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不動産売却を検討されている方へ贈る不動産売却時のよくあるお悩み解決事例集

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【不動産売買安心お悩み相談窓口の宍戸】

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~概要~

不動産売却は、人生で何度も経験するものではありません。
だからこそ多くの方が、「この価格は適正なのか?」「本当にこのまま契約して大丈夫なのか?」という不安を抱えたまま進めています。

しかし現実には、
・相場より大幅に安く売却してしまった
・囲い込みで売却が長期化した
・契約後に境界・越境・雨漏り問題が発覚した
・高額査定を信じた結果、大幅値下げに追い込まれた
・相続や離婚問題で売却が止まった
このような“取り返しのつかない失敗”が、実際に数多く起きています。

本記事では、不動産売却時によくあるリアルなお悩みや失敗事例をもとに、問題の原因と解決方法を分かりやすく解説しています。

「知らなかった」では済まされないのが不動産売却です。
大切な資産を守るために、契約する前にぜひ知っておいていただきたい内容をまとめました。

~このようなお悩みを抱えている方にオススメ~

・不動産会社選びで失敗したくない方
・査定額がバラバラで何を信じればいいか分からない方
・相続・空き家・離婚など複雑な事情を抱えている方
・売却後のトラブルや責任問題が不安な方
・囲い込みや業界の裏側が気になる方
・「とにかく早く契約を」と急かされている方
・不動産売却で絶対に後悔したくない方

~挨拶~

お疲れ様です。
「早めに何とかしたい方」
「きちんと向き合ってほしい方」
「不安を抱えている方」
「何から始めたらいいのか分からない方」
「損をしたくない方」
「安心してお話しがしたい方」
「安心して任せられる相手を探している方」
「納得して決断したい方」
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一つ目 そもそも何をしたらいいのか分からない。売却の流れが分からない

「分からないまま動く」と、不動産はあなたから主導権を奪う。

不動産の売却は、多くの人にとって「人生で数回あるかどうか」の大きな出来事です。毎日の買い物や仕事と違って、家を売ることには“慣れ”がありません。

だからこそ、売却を考え始めた瞬間、頭の中が真っ白になる人がほとんどです。
「何から始めればいいの?」
「売却の流れが全く分からない…」
「お金ってどれくらいかかるんだろう?」
「税金や手続きは難しそう…」
——この状態は、自然です。

むしろ、ほとんどの売主が同じ不安を抱えています。
ただし、ここで一つだけ“残酷な現実”があります。

不動産売却は、分からないまま進めた人から損をします。
不安を抱えること自体は普通。
でも、不安のまま動くことが危険なのです。

なぜなら、不動産売却は「情報戦」だからです。
売主は人生で数回。

一方、不動産会社や買主は毎月のように取引をしています。
この“経験差”がある状態で、流れを知らずに話を進めると、主導権は、ほぼ確実に相手側に渡ります。

そして主導権を奪われると、何が起きるのか。
・本来もっと高く売れたのに安く手放す
・焦らされて不利な条件で契約する
・後から想定外の費用や税金が出てくる
・トラブルが起きても、止められない
・結果として「売らなきゃよかった…」と後悔する

こういう話は、特別な失敗談ではありません。
“流れを知らないこと”が引き金になって、誰にでも起こり得ることです。

だから安心してください。
不動産売却は、複雑そうに見えても、「順番」を知れば難しくありません。

大事なのは、たった3つです。
・正しい流れを知ること
・必要な知識を前もって身につけること
・不安を一つひとつ消しながら進めること

これだけで、売却は“恐怖のイベント”から“納得の取引”に変わります。

■「何をしていいか分からない」を解消する
不動産売却は、「地図がない登山」に似ています。
地図があれば、次にどこへ向かえばいいか分かる。
どこが危険で、どこで休むべきかも分かる。

しかし地図がないと、数歩進むたびに不安が襲ってきます。
そして、人は不安になると“早く終わらせたい”と思ってしまう。
この心理こそが、売却失敗の入口になります。

では、その地図とは何か?
不動産売却の全体は、次の8ステップです。

【不動産売却の基本の流れ】
① 売却の準備(相場・税金・諸費用を知る)
② 不動産会社を選ぶ
③ 査定を受ける
④ 売り出し価格を決める
⑤ 売却活動(広告・内覧)
⑥ 買主との交渉(価格・条件)
⑦ 売買契約
⑧ 引き渡し(決済)と各種手続き

