1. この記事で作るもの:AIの回答と公式ページの照合表
まず、この記事で作る完成例の照合表です。
ここに出てくる会社名・サービス名・金額・条件はすべて架空の例で、実在の会社やサービスとは関係ありません。
サンプル商会の営業担当・佐藤さんが、取引先候補のサンプルクラウド社が提供する業務ツール「SampleDesk」の料金と条件をAI検索で調べ、見積の参考にしようとした場面を想定しています。
| AIの主張 | 公式ページの記載(原文を短く引用) | 判定 | 次の行動 |
| SampleDeskは月額1,200円(税込) | 「スタンダード 月額1,000円(税抜)/1ユーザー」 | 不一致 | 税込・税抜、1ユーザー当たりかどうかの条件をそろえて公式ページで再確認する。この例では計算結果の断定はしない。 |
| ユーザー数は無制限 | 該当する原文なし(ユーザー数の上限に関する記載はない) | 公式に記載なし | 公式に記載がないことは「誤り」と断定せず、「確認できない」として問い合わせ先で確認する。 |
| 無料トライアルは30日間 | 「無料トライアル 14日間」 | 不一致 | 公式は14日間。見積や提案では30日と書かず、公式ページで再確認する。 |
| サポートは電話で24時間対応 | 「サポート メール対応(平日9:00〜18:00)」 | 不一致 | 公式はメール対応・平日9:00〜18:00。電話24時間とは書かず、必要なら問い合わせ先で確認する。 |
この表のもとになったAIの回答は、次のような内容でした。
「SampleDeskは月額1,200円(税込)で、ユーザー数は無制限。
無料トライアルは30日間。
サポートは電話で24時間対応です。」
一方、公式ページには「料金プラン スタンダード 月額1,000円(税抜)/1ユーザー。
無料トライアル 14日間。
サポート メール対応(平日9:00〜18:00)。」
と書かれていた、という架空の例です。
ユーザー数の上限については、公式ページに記載がありません。
AI検索やAIチャットは、短時間で言葉をまとめてくれる便利な道具です。
しかし、料金、契約条件、サポート範囲、連絡先のように、間違えると見積や提案に影響する情報は、AIの回答をそのまま使うのは危険です。
AI検索の誤情報確認として大切なのは、AIがもっともらしく答えたとしても、公式サイトの原文と突き合わせることです。
この記事で行うのは、無料のAIチャットとブラウザだけです。
追加の有料ツール、API、難しい設定、プログラミングの知識は必要ありません。
ただし、この記事はAIの判定が常に正しいことを保証するものではありません。
また、契約や法律に関わる判断を行うものでもありません。
最終的には、人が公式ページの原文を確認し、必要なら取引先に問い合わせてください。
この照合表のよいところは、AIの回答を一度に全部信じるのではなく、主張ごとに分けて確認できることです。
たとえば「月額1,200円」と「無料トライアル30日」は別々の主張です。
片方が合っていても、もう片方が間違っていることがあります。
また、公式ページに「ユーザー数は無制限」と書いていない場合、それは「無制限ではない」と決めつけるのではなく、「公式ページでは確認できない」として扱います。
この区別が、誤った断定を避ける第一歩になります。
見積や提案に使う前に、照合表の各行について、公式ページの原文を開いて確認します。
金額は税込・税抜、1ユーザー当たりか全体か、月額か年額かをそろえます。
サポートは電話かメールか、対応時間はいつかを確認します。
引用が公式ページの原文と合っているかも見ます。
ここまでできて初めて、AIの回答を下書きとして使い、公式ページの情報を根拠にした見積・提案に進めます。


AIの回答が公式ページと食い違うことって、本当にあるんですか?

