。
■メリット
✅ 夫婦のNISA口座で年間720万円・生涯3,600万円の非課税枠を活用できる
✅ 運用益が非課税で教育資金の準備を効率化できる
✅ 柔軟に資金を管理でき、必要に応じて払い出しが可能
■デメリット
❌ 親のNISA枠を使うため、老後資金などの枠を圧迫する可能性がある
❌ 元本割れのリスクがある
■こんな人におすすめ
- 子どもの教育資金を賢く準備したい共働き夫婦
- 親の老後資金と並行して、教育資金も計画的に準備したい人
基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 投資利益が非課税(新NISA利用) |
| 対象 | 子どもの教育資金を準備したい保護者 |
| 難易度 | ★☆☆(低、NISA口座開設と積立設定のみ) |
| 必要工数 | 低 |
④ふるさと納税
「実質2,000円の負担で返礼品がもらえる」というフレーズでお馴染みのふるさと納税。節税効果がありながら生活も豊かになる、子育て世代には特におすすめの制度です。
■概要
自分が選んだ自治体に寄付をすることで、寄付金のうち2,000円を超える部分が所得税からの還付と住民税からの控除という形で税金が安くなる制度です。寄付額に応じて、その自治体の特産品が返礼品として届きます。
- 実質2,000円の自己負担:控除上限額内であれば2,000円の負担で好きな返礼品をもらえる
- ワンストップ特例制度:年間5自治体までなら確定申告が不要で、書類を送るだけで手続き完了
- 地域の活性化に貢献:自分の意思で応援したい自治体を選べる
■小金持ち父さんの活用法
毎年、控除上限額ギリギリまで活用しています。家族の食卓を豊かにするお肉や魚介類、日用品、さらには日帰り温泉のチケットなど、その年の欲しいものを家族で相談して選ぶのが恒例行事になっています。返礼品が届くのも楽しみの一つで、家計の助けにもなります。
特に助かっているのが「ワンストップ特例制度」です。年間5自治体までの寄付であれば確定申告が不要で、書類を送るだけで完了します。忙しい共働き家庭にはこの手軽さが本当にありがたいです。
■メリット
✅ 実質2,000円の負担で豪華な返礼品がもらえる
✅ 所得税・住民税が安くなる
✅ ワンストップ特例制度で会社員も手軽に利用できる
■デメリット
❌ 控除上限額がある(年収や家族構成によって異なる)
❌ 寄付時に一時的な自己負担がある(後から税金が還付・控除される)
❌ 6自治体以上寄付する場合は確定申告が必要
■こんな人におすすめ
- 手軽に節税効果を実感したい会社員
- 地域の特産品をもらいながら家計を助けたい共働き夫婦
- 確定申告の手間を避けたい人(ワンストップ特例)
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 寄付金から2,000円を除いた全額が所得税・住民税から控除 |
| 対象 | 所得のある日本居住者 |
| 難易度 | ★☆☆(低、サイトで選んで寄付、ワンストップ特例活用) |
| 必要工数 | 低〜中(寄付額や自治体数による) |
⑤医療費控除
予期せぬ病気や怪我などで高額な医療費がかかった年に活用できる制度です。子育て中は子どもの通院や入院など、医療費が思いのほかかさむことがあります。
■概要
1月1日から12月31日までの1年間で、自己または生計をともにする家族のために支払った医療費の合計が一定額(一般的に10万円または所得の5%)を超えた場合、その超えた金額を所得から控除できる制度です。
- 生計をともにする親族も対象:家族全員の医療費を合算できる
- 交通費も対象になる場合がある:病院までの公共交通機関の交通費も対象
- セルフメディケーション税制との選択:市販薬の購入費用が対象となる税制と選択適用
■小金持ち父さんの活用法
子育てをしていると、子どもの急な発熱や怪我で病院にかかる機会が少なくありません。家族が通院したときは、医療費控除を意識して領収書を保管しました。