実は、不動産売却の不安の8割は、「流れを知らないこと」から生まれます。
流れさえ分かれば、こうなります。
・今どの段階にいるのか
・次に何をすればいいのか
・どの場面が危険なのか
これが分かるだけで、不安は驚くほど小さくなります。

逆に、流れを知らないまま話を進めると、こうなります。
「今の判断が正しいのか分からない」
「急がされても断れない」
「担当者が言うことを信じるしかない」

——そして、いつの間にか“相手の都合”で売却が進んでいきます。

ステップ① 売却の準備
最初のステップで一番大事なのは、「情報があなたの武器になる」ということです。
準備は3つあります。

(1)相場を知る
相場を知らないまま売ると、ほぼ確実にどちらかになります。
・高すぎて売れない
・安すぎて損をする
・業者の言いなりになる

特に怖いのは「高すぎて売れない」です。
売れない期間が延びるほど、売主は焦ります。
焦るほど、値下げします。
値下げすると“売れ残り”印象が付きます。
するとさらに売れにくくなります。

この負の連鎖は、売主の心を削り、最後は“投げ売り”になります。
相場を知る方法は3つ。
1.近隣の成約事例を見る
2.レインズやポータルの掲載物件を見る
3.不動産会社の無料査定を活用する

「知らないこと」が最も高くつく。
これが不動産の怖さです。

(2)諸費用を知る
売却には、ほぼ必ず費用がかかります。
・仲介手数料
・測量費
・登記費用(抵当権抹消など)
・引越し費用
・クリーニング費用
・解体費(必要な場合)

ここを知らずにいると、「売れたのにお金が残らない」「次の住まいの資金が足りない」という事故が起きます。

(3)税金を知る
代表は、譲渡所得税・住民税・印紙税。
減税制度(3,000万円控除など)が使えるケースも多いですが、条件を知らないと“使えずに終わる”ことがあります。

税金は、後から追いかけてきます。
売れた後に知っても遅い。これが怖いところです。

ステップ② 不動産会社を選ぶ
売却結果は、不動産会社で大きく変わります。
価格、スピード、安心感、トラブルの有無。全部変わります。

良い会社・担当者の特徴はこうです。
・相場の根拠を明確に説明する
・メリットもデメリットも隠さない
・急がせない
・囲い込みをしない
・売主の話を聞き、売主の利益を優先する

逆に危険なのはこういう担当です。
・高額査定で釣る
・「今決めないと」と急がせる
・デメリットを言わない
・話を聞かずに進める

不動産売却で最も怖いのは、“優しそう”に見える人が、あなたに不利な道へ誘導することです。
だからこそ、最初の段階で見極めが必要です。

ステップ③ 査定を受ける
査定は「戦略の材料」です。
査定が高い=良い会社、ではありません。
高く言うだけなら誰でもできる。

大事なのは、
「なぜその金額なのか」
「どの期間で売れる想定なのか」
「根拠は成約事例なのか」
この説明ができるかどうかです。

ステップ④ 売り出し価格を決める
高すぎると売れない。安すぎると損。
そして一度値下げを始めると、止まりにくい。

だから価格設定は、相場 × 市場動向 × 競合 × 物件の魅力。
このバランスが必要です。

ステップ⑤ 売却活動(広告・内覧)
広告はSUUMOなど、レインズ登録も重要。
内覧は、第一印象で決まります。
掃除、整理整頓、明るさ、空気。

ここを甘く見ると、買主は静かに離れます。
そして売れない期間が伸び、売主が焦り、値下げ…また連鎖が始まります。

ステップ⑥ 交渉 → ⑦ 契約 → ⑧ 引渡し
交渉は条件を守る勝負。
契約は正式な約束。
引渡しは最後の清算。

ここで内容を理解せず進めると、後で揉めます。
不動産売却は、“サインした瞬間に負けが確定する”場面がある。

だからこそ、理解して進める必要があります。

■最後に:不安は悪いものではない。怖いのは「分からないまま進めること」
不動産売却で最も多い悩みはこの2つです。
① 何をしたらいいか分からない
② 売却の流れが分からない

