ひとことで今日の結論
今日は、原油は地政学リスクで強め。金・銀は米金利とドルを確認。BTC・ETHはNASDAQ安で慎重。
この見方です。
昨日の相場は、少し流れが変わりました。
米株は弱め。特にNASDAQと半導体が売られました。
AI・半導体への期待が少し冷やされる形になっていて、リスク資産にはやや重い空気です。
一方で、原油は反発。
ホルムズ海峡周辺の緊張が再び意識され、供給不安が原油価格を押し上げています。
ただし、原油高は金にとって単純な追い風ではありません。
原油高はインフレ警戒につながります。
インフレ警戒が強まると、FRBが高金利を長く続けるという見方が出やすくなります。
そうなると、金利上昇が金の重しになります。
つまり今日は、
原油は強い。でも金は慎重。暗号資産もNASDAQ安で慎重。
こういう日です。
今日の全体相場
今日の全体相場は、リスクオンというより、少し警戒寄りです。
米国株は下落。NASDAQも下落。半導体も売られました。
暗号資産は、米株やNASDAQの空気にかなり影響されます。
NASDAQが強い日は、BTCやETHにも買いが入りやすいです。
逆に、NASDAQや半導体が弱い日は、暗号資産も上値が重くなりやすいです。
今日のBTCは6万3000ドル台。
大きく崩れているわけではありません。
ただし、上に走るにはNASDAQの支えが欲しいところです。
金は4,100ドル台で推移。
ただ、米金利とドルの動き次第で上下に振れやすいです。
今日はFOMC議事要旨があります。
FOMC議事要旨とは、アメリカの金融政策会合でどんな議論があったかをまとめた記録です。
ここで利上げに前向きな内容が出ると、米金利とドルが上がりやすくなります。
その場合、金・銀・BTC・ETHには逆風です。
逆に、利上げに慎重な内容なら、米金利が下がり、金やBTCに買い戻しが入りやすくなります。
原油は別です。
原油は、FOMCよりも中東情勢とEIA在庫が大事です。
EIA在庫とは、アメリカの原油在庫の発表です。
在庫が減れば、需給の引き締まりとして原油には追い風。
在庫が増えれば、原油には逆風になりやすいです。
今日は、原油・金・暗号資産で、見る材料が違います。
本日の資産クラス強弱
本日の資産クラス強弱イメージは、
原油 > 金 > BTC > 銀 > ETH
です。
一番強く見えるのは原油です。
中東情勢とホルムズ海峡周辺の緊張が意識され、供給不安が再び材料になっています。
ただし、原油はニュースで一気に逆回転します。
強いからといって高値で飛び乗るのは危険です。
金は2番手です。
地政学リスクが高まると、本来は安全資産として金が買われやすくなります。
ただ今回は、原油高によるインフレ警戒もあります。
インフレ警戒が強まると、米金利上昇につながりやすく、金には逆風になります。
だから金は、強気で追うというより、米金利とドルを確認する日です。
BTCは6万3000ドル台を維持しています。
短期ではまだ底堅いですが、NASDAQが弱いので過信はできません。
銀は金に連動しやすいですが、金より値動きが荒いです。
金がしっかり反発できないなら、銀だけを強気で追う必要はありません。
ETHはBTCより慎重です。
BTCが上に走らないうちは、ETHだけを先に強気で見る必要はありません。
金・銀の見方
金と銀は、今日はかなり判断が難しいです。
地政学リスクだけを見れば、金は買われやすいです。
中東情勢が悪化する。原油が上がる。市場が不安定になる。
こういう時、金には安全資産として買いが入りやすくなります。
でも、今回はもう1つの要素があります。
それが、原油高によるインフレ警戒です。
原油が上がると、ガソリンや輸送コスト、物価全体に影響します。
物価が上がると、FRBが利上げを続ける、または高金利を長く維持するという見方が出やすくなります。
金は利息を生まない資産です。
なので米金利が上がると、金を持つ魅力は下がりやすいです。
今日見るポイントは、
・金が4,100ドル台を維持できるか・4,140ドル台を回復して上に伸びられるか・米10年債利回りが上がらないか・ドル指数が強くならないか・FOMC議事要旨後に金利がどう動くか・銀が金に連動して反発できるか
です。
特に大事なのは、FOMC議事要旨後の反応です。
内容がタカ派なら、金には逆風です。
タカ派とは、利上げや高金利維持に前向きな姿勢のことです。
逆に、利上げに慎重な内容なら、金には買い戻しが入りやすくなります。
銀は金より値動きが大きくなりやすいです。
金が方向感を出すまでは、銀の飛び乗りは避けたいです。
原油の見方
原油は、今日は強めに見ます。
理由は、ホルムズ海峡周辺の緊張です。
ホルムズ海峡は、世界の原油輸送にとって非常に重要な場所です。
ここでタンカー攻撃や通行不安が意識されると、原油価格には上昇圧力がかかります。
BrentもWTIも反発しています。
ただし、原油は非常にニュースに敏感です。
中東情勢が悪化すれば上。緊張緩和や停戦期待が出れば下。EIA在庫が大きく減れば上。在庫が増えれば下。
このように、材料次第で一気に変わります。
