不同意性交等罪が施行されましたね!
まずはどんな犯罪かおさらいしましょう。
法務省の資料を見てみます。
つまり、出会い系やマッチングアプリで出会ってホテルまで行って、最後までしたその後で、「意に反していた」と言われたら、犯罪になるわけです。
例えば飲んでホテルに行ったら、飲まされて判断が正常なかったと言えたり、そもそも「急にホテルに連れ込まれました」と主張されたりしたら、嫌疑がかかります。
恐ろしすぎる!
その対策に「録音」というのは一つの手ですよね。
飲んでいたとしてもちゃんと受け答えができている、ホテルを誘ったら迷わず同意していたというのが音声で分かれば相手側の主張はくずれるわけです。
逆に女性側も音声記録があれば、嫌がっている証拠を残すことが可能になります。
でも急にICレコーダーだしたら怪しまれる。というか雰囲気台無しですよね。
そこで、今回はiPhoneを指でトントンするだけで録音をしだす方法を紹介します。
ショートカットを作る
iPhoneにプレインストールされている「ショートカット」というアプリを起動します。
「すべてのショートカット」という画面が出てくるので右上の「+」をタップ。
新規のショートカットを作成する画面に遷移します。
アクションの追加→カテゴリからAppに変えて、ボイスメモを選択→録音を作成
画面が変わったら完了を押してください。
最初のすべてのショートカットの画面に、録音するショートカットができていたら成功です。
iPhoneを設定する
お馴染み設定画面を開いて「アクセシビリティ」→「タッチ」→一番下の「背面タップ」を選ぶ
背面タップを選択する他画面で「ダブルタップ」「トリプルタップ」を選ぶ場面になります。
タップする回数の話なのでどっちでもOKです。ダブルは2回トントン、トリプルは3回トントントンって叩くかの違いです。
一番下の「ショートカット」のところから先ほど作成した録音をするやつを選択しましょう。
これで設定も完了です。
試しにiPhoneのうしろをトントンしてみてください。
この動画見たくショートカットが起動したら成功です。
今回の記事を公開後に色々質問が寄せられました。
録音行為は盗聴にあたるのでは?
犯罪行為なのでは?
証拠を持っていても逮捕されたら無意味では?
確かに気になる!ということでここのところも少し補足していきます。
録音行為はアウト?
こういった会話を無断で録音する行為はなんというかご存知ですか?
盗聴?
正解は、「秘密録音」といいます。
同じ会話を録音したりする行為でも、会話している人が当事者に無断で行うのが秘密録音。無関係の第三者が勝手に行うのが盗聴です。
例えば、会社をやめるときの上司との会話の際、ICを回すのは秘密録音です。一方で、ストーカーが相手の家に入って盗聴器を設置して会話を盗み聞くのは盗聴です。
秘密録音が違法となるケースはほとんどないです。また、民事訴訟でも証拠能力が認められています。
逆に盗聴は、盗聴自体を罰する法律はないのですが、盗聴するために家に入れば住居侵入、盗聴器を設置するために壁に穴をあけたら器物損壊といった形で付随する行為が犯罪となります。
犯罪行為じゃないから秘密録音していいのかというと、もちろん、倫理的には問題があるでしょう。また、行為まで録音しっぱなしでTwitterにあげたりすればこれは犯罪に該当する可能性があるので絶対にしてはいけません。
一方で、同意があった、なかったの水掛け論になるときに証拠を残しておくことは男性でも女性でも自衛のために大切だと考えます。
証拠を持っていても逮捕される?
そうはいっても、いきなり逮捕されるのでは?
という不安を抱く方もいると思います。わかる。
逮捕についても少し解説していきます
一言に逮捕と言っても3種類あります。
逮捕は「国家権力が個人の身柄を拘束する」行為なので、ある種の人権侵害でもあります。逮捕権を発動させるのはそれ相応の理由と手続きが必要になってきます。
まず、理由は犯罪が行われて、その証拠がちゃんとあること。そして疑いがほぼ間違いない、逃げられないように、証拠隠滅させないようになどの理由から裁判所に逮捕していいかお伺いを立てて(正確には逮捕状の請求)、問題ないと判断した場合に逮捕状を発付し、これに基づいて逮捕します。
なので、証拠を集める段階で、被疑者(容疑者)になっている側にも話を聞きます。このときにちゃんと、「いやいや、録音した音声では受け答えしっかりしているよ」「むしろ向こうもノリノリだよ」って証拠をだす機会はあるはずです。
「疑わしきは被告人の利益に」という原則があるので、基本的には「参考人聴取」という形で事前に事情聴取されます。
ない場合はよっぽど証拠が固いとき。例えば、嫌がっていても無理やり連れて行こうとしている様子が目撃されている。強引にホテルに入ろうとしているところの防犯カメラの映像があるとかとか。
なので、そこまで録音した音声を使うことなくお縄にかかるというケースはそうそうないと認識しておきましょう。自衛のためにちゃんと撮っておいてね。
ただし、注意があります。何か。
緊急逮捕されるケースがあるということ。
例えば、警察が来たことに焦って逃げようとする(逃走)、ハメ撮りとかしていたらその動画をあわてて消そうとする(証拠隠滅)、気が動転して自死を選びかねないといった状況がある場合は、逮捕して、その後の釈放、任意捜査に切り替えるというケースもあります。
つまり何がいいたいかというと、ちゃんと自衛の手段をとって、やましいことがなければ堂々としていこうということです。
ざっくり解説はこれまで!
ちゃんと自衛しながら遊びましょうね!