でも、ここまで読んだあなたは違います。
もう“地図”を手に入れています。

不動産売却は、難しいものではありません。
ただし、知らないまま進めると危険です。

あなたが失敗しないために必要なのは、完璧な知識ではありません。
「流れを知り、最初の一歩を間違えないこと」
それだけです。

そして、最初の一歩はいつもここです。
“相場・費用・税金を整理して、信頼できる担当者を選ぶこと”。
不安は、知ることで小さくなる。
損失は、早く動くことで防げる。

あなたが主導権を握ったまま、売却を進めてください。  


二つ目 不動産業者をどう選べばいいのか分からない 

不動産の売却を考え始めたとき、多くの人が最初にぶつかる壁があります。
それは、「どの不動産会社を選べばいいのか、正直よく分からない…」という迷いです。

不動産売却は、人生で何度も経験するものではありません。
専門用語は多く、手続きは複雑。

しかも、不動産会社はどこも似たように見える。
査定額は会社ごとにバラバラで、営業マンによって言うことも違う。
初めての人が混乱するのは当然です。

しかし、ここでひとつだけ、冷酷な事実があります。
不動産売却は、「会社選びを間違えた人」から順番に損をします。

そして怖いのは、損が“あとから確定する”ことです。
契約した瞬間は、みんなこう思います。
「良さそうな担当者だったし、大丈夫だろう」
「査定も高かったし、ここでいいかな」
「有名な会社だし安心だよね」

でも、売却が動き出して数週間後、状況は変わります。
・問い合わせが来ない
・内覧が入らない
・報告が少ない
・改善提案がない
・値下げの話だけされる
・売れない期間が伸びる
・焦りが増す
・最後は“投げ売り”で終わる

この地獄のような流れは、珍しい話ではありません。
なぜなら、売却が成功するかどうかは、家の魅力だけでは決まらないからです。
誰が、どう売るかで決まります。

■不動産会社選びは、売却の“80%”を決める
売却価格、売却スピード、トラブルの有無、安心感、ストレスの大きさ。
これらはすべて、「どの不動産会社を選んだか」で大半が決まります。

家そのものの条件が良くても、会社の動きが悪ければ、物件は“売れ残り”になります。反対に、少し条件が厳しい物件でも、本気の会社なら驚くほど早く、良い価格で売れることがあります。

つまり、あなたの家の価値は、会社次第で「上がりもするし、下がりもする」。
この現実を、まず知ってください。

そしてもう一つ、ここが本当に怖いところです。
売却の途中で「この会社ダメだ」と気づいても、すでに市場には掲載され、反響の“鮮度”は落ちています。

一度「売れない物件」という印象がつくと、買主は警戒し、価格交渉は強くなり、売主は追い込まれます。

つまり、会社選びを間違えると、あなたの資産は、静かに削り取られていく。
それも、気づかないうちに。

だからこそ、ここから先は「基準」で選んでください。
雰囲気でも、知名度でも、営業トークでもなく、“判断基準”で選ぶ。それが唯一の防御策です。

【基準①】買いたい人(購入希望者)をどれだけ抱えているか
売却の仕組みは、結局シンプルです。買いたい人がいるか、いないか。
ここで勝負が決まります。

買いたい人が多い会社ほど、こうなります。
・内覧が増える
・競争が生まれる
・価格交渉が有利になる
・売却スピードが上がる
つまり、売主にとって最高の環境です。

ここを見抜くポイントは3つ。
・地域密着で信頼があるか
・普段から購入相談を受けているか(購入の動線が強いか)
・広告導線が整っているか(ポータル・HP・SNS・地域ネットワーク)

“買主が集まる会社”は、売却でも強い。
逆に言えば、買主が集められない会社に頼むと、あなたの家は「人がいない市場」に放り込まれます。

売れない。焦る。値下げ。
それだけです。

【基準②】プロとして本気で取り組んでいるか
不動産会社は同じに見えても、姿勢は天と地ほど違います。

売れない会社の特徴は、驚くほど分かりやすい。
・最初だけ丁寧で、契約後に放置
・広告が最低限
・改善提案がない
・状況報告が薄い
・売れない原因分析ができない
・最後は「値下げしましょう」で終わる

一方、本気の会社は違います。
・物件の魅力を引き出し、見せ方を設計する
・反響を分析し、改善を回す
・デメリットも含めて戦略を立てる
・売主の利益を最優先する
・問題があれば隠さず伝える
ここが、成約の差になります。

