既存の言語は、様々な理由で不適当であることが分かっている。コンピュータ・コーディングは順序の制約を適切に指定し、また、分岐命令によって提供される論理関数は原理的にあらゆる有限のアルゴリズムを合成するために使用できるので、包括的である。しかし、提供される基本演算は一般に、一般に必要とされる処理の実行に直接適しておらず、変数に用いられる数値記号はニーモニック的な価値が低い。また、コンピュータコーディングによる記述は、データの表現に直接依存するため、アルゴリズムそのものの記述にはなり得ない。https://www.jsoftware.com/papers/APL.htm
普通の英語は正確さと簡潔さの両方を欠いている。広く使われている Goldstine-von Neumann (1947) のフローチャートは、プロセスの全体像を把握するのに必要な簡潔さを提供するが、その代償として本質的な細部を抑えている。ある種の自動プログラミングシステムの基礎として使われる、いわゆる擬似英語も同じ欠点がある。さらに、馴染みのある英語の単語や語句を、馴染みはないがよりコンパクトな数学記号に置き換えることで、潜在的な記憶力を高めることができるのに、その使用には明らかに無理があるため、実現できないでいる。