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ミニスカスパイダーガール~ミニスカ刑事、桐生美鈴(27)VSハカイダー軍団

ミニスカスパイダーガール~ミニスカ刑事、桐生美鈴(27)VSハカイダー軍団

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Yamato、AIマネタイズ

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桐生 美鈴(27)

表の顔:警視庁捜査一課特捜班の刑事。黒髪、都会的な美貌。ミニスカスーツがトレードマーク。

正体:「ミニスカ・スパイダーガール」――特殊な蜘蛛遺伝子を組み込まれた実験体。常人を超える身体能力と「蜘蛛糸」の力を持つ。

性格:冷静沈着だが正義感は強く、人を守ることに迷いがない。刑事としての職務と“ヒーロー”としての責務の間で葛藤する。

技:壁走り、糸による拘束・移動、掌から放つ《蜘蛛手(スパイダー・パーム)》《蜘蛛縛(スパイダー・バインド)》。肉弾戦ではハイキック、踵落とし、膝蹴りを多用。

身長175cm、股下80cm、処女

◆ハカイダー

正体:機械の戦士。冷徹な知能と破壊を信奉する思想を持つ。

目的:「門」を開き、異世界の“概念的存在”を現実へ導くこと。

能力:圧倒的な装甲と怪力。右腕が破壊砲に変形。電磁糸を射出して拘束攻撃も可能。背の推進装置で空間を自在に移動。

性格:統計や確率で物事を語り、人間の意志を「誤差」と断じる。だが美鈴との戦いでその“誤差”に興味を持ち始める。

◆白金(しろがね)

役割:美鈴の同僚刑事。快活で直情的だが信頼厚い。

性格:不器用な優しさを持ち、美鈴の秘密を深く追及せずに支える。戦場でも市民の保護を優先する“現場型”。

立ち位置:美鈴の正体を知る数少ない味方。物語の人間的な“支柱”。

◆唐木 班長

役割:特捜班の指揮官。寡黙で厳しいが、部下を守る信念を持つ。

性格:組織の秩序を重んじつつも、美鈴の力を“戦力”として認める柔軟さがある。

立ち位置:物語の秩序側。美鈴に“刑事としての正義”を忘れさせない存在。

第1章 蜘蛛の目覚め

雨上がりの東京。夜のアスファルトが街灯を鏡にして、薄金色の輪をいくつも重ねていた。

午前二時十二分。湾岸エリア・芝浦の倉庫街。救急車のサイレンはすでに遠のき、現場には赤いライトの残響だけが残っている。

警視庁捜査一課特捜班・桐生美鈴(27)は、ミニ丈のタイトスカートにジャケット、膝下までのロングブーツという癖の強い隊服めいた私服で、白線テープの内側に立った。顎先まで伸ばした黒髪は夜露を帯び、眼差しは凛として鋭い。

鑑識員「死斑は薄い。死亡推定は一時間ほど前。どこにも刺創も切創もないのに、全身の骨が――砕けてる」

美鈴「外傷なしで骨だけ。前と同じ……ね」

鑑識員「ええ。まるで……外側から圧縮されたみたいに」

倉庫裏の路地で横たわる男は、違法兵器ブローカーとして手配中だった。胸元には、白い糸の塊が貼りついている。糸の中心には小さな金属片――円盤状のチップ。

美鈴は手袋越しにそれをピンセットでつまんだ。

その瞬間、耳の奥で「キィン」と細い音が弾けた。誰にも聞こえない、彼女だけの警鐘。――“蜘蛛の感覚”がささやく。

美鈴(心の声)(見られている)