共働き夫婦の場合、医療費を合算してどちらかの所得から控除することで節税効果を最大化できます。我が家では、医療費の領収書は専用のファイルにまとめて保管し、年末に集計するようにしています。
■メリット
✅ 高額な医療費がかかった年に税金が安くなる
✅ 家族全員の医療費を合算できる
■デメリット
❌ 年間10万円(または所得の5%)を超える医療費がないと適用されない
❌ 確定申告が必要
❌ 領収書等の保管と集計の手間がかかる
■こんな人におすすめ
- 家族に医療費が多くかかった年がある人
- 出産や大きな病気、歯列矯正などを経験した人
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 10万円(または所得の5%)を超える医療費が所得から控除 |
| 対象 | 年間一定額以上の医療費を支払った人 |
| 難易度 | ★★★(高、領収書管理と確定申告が必要) |
| 必要工数 | 中〜高 |
⑥住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)
マイホームを購入した会社員にとって、非常に大きな節税効果をもたらす制度です。長期間にわたって所得税・住民税が安くなるため、家計へのインパクトはかなり大きくなります。
■概要
住宅ローンを利用してマイホームを取得・増改築した場合に、一定期間にわたって住宅ローンの年末残高の0.7%(2022年以降入居の場合)が所得税から控除される制度です。所得税で控除しきれない分は、住民税からも一部控除されます。
- 控除額が大きい:住宅ローンの年末残高に応じた控除額は年間で数十万円になる場合もある
- 控除期間が長い:新築住宅等の場合、原則13年間(中古住宅等は10年間)にわたって適用
- 最初の年は確定申告が必須:2年目以降は年末調整で手続きが可能
■小金持ち父さんの活用法
マイホーム購入時に住宅ローン控除を利用し、毎年大きな節税メリットを享受しています。初年度は確定申告が必要ですが、一度手続きを済ませてしまえば2年目以降は年末調整で完結します。まさに「ほったらかし」に近い感覚で節税効果が続いています。
住宅ローン控除があるおかげで、毎月の負担が実質的に軽減され、浮いたお金をNISAやiDeCoに回せています。
■メリット
✅ 住宅ローンの年末残高に応じて、所得税・住民税が大幅に安くなる
✅ 長期間にわたって節税効果が続く
✅ 2年目以降は年末調整で手軽に手続きできる
■デメリット
❌ マイホームの購入と住宅ローンがあることが前提
❌ 初年度は確定申告が必要
❌ 控除額には所得や住宅の要件がある
■こんな人におすすめ
- マイホームを住宅ローンで購入した会社員
- 住宅購入を検討している夫婦
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 住宅ローン年末残高の0.7%が所得税・住民税から控除 |
| 対象 | 住宅ローンを利用してマイホームを取得した人 |
| 難易度 | ★★☆(中、初年度の確定申告が必要) |
| 必要工数 | 低〜中 |
⑦青色申告(副業所得がある場合)
会社員として副業をしている方、特に事業所得がある方には「青色申告」が非常に強力な節税術になります。白色申告と比べて大きなメリットがあります。
■概要
事業所得や不動産所得などがある個人事業主が、税務署に「青色申告承認申請書」を提出し複式簿記で記帳することで、さまざまな税制優遇を受けられる制度です。
- 青色申告特別控除:最大65万円(e-Taxによる電子申告または電子帳簿保存の場合)の所得控除
- 赤字の繰越控除:事業で赤字が出た場合、翌年以降3年間繰り越して将来の所得と相殺できる
- 専従者給与:配偶者や親族に支払った給与を経費にできる
- 減価償却の特例:30万円未満の少額減価償却資産を一括で経費にできる
■小金持ち父さんの活用法