Google検索ヘルプも、AIの回答には誤りが含まれる可能性があり、重要な情報は複数の場所で確認するよう案内しています。料金や条件は公式ページで確かめましょう。
2. 準備:根拠と、貼ってよい情報・いけない情報
この作業に必要なものは、無料のAIチャットとブラウザ、AIの回答の文章、公式ページの本文(公開部分)だけです。
追加費用はかかりません。
AI検索やAIチャットで調べた回答をコピーし、公式ページを開いて、料金や条件が書かれている公開部分をコピーします。
特別なソフトや契約、APIキー、設定は不要です。
ただし、AIチャットの画面操作やボタン名、料金、入力できる文字数の上限はサービスごとに違うため、この記事では具体的な操作名は扱いません。
基本は「本文を貼って指示文を送る」だけです。
なぜ公式ページと照合するのか。
Google検索ヘルプのAI Overviewsに関する説明では、AIの回答には誤りが含まれる可能性があり、重要な情報は複数の場所で確認すること、質問を言い換えて試すこと、AI Overviewsには詳細を確認するためのリンクが含まれることが案内されています。
つまり、AIの要約は出発点にはなっても、料金や条件の最終的な根拠にはならない場合があります。
AIの回答を公式サイトで確認する習慣が、料金を調べるときの裏取りになります。
また、ライフハッカー・ジャパンの2025年8月21日掲載の記事では、AI Overviewに表示された企業の連絡先番号が詐欺師のものだった事例が報告されたことや、対策として連絡先は常に公式サイトで直接確認すること、情報源リンクを開いて検証すること、公式サイトに載っていない番号は信頼しないことなどが紹介されています。
料金だけでなく、問い合わせ先やサポート窓口も、AIの回答をそのまま使うと困る項目です。
AIチャットの照合表で確認する範囲には、こうした連絡先の情報も含めておくと安心です。
さらに、人材系ブログの2026年10月13日の記事では、AIの回答は質問のたびに変わることがあり、正確さを保証できないと述べられています。
同じ質問をしても毎回同じ答えになるとは限らないため、一度出た回答を保存し、公式ページと照合して、いつ確認したかを残すことが大切です。
AIのハルシネーション(もっともらしいが事実と違う回答)の確認方法としても、公式ページの原文と並べる作業は役立ちます。
ここで一つ注意があります。
この記事で使う照合表の列構成(AIの主張、公式ページの記載、判定、次の行動)と、AIチャットに本文を貼って判定させる手順は、本ラボの整理です。
公式の方法論ではありません。
また、AIチャットの判定自体も誤ることがあります。
たとえば、公式ページにない内容を補って判定したり、引用を短くしすぎて意味が変わったりする可能性があります。
そのため、最終判断は必ず人が公式ページの原文で行ってください。
判定が「公式に記載なし」の場合も、すぐに「誤り」と決めつけず、「公式ページでは確認できない」として、問い合わせ先で確認する候補にします。
貼ってよい情報は、公開されている公式ページの本文だけです。
契約書、見積書、社内の機密情報、個人情報、顧客名、担当者の連絡先などは貼らないでください。
公式ページでも、ログインが必要な画面や社外に出ていない管理画面の内容は貼りません。
公開されている料金ページやサービス条件のページなど、誰でも見られる本文に限ります。
不安な場合は、貼る前に「これは公開情報か」「社外に出して問題ないか」を確認してください。
準備として、公式ページの更新日または確認日を控える場所も決めておきます。
公式ページに更新日があればその日付を、なければ自分が確認した日をメモします。
見積や提案に使う数値は、AIの回答ではなく公式ページの原文で人が最終確認したものだけにします。
ここまで準備してから、AIチャットに照合用の指示文を送り、主張ごとに分けた表を作っていきます。
3. 手順①:AIの回答と公式ページの本文を用意して貼る
まず用意するものは2つです。
1つは、AI検索やAIチャットで調べたときの回答の文章。
もう1つは、その取引先の公式ページのうち、料金や条件が書かれている公開部分の本文です。
パソコンかスマートフォン、ふだん使っているAIチャット、そしてブラウザがあれば始められます。
特別なソフトや契約は必要なく、無料の範囲でも試せます。
貼ってよいのは、だれでも見られる公式ページの本文だけです。
契約書、見積書、社内の資料、お客様の名前や連絡先といった個人情報は貼らないでください。
ここは後で困らないための大切な線引きです。