彼女は振り返らないまま声を落とす。

美鈴「灯り、消すよ。全部」

若手巡査「えっ、でも――」

美鈴「いいから、すぐ」

現場灯が次々と落ち、暗闇が戻る。遠い高速道路の照明だけが斜めに路地を舐め、倉庫の鉄骨が線画のように浮き上がった。

次の刹那、屋根の上で金属が鳴る。雨樋が揺れ、影が三つ――屋根から路地へと滑空した。

若手巡査「だ、誰だ!」

黒い全身タイツ――“ハカイダー”配下の戦闘員だ。

美鈴はチップをコートの内ポケットに滑らせ、片手で若手巡査の胸元を押して退避させた。

美鈴「全員、後退。合図するまで撃つな。相手は“柔らかい”」

若手巡査「柔らかい?」

戦闘員の一人が弾丸のように飛び込んでくる。

人間のものとは思えない踏み込み。

美鈴は半歩だけ左へ。足首を返し、相手のすねを払う。膝が崩れた瞬間、襟首を掴んで壁に叩きつけ――音を立てずに沈めた。

鑑識員「ひっ……!」

美鈴「退避!」

二人目。片手に伸縮式の棒。振り下ろしは速い。

美鈴は右腕で受け、衝撃を掌から肘へ逃すと同時に、踵で地面を蹴った。体重移動で棒を外へ流し、空いた胴へ掌底。

乾いた音。戦闘員の体がくの字に折れ、後方へ跳ねた。

三人目が背後から。

美鈴の後頭部の“センサー”がかすかに疼く。振り向かない。代わりに右足を引き、膝を落とす。背面からの抱え込みを、

上体の軸転で外す。返す右肘が顎を打ち抜いた。

短い無音の応酬。

三人が倒れ、路地に静けさが戻る。――ほんの三秒。

若手巡査「す、すげぇ……桐生さん、今の――」

美鈴「警告もなく現場に踏み込む連中だ。救急をもう一台。あとは私が追う」

鑑識員「ひとりで?」

美鈴「“ひとりじゃない”から」

美鈴はポケットのチップを指で弾き、倉庫の壁に張りつく白糸を見やった。

雨上がりの風が、糸の端を揺らす。その揺れに、屋根の上――さらに奥――別の視線。

美鈴(心の声)(上に“いる”。三、いや四。……そして――)

屋根の縁、男が立っていた。

人の輪郭だが、明らかに“人間”ではない。頭は透明になっていて脳が見えている。目は赤くガラス玉のように冷え、胸の装甲は厚い――。

ハカイダー「警視庁の“蜘蛛”。嗅覚は悪くない」

低く、金属的な声。

美鈴の胸がわずかに高鳴る。彼の名は、ここ数カ月、公安の資料でも正体不明の首魁として挙がっていた。

美鈴「あなたが――ハカイダー」

ハカイダー「質問は一つ。――さきほど拾った“鍵”を渡せ」

美鈴「逮捕状なら警視庁に申請を。あなたには黙秘権も――」

ハカイダー「人間の言葉遊びに付き合う気はない」

指が振られる。屋根の縁から、さらに五体の戦闘員が滑落してきた。

美鈴は息を吸い、背後にいる部下たちに手を上げた。

美鈴「下がって。――ここからは“仕事”」

戦闘員たちが一斉に襲い掛かる。

美鈴は地を蹴った。ミニスカートの裾が風を掬い、彼女の影がふわりと跳ねる。――人間の限界を、わずかに越えた加速。だが、まだ“変身”はしない。

先頭の一体が拳を伸ばす。

美鈴は腕を掴み、回転の遠心で投げる。投げられた体を足場に、さらに跳ぶ。鉄骨の梁を靴底で軽く踏み、壁を二度走る。蜘蛛めいたステップで背後に回り、踵で後頭部を刈り取る。