デジタルマーケティングのコンサル副業から得た収入は、事業所得として青色申告しています。最大のメリットは「青色申告特別控除65万円」で、副業の所得が100万円の場合、65万円控除されると所得は35万円として計算されるため節税効果は絶大です。
最初は「複式簿記って難しそう…」と感じましたが、クラウド会計ソフトを使えば思ったよりも簡単に記帳できます。口座やクレジットカードと連携させれば自動仕訳もしてくれるので、かなりほったらかし感覚で対応できます。副業でサイドFIREを目指すなら、青色申告は必須の節税術です。
■メリット
✅ 最大65万円の青色申告特別控除が受けられる
✅ 赤字を3年間繰り越せる
✅ その他、事業に関する様々な優遇税制が利用できる
■デメリット
❌ 事前に税務署への申請が必要
❌ 複式簿記による記帳が必要(会計ソフトで軽減可)
❌ 確定申告が必要
■こんな人におすすめ
- 副業で事業所得がある会社員(コンサル・プログラミング・ライティングなど)
- 将来的に独立も視野に入れている人
- 副業の売上が大きく、税金負担を減らしたい人
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 青色申告特別控除(最大65万円)、赤字繰越など |
| 対象 | 事業所得がある個人事業主(副業含む) |
| 難易度 | ★★★★(高、簿記の知識と確定申告が必要) |
| 必要工数 | 中〜高 |
⑧小規模企業共済
青色申告をしている方や副業を本格化している方には、「小規模企業共済」もおすすめです。iDeCoと似た所得控除のメリットがあります。
■概要
個人事業主や法人役員のための退職金制度です。掛金を積み立てることで、iDeCoと同様に掛金全額が所得控除の対象となり、所得税・住民税が軽減されます。
- 掛金が全額所得控除:年間最大84万円(月額7万円)まで所得控除の対象
- 貯蓄性がある:支払った掛金は廃業時や引退時に共済金として受け取れる
- 貸付制度:加入者は事業資金の貸付制度も利用できる
■小金持ち父さんの活用法
副業の規模が大きくなってきた段階で小規模企業共済への加入を検討し、現在は活用しています。iDeCoと合わせてさらに所得控除を増やすことで、給与所得と副業所得の両方の税負担を軽減できます。
一度設定してしまえば毎月自動で引き落とされるので、「ほったらかし」でOK。将来の退職金代わりにもなるので、サイドFIRE後の生活資金の柱の一つとしても期待しています。
■メリット
✅ 掛金が全額所得控除になり、所得税・住民税が安くなる
✅ 個人事業主・法人役員の退職金準備に最適
✅ 貸付制度が利用できる
■デメリット
❌ 解約時期が早いと元本割れする可能性がある
❌ 加入できるのは個人事業主または法人役員に限られる
■こんな人におすすめ
- 副業を本格化している個人事業主の会社員
- 将来の退職金・引退後の資金を準備したい人
- iDeCoと合わせてさらに所得控除を増やしたい人
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 掛金が全額所得控除 |
| 対象 | 個人事業主、法人の役員など |
| 難易度 | ★★★(中、加入要件と手続きがある) |
| 必要工数 | 低 |
⑨資産管理法人(本格的なサイドFIRE・富裕層向け)
「会社員には関係ない話では?」と思うかもしれませんが、サイドFIREを目指し資産が数千万〜億単位になってくると、「資産管理法人」の設立も選択肢に入ってきます。僕も40歳サイドFIREを目指す上で、現在真剣に検討している段階です。
■概要
株式や不動産などの資産を保有・運用することを主な目的として設立する法人です。個人で資産を運用するよりも税制面で有利になる場合があります。
- 所得税率と法人税率の違い:個人の所得税率は最高45%(住民税と合わせると約55%)なのに対し、法人税率は中小企業の場合、所得800万円以下の部分は約15%と低い
- 経費の範囲が広い:個人では経費にできないさまざまな費用を経費にできる可能性がある