では、架空の例で進めます。
実在の会社・サービス・金額ではありません。
サンプル商会の営業担当・佐藤さんは、取引先候補のサンプルクラウド社が提供する業務ツール「SampleDesk」の料金を、AI検索で調べました。
すると、次のような回答が返ってきました。
(架空のAIの回答) 「SampleDeskは月額1,200円(税込)で、ユーザー数は無制限。
無料トライアルは30日間。
サポートは電話で24時間対応です。」
佐藤さんは次に、サンプルクラウド社の公式ページを開き、料金と条件が書かれた公開部分をコピーしました。
(架空の公式ページの本文、貼り付ける公開部分) 「料金プラン スタンダード 月額1,000円(税抜)/1ユーザー。
無料トライアル 14日間。
サポート メール対応(平日9:00〜18:00)。」
ユーザー数の上限については、この公式ページには何も書かれていません。
次に、AIの回答を主張ごとに分けます。
コツは、一文をそのまま1つの主張として区切ることです。
この例では4つに分かれます。
①月額1,200円(税込)である、②ユーザー数は無制限である、③無料トライアルは30日間である、④サポートは電話で24時間対応である、の4つです。
1つの文に2つの条件が入っているときは、その部分だけさらに分けてもかまいません。
分けた1つ1つが、照合表の「AIの主張」の行になります。
公式ページ側は、あとで見比べられるように、料金プランの名前、税込か税抜か、1ユーザー当たりか全体か、月額か年額か、無料トライアルの日数、サポートの窓口と対応時間を、原文のまま短くコピーします。
あわせて、公式ページの更新日、または自分が確認した日付をメモに控えてください。
いつの情報か分からなくなると、見積の根拠として使いにくくなるためです。
準備ができたら、AIチャットの入力欄に次の指示文をそのまま貼り、続けてAIの回答と公式ページの本文を貼って送ります。
(そのまま使える指示文) 「あなたは文章の照合を手伝うアシスタントです。
【AIの回答】を主張ごとに分け、【公式ページの本文】だけを根拠に、それぞれ『一致』『不一致』『公式に記載なし』のどれかを表にしてください。
表の列は、AIの主張/公式ページの記載(原文の短い引用)/判定/次の行動です。
公式ページの本文にないことは推測せず『公式に記載なし』と書き、新しい情報を足さないでください。」
送るときは、【AIの回答】と【公式ページの本文】という見出しを付けて、それぞれの文章を貼ると区別しやすくなります。
どのAIチャットでも、やることは「本文を貼って指示文を送る」だけです。
ボタンの名前や画面の作りはサービスごとに違うので、ここでは触れません。
なお、この「主張に分けて貼り、表にする」という進め方は、公式に決められた方法ではなく、料金や条件を確かめるための整理の仕方です。
AIが返す判定も誤ることがあるので、返ってきた表はそのまま信じず、次の章で公式ページの原文と見比べます。

4. 手順②:照合表を作り、引用と判定を原文と見比べる
AIチャットが返してくる表は、4つの列でできています。
意味は次のとおりです。
「AIの主張」は、先ほど一文ずつに分けた内容が1行に1つ入ります。
「公式ページの記載(原文を短く引用)」は、公式ページからそのまま抜き出した短い部分です。
要約や言い換えではなく原文であることが重要です。
「判定」は、一致・不一致・公式に記載なしの3つのどれかです。
「次の行動」は、その行をどう扱うか、次に何をすればよいかです。
表が返ってきたら、判定ごとに次のように扱います。
「一致」の行は、引用が公式ページに本当にあるかを確認します。
ここで見るのは判定の言葉ではなく、引用そのものです。
引用が実在していれば、その行は公式ページに裏付けがあります。
もし引用が言い換えられていたり、公式ページに見当たらなかったりしたら、その行はまだ確認できたことになりません。
「不一致」の行は、食い違いの種類を見分けます。
1つは条件の違いです。
たとえば税込と税抜、1ユーザー当たりか会社全体か、月額か年額か、といった条件がそろっていないだけのことがあります。
この場合は条件をそろえてから、公式ページで再確認します。
金額の換算は自分で断定せず、公式ページに書かれた条件を基準にしてください。
もう1つは本当の食い違いです。
この場合は、見積や提案に使う数値や条件を公式ページの記載に合わせます。
「公式に記載なし」の行は、いちばん注意が必要です。
公式ページに書いていないからといって「AIが間違っている」と決めつけることはできません。
