はじめに
「AI、便利だけど……プロンプト考えるの、めんどくさすぎじゃね?」
そう思ったこと、一度でもありますよね?わかります。私もそうでした。
ChatGPTとかClaudeとか、すごいことはわかってる。けど、思ったような回答を引き出すために、プロンプトを試行錯誤してコネコネする日々。「いや、こっちはAI使って楽したいのに、なんで自分の頭を使わないといけないんだよ…」って。
そんなあなたに伝えたいのが、この本です。
この本では、なるべく自分で考えずに、いい感じのプロンプトを作る方法を3つ紹介しています。しかも全部、AIをフル活用して自動化・時短できるやり方ばかり。
ぶっちゃけ、ちゃんと使いこなせば「え、俺プロンプト作る天才じゃんw」って勘違いするくらいにはうまくいきます。
プロンプト作成に悩んでる人、AI活用をもっと楽にしたい人、時間がないけど成果は出したい人――
そんな人にこそ読んでほしい、“ズルして結果を出す”ための実践書です。
ぜひ本書を活用して、プロンプト迷子から卒業してください。考えなくてOK。AIが全部、考えてくれますから。
第1章:プロンプトがしんどいあなたへ
1-1. そもそもプロンプトって何なの?
「プロンプトってさ、なんなん?」
この本を手に取ってくれた人の中には、そもそも「プロンプト」って言葉すらフワッとしか分かってない人もいると思います。なんかAIに何かをお願いする時に使う“指示文”っぽいやつね、くらいの感覚。
で、間違ってません。ざっくり言うと、プロンプトはAIへのお題・お願い・命令文です。
たとえば、
「明日の天気を教えて」「プレゼン資料の構成を考えて」「中学生にもわかるように経済を説明して」
こんなふうに、AIに何かしてほしいことを言語で投げかける、それがプロンプト。
もうちょっとカッコつけて言うなら「AIの頭の中にある全知識を引き出すための鍵」みたいなものですね。
で、厄介なのがこの“鍵”の形。めっちゃ適当だと開かない。かといって丁寧すぎると逆にズレる。だからこそ、プロンプト作成って一見シンプルで、実はけっこう奥が深いんです。
1-2. 「いい感じの回答」が出るプロンプトの共通点
AIって、こっちの出し方次第でめちゃくちゃ変わるんですよね。
同じ質問でも、言い回しがちょっと違うだけで 「なにこれ神回答じゃん…!」ってなったり、 逆に「いや、そうじゃねぇよ」って脱力するような回答になったり。
たとえば、 ✖「文章うまく書いて」◎「初心者向けに、やさしい口調で、1000文字以内のブログ記事を書いて」
後者のほうが、明らかに“いい感じ”に返ってきやすい。これ、なぜかというと条件が明確だから。
誰に向けたものか(初心者)
どういうトーンか(やさしい口調)
分量は?(1000文字以内)
目的は?(ブログ記事)
つまり、AIに迷わせないってのが超大事。AIは賢いけど、曖昧な指示には曖昧にしか返せません。「自分の脳内のイメージを、ちゃんと言葉にして伝える」これがポイントです。
もちろん、そんなの毎回やってられないですよね。だからこそ、この本で紹介する“楽をするテクニック”が活きてきます。
1-3. 自分で考えるのはもう限界?プロンプト疲れの正体
プロンプト作成って、最初は楽しいんです。「なんか魔法みたい!」「なんでも答えてくれる!」ってワクワクして、どんどん使ってみたくなる。