- 損益通算の範囲が広い:法人では事業年度内の損益通算の範囲が広い
■小金持ち父さんが検討する理由
NISAやiDeCoで非課税枠をフル活用し、特定口座での投資益も増えてくると、約20%の税金も無視できない金額になってきます。また副業所得がさらに大きくなった場合、個人の所得税率が上がっていくため、法人化による節税メリットが大きくなると考えています。
ただし、法人の設立・維持にはコストや手間もかかります。税理士との相談は必須で、ある程度の資産規模や収入がないとメリットよりデメリットが大きくなる可能性があります。計画的な準備と専門知識が必要な、一歩進んだ節税術です。
■メリット
✅ 所得税率よりも法人税率が低い場合、大きな節税効果が期待できる
✅ 経費にできる範囲が広がる
✅ 損益通算の範囲が広がる
✅ 相続対策にもなる場合がある
■デメリット
❌ 法人設立・維持に費用と手間がかかる
❌ 会計処理が複雑になり税理士報酬が発生する
❌ 赤字でも最低限の法人住民税がかかる
■こんな人におすすめ
- 資産が数千万〜億単位になり、投資収入や副業収入が大きくなってきた会社員
- 将来的に本格的なサイドFIREを計画しており、資産運用を主体とする人
- 税理士と相談しながら専門的な節税対策をしたい人
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 法人税率と個人所得税率の差を利用、経費計上範囲拡大など |
| 対象 | 資産規模が大きく高所得層の個人事業主・会社員 |
| 難易度 | ★★★★★(極高、専門知識とコストが必要) |
| 必要工数 | 高 |
⑩特定支出控除(会社員向け、利用ハードルは高いが知っておくべき制度)
最後に、会社員が利用できるものの、少しハードルが高い「特定支出控除」をご紹介します。条件が合えば、会社員でも「経費」に相当する控除を受けられる制度です。
■概要
会社員が仕事で必要と認められる特定の支出(研修費・資格取得費・単身赴任者の帰宅旅費など)を自己負担した場合に、その金額が給与所得控除額の半分を超えた分を所得から控除できる制度です。
- 対象となる支出が限定的:研修費・資格取得費・通勤費・転居費・単身赴任者の帰宅旅費・勤務必要経費(図書費・衣服費・交際費の一部)などが対象
- 給与所得控除額の半分超が必要:特定支出の合計が「給与所得控除額の半分」を超える必要がある
- 会社の証明が必要:「特定支出に関する証明書」を会社に発行してもらう必要がある
■小金持ち父さんの認識
僕自身はまだ利用したことがありませんが、キャリアアップのための高額な資格取得費用や単身赴任中の帰省費用などが発生した場合には、検討の余地があります。
ただし、給与所得控除額の半分を超えるというハードルと、会社への証明書発行依頼の手間を考えると、誰でも手軽に使える節税策とはいえません。「こんな制度もある」と知っておく程度でも十分でしょう。
■メリット
✅ 会社員の自己負担経費を所得控除にできる可能性がある
■デメリット
❌ 控除の対象となる支出が限定的でハードルが高い
❌ 給与所得控除額の半分を超える必要がある
❌ 会社の証明が必要で手間がかかる
❌ 確定申告が必要
■こんな人におすすめ
- 高額な資格取得費用や研修費用を自己負担している会社員
- 単身赴任で帰宅旅費が自己負担になっている会社員
■基本情報
| 項目 | 内容 |
| 節税効果 | 特定支出額が給与所得控除額の半分を超えた分を所得から控除 |
| 対象 | 特定の支出を自己負担した会社員 |
| 難易度 | ★★★★★(極高、要件が厳しく手続きが複雑) |
| 必要工数 | 高 |
賢い節税で資産形成を加速させるコツ
10個の節税策を紹介してきましたが、「結局どれから始めたらいいの?」と迷う方もいると思います。ここでは、実践してきた中で感じた、賢く節税を進めるためのコツをお伝えします。
まずは「ほったらかし」でできる王道から始める