売却は「出せば売れる」仕事ではありません。
“売れるように仕掛ける仕事”です。

仕掛けない会社に任せた瞬間、売主は詰みます。

【基準③】人を大切にしている会社か
不動産売却は結局、“人と人”です。
家を売るのではなく、売主の不安・事情・背景を理解しながら支える仕事。
だから、ここは絶対に外してはいけません。
・話を聞く
・急がせない
・不安を分解して説明する
・売主の意思を尊重する

人を大切にできない担当者は、知識があっても、最終的に売主を壊します。
そして売主が壊れると、判断が狂います。
判断が狂うと、価格が崩れます。

売却は感情が崩れた瞬間に負けます。

【基準④】困った時に寄り添ってくれるか
売却は、必ず途中で悩みが出ます。
・内覧が来ない
・価格は妥当か
・広告を変えるべきか
・引越しはいつか
・相続や名義の問題
・残置物や片付け
・税金の不安

このとき、“作業として処理する会社”か、“人生の局面として支える会社”かで、結果が変わります。

寄り添う会社は、あなたの不安を放置しません。
放置しないから、判断が速くなる。
判断が速いから、売却が崩れない。
売却が崩れないから、価格も守れる。

逆に寄り添わない会社は、あなたの不安を放置し、売主を孤立させます。
孤立した売主は、最後に必ず焦ります。
焦った瞬間、買主に足元を見られます。

【基準⑤】行動が早いか
売却成功の鍵は“スピード”です。
査定回答、返信、内覧調整、広告改善、価格判断。
ここが遅い会社は、結果も遅い。

不動産市場は、季節も金利も競合も動きます。
買主の熱量も、時間とともに冷めます。
遅い会社は、チャンスを潰します。
それだけです。

【基準⑥】誠実か(最重要)
誠実さとは、あなたに不利なことでも言う姿勢です。
誠実な会社は、
・デメリットも隠さない
・根拠のない高額査定をしない
・売れる価格を正直に伝える
・無理に急がせない
・嘘をつかない

誠実でない会社ほど、
・甘い言葉で安心させる
・良いことしか言わない
・契約を急がせる
・「今だけ」を連発する

売却は大きな決断です。
あなたの資産を守るのは、“耳に心地いい言葉”ではなく、“嫌なことも言ってくれる誠実さ”です。

【基準⑦】囲い込みをしないか(極めて重要)
囲い込みとは、他社が買主を見つけても、情報を止めて自社だけで成約させようとする行為。

これが起きると、売主はこうなります。
・内覧チャンスが減る
・競争が起きない
・高値売却の芽が消える
・売却期間が伸びる
・最後は値下げで終わる

囲い込みをしない会社は、買主の幅を最大化し、売主の利益を守ります。
ここは「知らない人が損をする」典型ポイントです。

■最後に
不動産売却は、価格だけの話ではありません。
あなたの人生の決断であり、未来をつくる選択です。

そして、その未来を決めるのは、最初に誰を選ぶか。
合う担当者に出会えた瞬間、売却は一気にラクになります。

反対に、選択を間違えれば、あなたは「売れない期間」「値下げ」「不安」「後悔」に追い込まれます。

だから、思い出してください。
売却で一番怖いのは、家が売れないことではありません。

“信頼できない相手に任せてしまい、気づいた時には手遅れ”になることです。

あなたの資産を本気で守ろうとしてくれる会社。あなたの不安に真正面から向き合う担当者。必ず、そこを選んでください。  


三つ目 不動産を売却するにはどのくらい費用がかかるのか分からない

不動産を売却したいと思ったとき、多くの人が最初に抱く不安があります。
それが「結局いくらかかるの?」という、とてもシンプルな疑問です。

しかし、この疑問ほど危険なものはありません。
なぜなら、不動産売却で本当に怖いのは「売れないこと」ではなく、“売れたあとに、想像以上の費用が抜かれていくこと”だからです。

売却の相談に来る人の中には、こう言う方がいます。
「3,000万円で売れたから、3,000万円手元に残ると思っていました」

そして次の瞬間、顔が固まります。
仲介手数料。抵当権抹消。司法書士報酬。測量費。残置物撤去。解体費。固定資産税の清算。

そして、最も痛いのが「税金」。
こうして、売却代金から“静かに引かれる”ものが積み重なり、気づいた頃には、手元に残る金額が想像より数十万、時には数百万円少なくなる。