単にページに載せていないだけかもしれないからです。
ですから「確認できない」として扱い、公式サイトに載っている問い合わせ先(お問い合わせフォームや窓口)を公式ページで確かめて、そこで質問する予定にします。
たとえばAIが「ユーザー数は無制限」と言っていても、公式ページに上限の記載がなければ、無制限だと決めつけずに問い合わせる、という扱いです。
連絡先を調べるときは、検索結果の要約に表示された番号をそのまま使わず、公式サイトで直接確認してください。
いちばん大事なのは、AIの判定そのものも誤りうるということです。
だから、AIに「この判定は合っていますか」と聞き返すだけで済ませてはいけません。
聞き返した答えも、また公式ページの原文に基づいているとは限らないためです。
かわりに、表の引用部分を公式ページの原文と一字ずつ見比べてください。
数字、単位、曜日や時間、プラン名まで、自分の目で照らし合わせます。
Google検索の公式ヘルプ(AIによる概要の説明)でも、AIの回答には誤りが含まれる可能性があり、重要な情報は複数の場所で確認するよう案内されています。
また、人材系ブログ(2026年10月13日)では、AIの回答は質問のたびに変わることがあり、正確さを保証できないと述べられています。
最後に決めるのは人です。
引用が公式ページの原文と違っていたときは、次のようにやり直します。
公式ページの本文をもう一度貼り直し、「引用は公式ページの原文を一字一句そのまま抜き出してください。
要約や言い換えはしないでください。
判定もやり直してください」と伝えて、その行だけもう一度作らせます。
表全体を作り直す必要はありません。
それでも直らないときは、その行の判定は使わず、公式ページを自分で読んで人が判断します。
表のすべての行で引用が実在し、次の行動まで決まったら、この章の作業は完了です。
このあとは、完成した照合表と確認リストで最終点検します。

公式ページに書いていないことは、AIが間違っていると考えてよいですか?

決めつけないでください。「公式ページでは確認できない」として扱い、公式の問い合わせ先で確かめましょう。
5. 具体例:照合表の完成と、見積に使う前の確認リスト
ここでは、すべて架空の例を使います。
サンプル商会の営業担当・佐藤さんが、取引先候補のサンプルクラウド社が提供する業務ツール「SampleDesk」の料金と条件を、AI検索で調べた場面を考えます。
実在の会社名・サービス名・金額ではありません。
佐藤さんがAI検索で得た回答は、次のようなものでした。
SampleDeskは月額1,200円(税込)で、ユーザー数は無制限。無料トライアルは30日間。サポートは電話で24時間対応です。
次に、サンプルクラウド社の公式ページの公開部分には、次のように書かれていたとします。
料金プラン スタンダード 月額1,000円(税抜)/1ユーザー。無料トライアル 14日間。サポート メール対応(平日9:00〜18:00)。
公式ページには、ユーザー数の上限に関する記載はありませんでした。
この2つを並べると、AIの回答をそのまま見積に使うのは危険だと分かります。
そこで、AIの主張を一つずつ分け、公式ページの原文と照合した表にします。
| AIの主張 | 公式ページの記載(原文を短く引用) | 判定 | 次の行動 |
| SampleDeskは月額1,200円(税込) | 「料金プラン スタンダード 月額1,000円(税抜)/1ユーザー」 | 不一致 | 税込と税抜、1ユーザー当たりかどうか、月額か年額かを公式ページの原文にそろえて再確認する。この場では換算結果を断定しない |
| ユーザー数は無制限 | ユーザー数の上限に関する記載なし | 公式に記載なし | 「誤り」と決めつけず、公式の問い合わせ先でユーザー数の上限や追加料金を確認する |
| 無料トライアルは30日間 | 「無料トライアル 14日間」 | 不一致 | 公式ページで14日間を再確認し、見積や提案の前提から30日間を外す |
| サポートは電話で24時間対応 | 「サポート メール対応(平日9:00〜18:00)」 | 不一致 | 公式ページの記載どおり、まずはメール対応・平日9:00〜18:00として扱う。電話サポートの有無は問い合わせ先で確認する |
この表の作り方は、AIチャットの公式機能でも、決まった方法論でもありません。
確認作業を整理するための型として使います。
AIチャットに表を作らせた場合でも、AIの判定そのものが誤ることがあります。