若手巡査「(小声)今の……壁、走った?」

鑑識員「見間違いだ……たぶん」

二体目が刃物を抜く。薄い刃が街灯を受けて鈍く光る。

美鈴はサイドステップ。刃が通り過ぎる瞬間、スカートの裾が切り裂かれ、糸が解けるようにひらりと舞う。

彼女はひるまない。刃の軌道の外で軸足を返し、回転の膝蹴り。相手の脇腹にめり込んだ膝が、内部の空気を絞り出す。

戦闘員A「グッ……!」

三体目と四体目が左右から挟み込む。

美鈴は前方へダイブ。地面に掌を着き、両脚を鞭のように薙いで二人の足首を刈る。二体が同時に倒れ込む。

すかさず背面にローリングして立ち上がり、背後からのタックルを肩越しに投げる。受け身の習熟などない彼らは、固い地面で頭を打って沈黙した。

息を整える暇もなく、最後の一体が飛び蹴りで襲う。

美鈴は肘で軌道をずらし、体を翻した。――そして、ほんの一瞬、彼女は迷う。

このまま“素”で止めるか、あるいは――。

ハカイダー「躊躇。人間の弱点だ」

屋根の上から、冷たい声。

その嘲りと同時に、彼の右手首から銀色の針が放たれる。音もなく、光だけが伸び――美鈴の足元で爆ぜた。

微小な閃光。地面に白い膜が咲く。――粘着質の“電磁糸”。美鈴の右足が吸い付けられ、瞬間、身体のバランスが奪われる。

美鈴「……っ!」

戦闘員の拳が迫る。

右足は固定、逃げ場はない。美鈴は腰を落とし、上体を後ろに反らして拳を紙一重で外す。そのまま固定された右足を軸にして回転、左足の甲で相手のこめかみを打つ。

戦闘員が崩れる。だが、白膜は足首からふくらはぎへと這い上がってくる。痺れるような電流が神経を焼き、筋肉が攣る。

ハカイダー「良い反応速度だ。だが――“蜘蛛”には蜘蛛の牢を」

屋根の上からゆっくりと降りてくる。

体の周囲に青白いフィールドが揺らめいている。磁束か、電場か。美鈴の皮膚が逆立ち、汗が冷える。

若手巡査「桐生さん!」

美鈴「来るな!」

美鈴は腰のホルスターから、電磁波妨害弾――通称“ジャマー”を抜き、足元の膜へ叩きつけた。

乾いた破裂音。白膜の表面に亀裂が走り、電極の光が弾ける。

美鈴は足首を捻って強引に引き剝がし、反動で前転。

その推進力のまま、ハカイダーの懐へ飛び込んだ。

美鈴「――ッ!」

右拳。

わずかに顎を上げる。拳は確かに頬の装甲に当たり、鈍い手応えを返す――が、傷一つつかない。

ハカイダー「人間の拳。評価に値しない」

刹那。ハカイダーの指が美鈴の手首を掴む。鉄鉤のような握力。骨がきしむ。

彼は軽く体を捻った。美鈴の体が空に舞い、

路地の鉄コンテナに背中から叩きつけられた。

美鈴「……ッ、く……!」

ハカイダー「渡せ。“鍵”を。――さもなくば、次は部下から骨を折っていく」

視界の端で、若手巡査と鑑識員が震えている。

美鈴は唇を噛んだ。彼女の中で、もう一つの声がうずく。

――変わるか? 今、ここで。

だが、ここは公道。身元の明かせない者の前で、正体を晒すわけにはいかない。

美鈴「(息を整え)……悪いけど、それはできない」

美鈴はコートの内側に指を滑らせ、“チップ”の代わりに小さなブラックボックスをつまみ出す。警察用のダミーだ。

彼女はそれを右方向へと投げた。暗闇の中、鈍い音と同時に赤い小型ビーコンが点灯する。

ハカイダー「囮だ」

ハカイダーが視線を向けた、その瞬間。

美鈴は左足でコンテナの縁を踏み、体をばねのように跳ね上げた。

――蜘蛛の血が、脚に火をつける。

彼女は空中で身体をひねり、鉄骨に指先を絡め取る。三本の指だけで自重を支え、反動を蓄える。

若手巡査「な、なに今の……!」

