はじめに
以前、「ChatGPTの『チャット』と『Work』、私にはどちらが合っている?」という記事で、Workを実際に2回使って考えたことを書きました。
そのときの私は、Workがどのような機能なのか、どんな使い方ができるのかを詳しく調べてから使ったわけではありません。
特別な設定をしたわけでもなく、Workについて下調べをしたわけでもありません。
「チャットと同じようなものだろう」と考えて、そのまま使ってみました。
その中で、チャットとWorkでは、同じようなプロンプトを入力しても、必ずしも同じ回答になるとは限らないということを知りました。
今回の記事を書くきっかけになったのは、そのことについてChatGPTと対話している最中に、以前から見ていたネット上のプロンプト集のことが浮かんできたことです。
Workを2回使ってみて、これから3回目以降も使うことがあるのだろうか。
もし今後使うのであれば、ネット上で公開されているプロンプトを使ったほうがいいのだろうか。
そんな疑問から、プロンプトについていろいろ考えてみることにしました。
ネット上には、文章作成だけでなく、リサーチやアイデア出し、仕事など、さまざまな用途のプロンプトが公開されています。
私自身も、文章作成に必要なリサーチ用やアイデア出し用のプロンプトを、たまに使うことがあります。
一方で、文章作成に必要のないものまで、無理に使っているわけではありません。
ビジネス用など、いろいろなプロンプトがあるようですが、私自身は使ったことがありません。
では、記事を作るとき、使えそうなプロンプトだけを選んで使えばいいのでしょうか。
それとも、Workを今後使うのであれば、プロンプトを使うこと自体をもっと意識したほうがいいのでしょうか。
さらに考えていくと、プロンプトそのものだけでなく、AIに記事を作ってもらうときの「作り方」についても、気になることが出てきました。
ここからは、実際にAIと記事作成についてやり取りする中で出てきた疑問を、一つずつ考えていきます。
第1章・ネット上で公開されているプロンプトを、そのまま使えばいい?
ネット上には、AIで使えるプロンプトが数多く公開されています。
文章作成に使えるものもあれば、リサーチ、アイデア出し、仕事など、用途もさまざまです。
見ていると、「こんな使い方もできるのか」と参考になるものがあります。
私自身も、文章作成に必要なリサーチ用やアイデア出し用のプロンプトを、たまに使っています。
ただ、公開されているプロンプトを見つけたからといって、すべてを使っているわけではありません。
文章作成に必要のないものや、自分の使い方には合わないものまで、無理に取り入れる必要はないと思っています。
では、Workを今後使うとしたら、ネット上で公開されているプロンプトを、そのまま使うのがいいのでしょうか。
ここで気になるのが、「そのプロンプトは、自分の目的にも本当に合っているのだろうか」ということです。
例えば、記事作成用のプロンプトに、SEO、構成、文章の書き方、読者設定など、さまざまな指示が含まれていたとしても、それらすべてが自分の記事に必要とは限りません。
使ってみて便利だと思う部分があれば取り入れる。
必要のない部分は使わない。
そのくらいの考え方でもいいのではないでしょうか。
「公開されているから使う」のではなく、自分の記事作成に必要かどうかを考えてから使う。
まずは、そこが大切なのだと思います。
第2章・最初から完成した記事を作ってしまっていいのか?
プロンプトを使えば、記事の方向性や構成、本文までまとめて作ってもらうことができます。
最初からある程度完成した記事ができれば、効率はよさそうです。
ただ、実際に内容を見てみると、「これは自分の記事には合わない」と感じて、出てきた回答を没にすることもあります。
記事の方向性そのものを変えたいと思うこともあります。
紹介する内容を変えたり、自分の考えを入れたくなったり、文章の流れを変えたくなったりすることもあります。
そうなると、最初に作った完成記事をそのまま使うのではなく、そこから修正していくことになります。
さらに、本文を修正すると、それだけでは終わらないこともあります。
本文の内容が変われば、タイトルとのつながりが変わることがあります。
見出しを変更したほうがいい場合もあります。
記事概要や検索エンジン向けタイトル、SNS向けタイトルなども、最初に作ったものと合わなくなる可能性があります。
だから私は、記事を作るときに、最初からすべてを完成させてしまうよりも、本文を完成させてから、最後にタイトルなどを合わせていくほうがいいのではないかと考えています。
もちろん、最初に仮のタイトルを考えたり、記事の方向性を決めたりすることはあります。
ただ、それを最終決定にしてしまう必要はありません。
記事を書いている途中で方向が変わることもある。
だからこそ、完成した記事全体を見て、最後にタイトルなどを調整するほうが自然なのではないでしょうか。
第3章・AIが実際には使っていないものまで、使ったことにしてしまわないか?