これが、不動産売却の現実です。

さらに恐ろしいのは、費用は「先に教えてもらえる」とは限らないということです。
不動産会社のホームページや広告には、こう書かれていることがあります。
「売却費用は仲介手数料だけ!」
「他にはほとんどお金はかかりません!」

でも、これは“半分だけ本当で、半分は嘘”です。
正確に言えば、仲介手数料だけで済む人もいるが、済まない人のほうが多い。

そして済まない人は、だいたいみんな同じことを言います。
「そんな費用、聞いてない…」

不動産売却は、“知らない人”から順番に損をします。
逆に言えば、知っているだけで守れるお金が山ほどある。

だからこそ、この章では、あなたが売却で抜かれる可能性のある費用を、最初に全部見える化します。

読み終えた頃には、「何に、いくら、いつ払うのか」「どこからが必要で、どこからが無駄なのか」「見落とした瞬間に大損が確定する費用は何か」が、はっきり分かるようになります。

■不動産売却に必要な費用は「仲介手数料だけ」ではない
まず最初にハッキリ断言します。
不動産売却に必要な費用は、仲介手数料だけではありません。

むしろ、仲介手数料は“入口”に過ぎず、その奥に、あなたのお金を削る要素がいくつも隠れています。

売却にかかる主な費用は、ざっくり分けると3種類です。
1.ほぼ必ず発生する費用
2.物件によって突然発生する費用(地雷)
3.見落とされがちな費用(後出しで効いてくる)

これを知らないまま売却に入ると、途中で「想定外」が連続して、計画が崩壊します。

■不動産売却にかかる主な費用一覧
【ほぼ必ずかかる可能性が高い費用】

① 仲介手数料
② 抵当権抹消費用(住宅ローンが残っている場合)
③ 司法書士報酬
④ 印紙代(契約書に貼る)
⑤ 譲渡所得税(利益が出た場合)

【物件状態により必要になる費用(ここが恐怖の本丸)】
⑥ ハウスクリーニング代
⑦ リフォーム・修繕費用
⑧ 残置物撤去費
⑨ 測量費
⑩ 解体費用(古家ありの場合)
⑪ 越境解消費用

【見落とされがちな費用(売れた後に刺さる)】
⑫ 管理費・修繕積立金の滞納分
⑬ 固定資産税・都市計画税の清算金
⑭ 引っ越し費用
⑮ 仮住まい費用

この一覧を見て、「思ったより多い」と感じたなら正常です。
売却費用は、売主の多くが“過小評価”しています。

そして過小評価したまま進めた人から、順番に苦しくなります。

■仲介手数料:安くすれば得、は危険
売却費用で最も有名なのが「仲介手数料」です。
仲介手数料は法律で上限が決められています。

◇売却価格が800万円を超える場合の上限
売買価格 × 3% + 6万円 + 消費税例)

3,000万円で売れた場合、3,000万円×3%=90万円+6万円=96万円(税別)

ここで多くの人がこう考えます。
「手数料、値引きできませんか?」

……この発想が、命取りになることがあります。
なぜなら、手数料を削る会社ほど、次のどれかが起きやすいからです。

・広告費を削る
・販売活動が弱くなる
・担当者の優先順位が落ちる
・結局売れず、値下げが増える

「10万円得したつもりが、100万円失った」
不動産売却でこれほど多い失敗はありません。

手数料は“コスト”ですが、同時に“売るための燃料”でもあります。
燃料を減らして走ろうとすると、途中で止まります。
止まった売却は、焦りを生みます。焦りは、値下げを生みます。
値下げは、損失を確定させます。

■住宅ローンが残っている人:ここで詰むケースがある
日本の不動産売却の多くは、住宅ローンが残っています。
ローンが残っている場合、必ず必要になるのが「抵当権抹消」です。

費用の目安:2〜5万円程度(登録免許税+司法書士報酬)