彼女は落下のエネルギーを“溜め”に変え、ハカイダーへと落ちた。両脚で首を挟み、体を回転させる投げ――。

ハカイダーの身体が、わずかに傾く。

ハカイダー「ほう」

次の瞬間、背中の装甲が展開し、逆噴射のような推力が吹き出した。

美鈴は空中に跳ね飛ばされる。

受け身を取ったが、手のひらが硬い地面に焼ける。

ハカイダーが、歩み寄る。

ハカイダー「君は“こちら側”だ。人間の警察にしがみつく必要はない」

美鈴「こっちはこっちで居心地がいいの。――誰かを守るって、やることがはっきりしてるから」

ハカイダー「守る? 人間は“弱い”。守るに値しない」

美鈴「弱いから、守り合うんだよ」

ハカイダーの手が、彼女の胸元へ伸びた。

その時だった。路地の入口から、黒いワンボックスが速度を落とさず突っ込んできた。ヘッドライトが戦場を灼く。

運転手の声「美鈴さーん! 乗って!!」

同僚刑事・白金(しろがね)が運転席で叫ぶ。

美鈴はハカイダーの手を払い、車へ向かって走った。――逃げではない。引き離す間合いづくりだ。

ハカイダーの指が再び光る。

白い針が放たれ、美鈴の背を追う――その瞬間、彼女は両手を後ろに振った。

掌から見えない“糸”が伸び、路地の鉄柱に貼りつく。彼女は振り子のように体を横へ逸らし、針を紙一重で避けた。

若手巡査「今の、糸……」

鑑識員「見たか? いや、見てない……」

美鈴は車の屋根に片足で着地し、

後部ドアから車内へ滑り込む。

白金「生きてるか!」

美鈴「上出来。湾岸線に乗って」

白金「あいつは?」

美鈴「追ってくる。――来させる」

ワンボックスがタイヤを鳴らして発進する。

バックミラーには、ハカイダーが小さくなっていく――かに見えた。

次の瞬間、ハカイダーは背中の推進ユニットで縦に跳び、屋根から屋根へ、影のような速度で追い上げてくる。

白金「化け物かよ……!」

美鈴「そう。だから“化け物”の私が相手をする」

白金が一瞬だけ驚いた顔をする。だが彼は何も聞かない。

仲間の秘密に踏み込まない――それが、彼の不器用な優しさだ。

車はレインボーブリッジの手前で合流路に入り、工事中の側道へ滑り込む。

海に近い風が、塩と鉄の匂いを運ぶ。人工照明が橋脚を凍らせ、波が暗闇の皺を刻む。

美鈴「ここで降ろして。あとは一人でやる」

白金「無茶だ」

美鈴「あなたがいるほうが危ない」

白金「冗談言うな、俺は――」

美鈴「お願い」

美鈴は短く、それでも強い声で言った。

白金は唇を噛み、頷く。

白金「五分で応援を集める。……五分、もたせろ」

美鈴「約束する」

車が急停車。美鈴はドアを開け、夜風に身を晒した。

彼女のミニスカートがはためき、ブーツの踵がアスファルトへと音を落とす。

頭上。影が、橋脚の梁に降り立った。

ハカイダー「逃走の選択は――愚策だ」

美鈴「ここなら――遠慮がいらない」

彼女はジャケットを脱ぎ、腰の装備帯を締め直す。

ハカイダーが冷たく笑った。

ハカイダー「その姿で、なお人間を名乗るか」

美鈴「私は警視庁刑事・桐生美鈴。――それ以上でも以下でもない」

戦闘員の群れが橋脚の陰から現れる。

十、いや十二。

美鈴は一歩、前へ。膝のバネを解放する。靴底が地面を滑り、体が水平に伸びる。

先頭の一体の胸板に、掌底。骨の軋みが手首を通じて伝わる。反転、回し蹴り。脛で横顔を叩く。

すぐさま背後からの襲撃。――振り向かない。肩越しに腕を掴み、上に引き上げる。腋の下を極め、肩関節を外す。悲鳴は上げさせない。喉元を親指で押し、電源を落とすように意識を刈る。


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