最終判断は、人が公式ページの原文を見て行います。
表ができたら、見積や提案に使う前に、次の5項目で点検します。
- 数値と単位を公式ページの原文とそろえたか。税込・税抜、1ユーザー当たり、月額・年額を混ぜていないか。
- 判定が「一致」の行も、公式ページの引用が実在するか。引用がAIの言い換えになっていないか。
- 「公式に記載なし」の行を誤りと決めつけず、問い合わせ先を決めたか。
- 公式ページの更新日または確認日を控えたか。
- 見積や提案に使う数値は、公式ページで人が最終確認したか。
佐藤さんの場合、月額料金の行は「不一致」なので、見積に1,200円と書いてはいけません。
公式ページには「1,000円(税抜)/1ユーザー」とあるため、税込表示が必要なら、社内の経理ルールや見積条件に合わせて人が確認します。
この記事の例では、税込への換算結果を断定しません。
ユーザー数無制限の行は「公式に記載なし」なので、無制限と書かず、問い合わせ先で確認する予定にします。
無料トライアルは14日間、サポートはメール対応・平日9:00〜18:00として、提案の前提を書き換えます。
最後に、公式ページをもう一度開き、引用した言葉と数値・単位を見比べます。
確認した日付を「2026年10月14日確認」のように控え、見積の下書きには公式ページのプラン名も添えます。
もし公式ページが更新されていたら、表の引用と判定をやり直します。
次回も同じ指示文と表の列を使い回せます。
AIの回答と公式ページの本文を新しい内容に差し替え、同じように主張ごとに分けて照合します。


AIに「この判定は合っていますか」と聞き返せば、確認できますか?

聞き返すだけでは足りません。表の引用を公式ページの原文と一字ずつ見比べて、最後は人が決めましょう。
6. 完了確認と、うまくいかないときの戻り方
完了の目安は、AIの回答に含まれる主張がすべて表の行に入っていることです。
今回の例なら、「月額料金」「ユーザー数」「無料トライアル」「サポート」の4つが表に入っていれば、少なくとも主張の取りこぼしはありません。
そのうえで、各行の判定に公式ページの引用が対応しているかを確認します。
「不一致」や「一致」と書いた行は、必ず公式ページの原文を短く引用し、その引用が実際に公式ページにあるかを見ます。
「公式に記載なし」の行は、公式ページを探しても見つからなかったことを意味します。
誤りだと断定する行ではありません。
公式ページの更新日または確認日を控え、見積や提案に使う数値は人が最終確認します。
ここまでできたら、いったん完了です。
うまくいかないときは、次のように戻ります。
引用が公式ページの原文と違うときは、公式ページの本文を再度貼り、一字一句そのまま引用するように求めます。
AIが要約した文章を引用欄に入れてしまうと、あとで確認できません。
公式ページの言い回しを短く抜き出し、必要なら前後の文も見ます。
判定が曖昧なときは、いっぺんに聞き直さず、行を分けて聞き直します。
たとえば「料金の行だけを、公式ページの原文を根拠に判定してください」と伝えます。
AIチャットの返事が「おそらく一致」のようになっている場合も、そのまま使わず、公式ページの原文に戻って人が判定します。
公式ページが複数あり、プラン名が違うときは、プランをそろえてから貼ります。
スタンダードの話と別プランの話を混ぜると、料金やサポート条件が食い違って見えます。
見積で使うプラン名を決め、そのプランの公式ページ本文だけを照合に使います。
公式ページが見つからないときは、AIの回答のまま使わず、公式の問い合わせ先に確認します。
問い合わせ先も、検索結果に出た番号をそのまま使うのではなく、公式サイトに載っている連絡先を開いて確認します。
公式サイトに載っていない電話番号やフォームは使わないようにします。
AIチャットに契約の可否や法的な判断を任せるのも避けます。
契約や法的な判断が必要なときは、社内の担当部署や専門家に確認します。
次の一歩としては、次にAIで調べる取引先の料金を1件だけ選び、この表で確かめるところから始めます。
最初からたくさんの取引先を並べるのではなく、1件の料金と条件を4行ほどの表にし、公式ページの引用、判定、次の行動を書きます。
それができたら、確認日を控え、人が最終確認します。
この流れを1件ずつ繰り返すと、AI検索の回答をそのまま使う前に、公式ページで裏取りする習慣になります。
この記事が少しでも参考になったら、AI実用ラボをフォローしていただけるとうれしいです。初心者にも分かりやすいAI活用情報をこれからもお届けします。
