法人化を視野に起業するものの、事務所を借りるほど資金に余裕がない、ひとり社長だから必要ない、でも個人情報は晒したくないってときに便利なバーチャルオフィス。
だけど、バーチャルオフィスって法人登記できるの?法人の銀行口座開設できるの?、など、心配な面が多いですよね。
そこでここでは、安心して法人登記ができるおすすめのバーチャルオフィスを紹介します。選び方のポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
法人登記向けバーチャルオフィスを選ぶポイント
法人登記向けのバーチャルオフィスを上手に選ぶポイントは、下記の通り3つあります。
業者を信頼できるか
法人登記向けのバーチャルオフィスでもっとも重要なのは、業者の信頼性です。
中には「格安料金でバーチャルオフィスを提供します」といった謳い文句でアピールする業者もいるようですが、悪質な業者が潜んでいる可能性も考えられますので要注意です。
バーチャルオフィスのレンタルサービスを提供する業者の信頼性について見極めるには、業者の公式サイトを閲覧して、企業情報 (会社概要) のページを参照しておくと良いでしょう。
企業概要のページには、社名・所在地・電話番号・設立年月日 (創業年月日)・代表者名 (代表取締役・CEOなど)・業務内容などの情報が掲載されています。
従業員数・資本金・売上高などの情報までくまなくチェックしておくと、事業規模や直近の経営状況について把握することができます。
この他に、加盟団体・免許・許可・取引先企業などの情報が企業概要のページに掲載されているケースもありますので、把握しておくと良いでしょう。
企業概要について所在地と電話番号は最重要項目です。
電話番号が携帯電話番号のみ記載されている場合は要注意、所在地が架空の住所が掲載されていないか、Gopogle地図などのウェブマッピングを活用して調べておくと安心です。
法人登記にかかるサポート
法人登記向けにバーチャルオフィスを利用する場合は、サポート体制にも着目しましょう。法人登記や会社設立に関する手続き代行のみに特化した業者もあれば、法人登記手続きに加えて銀行口座開設サポートや郵便物の転送サービス、貸し会議室の提供・電話転送・受付など、サービス内容が充実している業者もあります。
オプションとしてこれらのサービスが提供されている場合、料金体系についても確認しておくと良いでしょう。
料金が妥当か
バーチャルオフィスを利用する前に、もっと気になるのが料金です。
良さそうな業者が見つかった場合、すぐに申し込みするのではなく、複数社で料金体系について比較しておくと安心です。
しかし、「複数社と比較した結果、もっとも料金が安い業者に決める」といったやり方は、あまりおすすめできません。
複数社と同じサービス内容で比較することによって、業者ごとの費用に格差が生じてきますが、これによって費用の相場を把握することができるようになります。
費用の相場を知っておけば、料金が妥当かどうか判断しやすくなります。
業者によっては初期費用として入会金が必要になる場合もあります。まずは入会金・月額料金をそれぞれ比較してみましょう。
この他に電話転送や貸し会議室などオプションサービスの利用を検討している場合は、オプションの料金体系と具体的なサービス内容について要チェックです。
ちなみに法人化は検討しておらず、副業やネットショップ開業時に個人情報を公開したくない程度の場合は、「個人事業主におすすめのバーチャルオフィス比較!格安はここ」のページをご覧ください。
法人登記におすすめのバーチャルオフィス5社比較
ナレッジソサエティ
信頼性の高いバーチャルオフィスの業者をお探しなら、ぜひナレッジソサエティを利用すると良いでしょう。銀行が所有するビルをバーチャルオフィスとして利用できるため、信頼度がアップすることはもちろん、会社を経営するのに最適なサービスを受けられるのが魅力です。
30人~50人規模でセミナーや研修会が開催できるセミナールームや、動画スタジオ、パウダールームも用意されていて、多目的で利用できます。受付システムも充実しており、突然に来訪にもスムーズに対応できます。オフィスにはスタッフが常駐しているため、セキュリティも万全、ガラス張りの会議室を利用することもできるので、女性の方も安心です。
ナレッジソサエティが提供するバーチャルオフィスのサービスについて、「もっと深く知りたい」「利用について検討したい」という方は、公式サイトから資料をダウンロードしておくと良いでしょう。申し込み後は審査が実施され、最短3日でバーチャルンオフィスのサービスを利用できます。
料金:バーチャルオフィスメンバー
入会金 16,500円(税込) 保証金 30,000円(税込) 月額料金 4,950円(税込)
シェアオフィスメンバー
入会金 33,000円(税込) 保証金 90,000円(税込) 月額料金 32,780円(税込)
レンタルオフィスメンバー
入会金 88,000円(税込) 保証金 120,000円(税込) 月額料金 88,000円(税込)
サービス内容:法人登記 / 電話転送(受信のみ・受発信) / ロッカー (小・中・大) / 電話秘書代行 / 貸し会議室
運営会社:株式会社ナレッジソサエティ
ワンストップビジネスセンター
格安料金の法人登記向けバーチャルオフィスをお探しなら、ぜひワンストップビジネスセンターを選ぶと良いでしょう。
法人登記向けのサービスが充実していて、東京都内では南青山・秋葉原・銀座・麹町・渋谷・銀座などのエリアで契約可能、北海道から九州まで全国30店舗展開中です。いずれも電車や地下鉄の駅からの交通アクセスも良好です。