今日見るポイントは、
・WTIが70ドル台を維持できるか・Brentが73ドル台を維持できるか・ホルムズ海峡関連ニュース・中東情勢の悪化が続くか・EIA原油在庫の結果・OPEC+増産の影響・ドル高が原油の重しにならないか
です。
原油は、強いから買うというより、上昇理由が続くかを見る日です。
中東リスクが続くなら、押し目では買いが入りやすいです。
でも、緊張緩和のニュースが出ると、一気に戻り売りが出ます。
今日は、原油の高値追いは避けて、下げたところで買いが入るかを確認したいです。
暗号資産の見方
暗号資産は、今日は慎重です。
BTCは6万3000ドル台を維持しています。
これは短期的には悪くありません。
ただし、NASDAQが下落している点は気になります。
BTCやETHは、株式市場のリスクオン・リスクオフに影響されやすいです。
リスクオンとは、投資家が株や暗号資産のようなリスク資産を買いやすい状態です。
逆にリスクオフになると、株や暗号資産から資金が抜けやすくなります。
昨日は、米株、特にNASDAQと半導体が弱かったです。
これは暗号資産にとっては少し重い材料です。
今日見るポイントは、
・BTCが6万3000ドル台を維持できるか・6万4000ドル台を回復できるか・6万2500ドル付近を割らないか・ETHが1600ドル台を維持できるか・NASDAQの弱さが続くか・米金利が上がらないか・ドル高が進まないか・暗号資産ETF関連ニュースが出るか
です。
BTCが6万3000ドル台を維持できるなら、まだ底堅いです。
ただし、NASDAQが弱いまま、米金利が上がるなら、BTCは上値が重くなりやすいです。
ETHはBTCより慎重に見ます。
BTCが強くない時に、ETHだけを先に追いかける必要はありません。
今日は、BTCが崩れないかを見る日です。
短期売買で見るポイント
今日見るポイントは、以下です。
・原油が70ドル台を維持できるか・Brentが73ドル台を維持できるか・EIA原油在庫で在庫減少が出るか・ホルムズ海峡関連ニュースが続くか・金が4,100ドル台を維持できるか・FOMC議事要旨後に米金利が上がらないか・ドル指数が強くならないか・BTCが6万3000ドル台を維持できるか・ETHが1600ドル台を維持できるか・NASDAQの弱さが暗号資産に波及しないか
今日は、単体チャートだけで判断しない方がいいです。
金を見るなら、米金利とドル。原油を見るなら、中東情勢とEIA在庫。BTCを見るなら、NASDAQと米金利。
このセットで確認します。
注目イベント
今日の注目イベントは、
・FOMC議事要旨・EIA週間原油在庫・FRB要人発言・米10年債利回り・ドル指数・ホルムズ海峡関連ニュース・OPEC+関連ニュース・暗号資産ETF関連ニュース・暗号資産規制ニュース
です。
特に重要なのは、FOMC議事要旨とEIA原油在庫です。
FOMC議事要旨は、金・銀・BTC・ETHに影響します。
タカ派なら、米金利とドルが上がりやすいです。
その場合、金・銀・暗号資産には逆風です。
逆に、利上げに慎重な内容なら、米金利低下から金やBTCに買い戻しが入りやすくなります。
EIA原油在庫は、原油に直接影響します。
在庫が大きく減れば、原油には追い風。
在庫が増えれば、原油には逆風。
ただし、今日は中東情勢の影響も大きいので、在庫だけで判断しない方がいいです。
今日やらないこと
今日やらないことは、はっきりしています。
・原油を高値で飛び乗らない・中東ニュースだけで原油を大きく買わない・金を米金利確認なしで買わない・銀を値ごろ感だけで拾わない・BTCの6万3000ドル台維持を過信しない・ETHをBTC確認なしで単独買いしない・NASDAQ安を無視して暗号資産を追わない・FOMC議事要旨前にロットを張りすぎない・EIA在庫前に原油を決め打ちしない・損切り位置を決めずに入らない
今日は、材料が多い日です。
こういう日は、当てに行くより確認です。
発表前に大きく張るより、発表後の方向を見た方がいいです。
今日のまとめ
7月8日の金・原油・暗号資産戦略は、
原油は地政学リスクで強め。金は米金利とドルを確認。銀は金に連動できるか確認。BTCは6万3000ドル台維持を確認。ETHは1600ドル台維持を確認。
この見方です。
本日の資産クラス強弱は、
原油 > 金 > BTC > 銀 > ETH
です。
原油は、ホルムズ海峡周辺の緊張で強め。
ただし、高値追いは危険です。
金は、地政学リスクと米金利上昇リスクの綱引きです。
BTCは底堅いですが、NASDAQ安が重しです。
ETHはBTCより慎重に見ます。
今日は、
原油は強いが飛び乗らない。金はFOMC議事要旨後の金利を確認。BTCは6万3000ドル台維持を確認。
この方針で見ていきます。
飛び乗らない。確認する。違ったら小さく切る。
今日はこれでいいと思います。
※投稿時点の目安です。投資判断は自己責任でお願いします。※本記事は情報提供であり、売買を推奨するものではありません。
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