ここで本当に怖いのは、ローン残債が売却価格を上回る“オーバーローン”です。

例)残債2,800万円売却価格2,500万円→不足300万円

この不足分を用意できない限り、売却はできません。
売れそうなのに売れない。
買主がいても進めない。
最悪、契約が壊れます。

そしてこの不足分を埋めるために、
・貯金を崩す
・親族に頭を下げる
・無担保ローンを組む
・買い替えローンで無理をする

……ここに追い込まれる人がいます。

「売却=終わり」ではありません。売却は、資金の現実を突きつける作業です。

■譲渡所得税:一番痛い“後出しの刃”
売却で最も精神を折られるのが、税金です。
特に「譲渡所得税」。

譲渡所得 = 売却価格 −(取得費+諸費用)

そしてここに、恐怖の落とし穴があります。
取得費を証明できない人が多すぎる。
昔の売買契約書を無くしている。
領収書がない。
リフォーム代の記録がない。

この場合、取得費は「概算取得費(売却価格の5%)」扱いになります。

例)3,000万円で売却取得費=150万円扱い→利益が大きく見える→税金が増える

さらに、所有期間が5年以下だと「短期譲渡」で税率が約39%。5年超だと「長期譲渡」で約20%。
半年ズレただけで、税額が大きく変わるケースも現実にあります。

ただし救いもあります。
マイホームなら、3,000万円控除などの特例で税金がゼロになる人も多い。

でも、特例には期限と条件があります。
知らずに外した瞬間、数百万円が消える。これが税金の怖さです。

■物件状態で発生する費用:ここからが地獄の本番
売却費用で本当に怖いのは、“物件次第で突然発生する費用”です。

・測量費:40〜80万円(境界問題で100万円超も)
・残置物撤去:量によって数十万円
・解体費:木造でも300万円級になることがある
・越境解消:10〜100万円以上の例もある

これらは、売却を始めてから発覚することが多い。
つまり、予算を組んでいないところに刺さる。

そして刺さった瞬間に、売主はこうなります。
「こんなに出せない…」
「じゃあ値下げしてもいいから早く売りたい…」

——この心理こそが、買い手に最も利用されます。
費用が発覚した売主は、交渉で弱くなります。
弱くなると、値下げが起きます。

値下げは、損失の確定です。

■見落とされがちな費用:売却後に生活を直撃する
売却に直接は見えにくいが、ほぼ発生する費用もあります。
・引っ越し費用:家族なら10〜30万円、条件次第で50万円超
・仮住まい費用:月8万円×3ヶ月で24万円+敷金礼金
・マンションの滞納精算:滞納があると売れない

「売れる=安心」ではない。
売れたあとも、支払いは続きます。
ここまで見越していないと、売れたのにお金が残らない、という現象が起きます。

■総額シミュレーション(怖いのは“差”が大きいこと)
ケース①:3,000万円マンション売却
仲介手数料:約96万円
印紙代:1万円
抵当権抹消:2万円
司法書士:2万円
クリーニング:5万円
引っ越し:20万円
税金:0円(特例適用)
→合計:約126万円

ケース②:築40年の実家(戸建)売却
仲介手数料:100万円
測量:70万円
残置物撤去:40万円
クリーニング:7万円
相続登記:10万円
境界修繕:30万円
引っ越し:25万円
→合計:約282万円

同じ「売却」でも、負担額がここまで変わります。
つまり、費用の怖さは“金額”よりも、知らないことで差が生まれることにあります。

■最後に
売却費用の恐怖は、金額ではありません。
“知らないまま進めて、途中で詰むこと”です。

そして詰んだ売主ほど、安く手放します。
焦りが出た瞬間に、相手が主導権を握るからです。

だから、売却前にやるべきことは1つだけ。
「あなたの物件で、何が発生し得るか」を先に洗い出すこと。

もし「私の場合はいくらかかる?」を具体的に出すなら、物件種別(マンション/戸建/土地)、ローン残債の有無、築年数、相続かどうか、境界の状況だけで、かなり精度の高い“費用表”に落とし込めます。  


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この記事のライター

【不動産売買安心お悩み相談窓口の宍戸】

不動産売買のお悩み相談と不動産売却と購入のお手伝いをしております。 子どもたちの明るい未来の為に、皆が幸せな三方よしを貫き、関わったすべての人を幸せに。「児童養護施設と保育園運営」を目標に掲げる安心の不動産屋。西東京市 (株)SkyLark Homes・東京都知事(1)第109546号

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