忙しい会社員・子育て中の共働き家庭にとって一番大切なのは「継続できること」です。まずは手間がかからず、一度設定すれば効果が続く王道から始めましょう。
■おすすめの優先順位
- 新NISA:投資での利益が非課税になる。自動積立設定で手間いらず。
- iDeCo:掛金が所得控除になり、将来の年金対策にもなる。自動引き落としで手間いらず。
- ふるさと納税:実質2,000円で返礼品がもらえ、税金も安くなる。ワンストップ特例を使えば確定申告不要。
この3つはほとんどの会社員にとって効果が大きく、管理も比較的簡単です。まずここから始めて、節税のメリットを実感してみてください。
自分に合った節税策を見つける
すべての節税策がすべての人に合うわけではありません。自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせて選ぶことが重要です。
- 副業をしているか:青色申告・小規模企業共済は副業所得がある場合に非常に有効
- マイホームがあるか:住宅ローン控除は大きな節税効果がある
- 家族の状況:子どもの教育費準備(新NISA活用)、医療費が多かった年は医療費控除を検討
- 将来の目標:サイドFIREを目指すならNISA・iDeCoで非課税メリットを最大活用、資産規模が大きくなれば資産管理法人も視野に
情報収集と計画的な実行
税制は毎年改正される可能性があり、個人の状況によって最適な節税策は変わります。常に最新情報をキャッチアップし、計画的に実行することが重要です。
- 税制改正のチェック:特にNISAのような大きな改正があった場合は要チェック
- 年末の節税対策:ふるさと納税やiDeCoの掛金変更など、年内にできる対策は年末までに
- 確定申告の準備:医療費控除や青色申告など確定申告が必要な場合は早めに書類を整理
専門家への相談も視野に入れる
資産管理法人など高度な節税を検討する場合は、税理士などの専門家への相談も有効です。専門家の知見を借りることで、より確実に最適な形で節税を進められます。
よくある質問(FAQ)
Q1:会社員でもこんなに節税できるの?
A:はい、十分にできます。NISAやiDeCo・ふるさと納税などは会社員でも手軽に始められ、大きな節税効果が期待できます。特に共働き夫婦であれば、それぞれが制度を利用することでさらに効果を高められます。
Q2:節税で注意すべきことは?
A:いくつかあります。まず無理のない範囲で始めること。特にiDeCoのように途中で引き出せない制度は、生活防衛資金を確保した上で利用しましょう。
また税制は毎年変わる可能性があるため、常に最新情報をチェックすることも重要です。「節税のためだけの投資」は本末転倒で、投資の目的はあくまで資産形成であり、元本割れのリスクがあることも理解しておきましょう。
Q3:節税はいつから始めるべき?
A:「思い立ったら吉日」で、できるだけ早く始めるのがベストです。特にNISAやiDeCoは、時間を味方につけて運用益を最大化する「複利効果」が非常に大きいため、始めるのが早ければ早いほど有利になります。
まずはハードルの低い新NISAやふるさと納税からでも、今日から始めてみましょう。
まとめ|節税は「家族との時間」を守るための強力な武器
この記事では、5年で資産5,000万円を達成する過程で実践してきた、10個の節税術を紹介しました。新NISA・iDeCo・ふるさと納税といった会社員の王道から、副業向けの青色申告、資産管理法人といった上級者向けまで幅広く解説してきました。
強く感じるのは、節税は単にお金を残すだけでなく、「家族との時間を守り、将来の選択肢を広げる」ための武器になるということです。手取りが増えれば家族旅行に行ったり、子どもの教育に投資したり、将来のサイドFIREへの道筋もぐっと明確になります。
まずは「新NISA」や「ふるさと納税」のワンステップから、今日始めてみてください。小さな行動の積み重ねが、数年後の資産に大きな差を生みます。
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