記事を作っていく中で、もう一つ気になったことがあります。
AIは、こちらが伝えた情報をもとに文章を作ります。
しかし、文章を自然で具体的なものにしようとする中で、こちらが伝えていないことまで文章に入ってくることがあります。
実際に、私が使っていないインターネット上のツールを、使っていることにされていたことがありました。
具体的には、Googleのブログなどのアクセス数を調べるための「Google アナリティクス」です。
私は実際には使っていないのですが、文章を読んでいたら、使っているような内容の中にその名前が出てきました。
もちろん、「そのツールを使ったことにして記事を書いてください」とお願いしたわけではありません。
文章として読むと、それほど不自然に感じないかもしれません。
しかし、実際には使っていないものです。
そのため、私は単純にそのツールの名前が入っていた部分を削除しました。
これは、文章として自然かどうかとは別の問題です。
実際には使っていないものを「使っています」と書けば、事実とは違う内容になってしまいます。
同じことは、商品やサービスについて書く場合にも言えると思います。
自分が実際に使ったものなのか。
自分が確認した情報なのか。
それとも、AIが文章を作る過程で入れた情報なのか。
この区別を意識しておかないと、気づかないうちに自分の記事の中へ、事実とは異なる内容が入り込んでしまう可能性があります。
AIに記事を作ってもらう場合でも、筆者自身が事実を確認することは必要です。
文章が自然に仕上がっているからといって、書かれていることまですべて正しいとは限りません。
発信する以上、最後に確認するのは自分です。
第4章・「売れやすい文章」にすればいいのか?
プロンプトについて考えていると、記事の「書き方」にも目が向きます。
ネット上で公開されているプロンプトの中には、読者の悩みを明確にしたり、商品のメリットを強調したり、読者の行動を促したりするような指示が含まれているものもあります。
こうした書き方は、商品を紹介する記事では役立つ場合があります。
ただ、何でも「売れやすくする」方向に寄せればいいのかというと、私は少し違うように感じます。
例えば、読者の不安を強くしたり、「今すぐ買ったほうがいい」と思わせたりする文章を重ねれば、購入につながる可能性はあるかもしれません。
しかし、それが自分の書きたい記事の雰囲気と合っているとは限りません。
私が記事を書くときには、商品を紹介するだけでなく、その商品がどのような場面で役立つのか、注意することはないのか、といったことも考えたいと思っています。
そのため、プロンプトを使う場合でも、「売れやすくする」という目的だけで判断するのではなく、自分の記事に合った書き方なのかを考える必要があると思います。
第5章・有料記事なら、さらに販売を意識したほうがいい?
このことを考えていると、「では、有料記事ならどうなのだろう」という疑問も出てきます。
有料記事では、無料部分を読んだ人に「続きを読みたい」と思ってもらう必要があります。
そのため、無料部分で興味を持ってもらい、有料部分に具体的な内容を入れるという構成は必要になります。
ただし、それと「購入させるために文章を作る」ことは、同じではないと思います。
例えば、実際にはそこまでの成果が出ていないのに、「この方法で成果が出た」と書いたり、内容以上に期待させる表現を使ったりすれば、購入前の期待と、購入後に読者が得るものとの間に差が生まれてしまいます。
有料だからこそ、読者に「買ってよかった」と思ってもらえる内容を用意することのほうが大切なのではないでしょうか。
私なら、有料記事でも、実際に自分が経験したことや考えたことを中心にして、そこから読者にとって参考になる情報をまとめたいと思います。
第6章・「○○7選」のような記事形式はどう考える?
アフィリエイト記事を作るようAIに依頼すると、「おすすめ○選」「便利グッズ○選」のようなタイトルを提案されることがあります。
複数の商品を紹介する記事では、内容を整理しやすく、読者にとっても比較しやすい形式です。
そのため、「○選」という形式そのものが悪いわけではありません。
ただ、紹介したい商品が3つしかないのに、「7選のほうがよさそうだから」と無理に商品を増やす必要はないと思います。
AIは、こちらが「7選」と指定すれば、7つ埋めようとしてくれます。
しかし、数をそろえるために関連性の低い商品まで入れてしまえば、かえって記事の内容が薄くなる可能性があります。
だからこそ、最後に人間がブレーキをかけることも必要です。
大切なのは、最初に「7選」と決めることではなく、そのテーマで読者に紹介したいものがいくつあるのかを考えることではないでしょうか。
結果として3つなら3つ、5つなら5つ、7つなら7つ。
「○選」は、記事を作るための形式の一つとして考えればいいのだと思います。
ここまで、プロンプトを使って記事を作る中で感じた、「売れやすい文章」や「有料記事」、「○選」といった記事の形式について考えてきました。
どれも、うまく使えば記事作成の助けになるものです。
ただ、実際にAIとやり取りしながら記事を作っていると、プロンプトに書かれている「型」に、そのまま自分を合わせる必要はないのではないか、と感じることがあります。
では、プロンプトを使うとき、どのようにAIへ自分の考えを伝えていけばいいのでしょうか。
ここからは、私自身がAIとのやり取りの中で感じたことをもとに、もう少し踏み込んで考えてみたいと思います。
