- 名前:水野 真由美(みずの まゆみ)
- 年齢:30歳
- 所属:警視庁 特命班
- 性格:冷静沈着・知略と格闘に秀でたエリート
- 装い:白のミニスカスーツ、インナーブラック、白ブーツ
- 身体データ:170cm/64kg/B94/太もも64cm/股下72cm、今日も太くて短い足を懸命に振り上げる

第1章「爆破予告、始動する白き女刑事」
――午前7時20分/東京都内・警視庁特命班作戦室
「爆破予告だと?」
高原警部補が書類を叩きつけるようにテーブルに投げた。
「今度の標的は“国際エネルギー会議”。場所は品川の海上コンベンションタワー《ARC-P》……要人はすでに避難済みだが、予告には“時限式”と明記されていた」
「設置時刻、予告時間、現場図面。3つの整合性が取れないってことは……爆弾は囮。真の目的は別」
鋭く切り込んだのは、白のミニスカスーツに身を包んだ一人の女刑事――**水野真由美(30)**だった。

スーツの前ボタンを留め、ブーツのチャックを締めながら真由美はタブレットを手に取る。

「現地に行かせて。私なら、動きを引き出せる」
「……頼んだぞ、“ミズノ”」
高原は静かに頷いた。
――午前8時15分/品川・ARC-P前広場
ガラスと金属で構成された巨大複合施設。その正面玄関にはすでに厳重な封鎖ラインが張られ、警備部隊が展開していた。
真由美は駆け寄る警官に警視庁特命班のIDを見せ、即座にバリケードを越える。
「本当に爆弾が?」
「Aブロックの地下電源室に不審物あり、ですがタイマーは作動していません」
「ダミーの可能性大ね。Cブロックに誘導ルートが集中しているなら、そっちに“本体”が来る」
真由美はスーツの内ポケットからスタンガンと小型ナイフを取り出し、太ももホルスターに装着。身を翻し、地下搬入口へと走った。
白いスカートが風に舞い、機敏に動くその姿は異様なほどに戦場に馴染んでいた。
――午前8時28分/地下搬入口・通路A-2
通路には防犯カメラが死角になる“空白ゾーン”があった。
そこへ――“奴ら”はいた。
「来たか、女刑事」
黒ずくめの男が振り向いた瞬間、真由美の体が閃光のように走る。
ザッ!
床を蹴り、スライディング。左足を伸ばし、男の膝関節を逆関節気味に蹴り砕く!

「ぐぅっ!」
「反応が遅い。あなたたち、本当にプロ?」
真由美は起き上がりざまに、回転して右足を振り抜く!
ハイキック――!
男の顎に直撃。歯が飛び、壁に頭をぶつけて昏倒した。

だが、背後!
「っ……!」
別の男が背後から金属パイプを振り下ろす!
その気配に、真由美は即座に反応。
体を前屈させて――
後方宙返り蹴り(バックフリップキック)!
跳ね上げられた脚が、天井に向かって鋭く伸び、パイプを振り上げる腕を直撃!
「がっ……!」
そのまま着地すると同時に、真由美は敵の喉元を蹴り飛ばし、壁に叩きつける。
――午前8時33分/地下セキュリティ制御室前
「遅かったじゃないか、“ミズノ”」
通路の奥に立っていたのは、かつてSATを追放された男――元公安特攻のサイモン・イシダ。
真由美は即座に戦闘態勢を取る。
「まだ動く理由があったの? 公安の裏切り者が」
「お前たちのような“正義ごっこ”には飽きた。……来い」
イシダが背後からナイフを抜き放った瞬間――!
真由美が跳んだ!
真横に身体をひねりながら、回転ハイキック!!

しかしイシダは素早く身を引く。真由美の蹴りが壁をえぐり、火花が散る!