法人登記の目的での利用はもちろん、営業用・レンタル会議室など、多彩な目的で利用可能です。利用目的や事業規模によってエコノミー・ビジネス・プレミアム・エグゼクティブの4つのプランが用意されているので、ニーズに見合うプランを選択すると良いでしょう。
リーズナブルな料金体系と高品質なサービスの提供がワンストップビジネスセンターならではの強みです。
料金:エコノミープラン 初期費用 10,780円(税込) 月額料金 5,280円(税込)
ビジネスプラン 初期費用 10,780円 月額料金 9,790円(税込)
プレミアムプラン 初期費用 10,780円(税込) 月額料金 16,280円(税込)
サービス内容:法人住所登記 / 郵便転送 / 来客対応 / 電話転送 / FAX転送 / 会議室利用 / 電話秘書代行
運営会社:株式会社ワンストップビジネスセンター
DMMバーチャルオフィス
副業を始めるのに連絡先の住所は一等地にしたい方、法人設立するのに信頼性の高いバーチャルオフィスを利用したい方は、ぜひDMMバーチャルオフィスを選ぶと良いでしょう。
DMMバーチャルオフィスでは、東京都渋谷区・中央区銀座から大阪市北区梅田、福岡市中央区天神まで、駅近の一等地のバーチャルオフィスがあり、もちろん法人登記可能です。
運営企業はDMMグループでおなじみの合同会社DMM.com、DMMバーチャルオフィスのユーザーの満足度は97%です。DMMバーチャルオフィスの会員になると、oVice・タイムズカー・DMMいろいろレンタル・DMM英会話がお得な価格で利用できるなど、付加価値の高い特典が受けられるのも魅力です。
料金:月額料金 990円(税込) ~
※初回のみ 保証金 5,000円(税込) 入会金 5,500円(税込)
※保証金は補填の目的で利用されない限り解約の際に全額返金
サービス内容:法人登記 / 郵便物転送 など
運営会社:合同会社DMM.com
Karigo
起業したい方、新たに副業を始める方、SOHO事業の方、地方を拠点としたい方に最適なのが、Karigoのバーチャルオフィスです。2006年の会社設立当初はわずか1店舗からの展開でしたが、現在では全国55拠点のバーチャルオフィスを展開中で、これまでの利用実績は6万社以上、サービスの良さと信頼性の高さではお墨付きです。
Karigoでは、法人登記向けのプランとしてホワイトプラン・ブループラン・オレンジプランの3種類のプランが提供されています。どのプランも住所貸し・荷物受け取りは基本的なサービスとなっています。ブループランでは電話転送、オレンジプランでは電話代行サービスが付帯されます。
バーチャルオフィスは東京都23区を中心に、北海道・東北・北陸・関東・甲信越・東海・近畿・中国・九州・沖縄・アメリカ、国内外で幅広く展開中です。
料金:ホワイトプラン 入会金5,500円(税込)~ 月額料金 3,300円(税込)~
ブループラン 入会金 7,300円(税込)~ 月額料金 8,300円(税込)~
オレンジプラン 入会金 7,300円(税込)~ 月額料金 10,400円(税込)~サービス内容:法人登記 / 荷物受取り / 転送電話 / 電話代行 / 貸し会議室
運営会社:株式会社Karigo
SERVCORP(サーブコープ)
SERVCORP(サーブコープ)では、バーチャルオフィスからコワーキングスペース・レンタルオフィス・貸し会議室など幅広いサービスが魅力です。
東京都・横浜市・大阪市・名古屋市・福岡市を中心に27拠点、法人設立からテレワークまで多彩な目的で利用できます。
バーチャルオフィスの利用料金は初月1ヶ月間無料、無料期間が終わった後も「最低何ヶ月間の継続利用が必須」といった縛りもありません。6ヶ月間利用継続した場合は通常料金の10%割引、12ヶ月の場合は20%割引される特典もあります。
利用料金をクレジットカード決済にした場合は、保証金は不要となります。
法人登記して長期的に利用したい方はもちろん、短期間で利用したい方にもおすすめです。
SERVCORP(サーブコープ)のバーチャルオフィスのサービス内容が気になる方は、フリーダイヤルやお問い合わせメールフォームからお気軽に相談してみると良いでしょう。
料金:バーチャルオフィスパッケージ 月額料金18,480円(税込) ~
貸し住所パッケージ 月額料金 7,920円(税込)~
電話秘書代行パッケージ 月額料金 10,560円(税込)~
※全プラン初期一ヶ月無料
サービス内容:法人登記 / 電話転送 / 電話秘書代行 / 郵便物管理・転送
まとめ
この記事では、法人登記におすすめのバーチャルオフィスの業者を複数社厳選してご紹介しました。
バーチャルオフィスのサービスを提供する業者によって、初期費用・月額料金などの料金体系やサービス内容にもそれぞれ大きな違いがあります。
まずは、バーチャルオフィスの業者にどのようなサービスを求めているのか、どのような目的で利用したいのか、考えてみると良いでしょう。
法人登記の目的で利用する場合は、法人登記代行・電話転送・郵便物転送など、会社設立に必要なサービスが提供されている業者を選ぶのがおすすめです。
業者によっては、「最低何ヶ月の利用が必須」となっている場合もありますが、解約はいつでも自由で短期間の契約にもフレキシブルに対応できる業者もあります。
対応エリア・料金体系・サービス内容などをじっくり把握しながら、ニーズに見合う業者を慎重に選び、賢く上手に活用しましょう。