公開日：2022/01/14 23:50 最終更新日：2022/01/14 23:55

単なる個人商店に政治的公共性を求めるのが間違ってる理由

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S.Watanabe

　個人商店と書いたけど、これ個人運営イベントとか、個人営業のネットショップ等何でもよい。
　また、政治的公共性については、「無茶を言ったりルールを破ったりデマ流したり嫌がらせするような、マナーの悪い人間でも排除してはいけない」という意味で捉えていただきたい。これを前提に書く。

　例えば、ドレスコードにフォーマルを設定する店があるとする。これは、フォーマルの服を持っていない人間を排除することになる。客視点では、見ようによっては、これは経営者の身勝手な独善かもしれない。
　しかし、店視点では、雰囲気を大事にするという意味でやっているかもしれないし、マナーがあるかどうかを試すために設定しているのかもしれない。店には店側の正義があるし、それが違法であったり差別的（本人の努力ではどうにもできない事であり、努力すればどうにかなるものまで差別と叫ぶのは白い目で見ておく）であったりするものでなければ、店側の正義に従うのが社会のルールだ。

　そもそも、係わるのが不可避なインフラや政治の問題ではない。ルールに従うのが嫌であれば来店しなければいいだけという超単純なものだ。そこで人が来る、来ない結果の責任を負うのは、店であるし、もっと云えば、必ずしも人が来ればよいというわけでもない。知人が多いから知っているが、個人営業の店は、客を選んでる場合も多い。

　うだうだと書いたが、店やイベント主催等は、客や参加者を選ぶ権利があるし、客や参加者は店やイベントを選ぶ権利があるという単純な話である。店の経営者やイベント主催者は人を選んではいけないという珍説を述べてる方が少なくないので、書いた。