1min.AIとは?Qwenを無料クレジットで試す方法と使い分け
生成AIを使い始めると、「文章はこのサービス、画像は別のサービス、調査はさらに別」と、画面や契約が増えていきます。モデルごとに得意分野が違うため、用途に合わせて選びたい一方、複数のサービスを行き来するだけでも手間がかかります。
1min.AIは、複数のAIモデルと文章・画像・音声・動画などの機能を一つの画面にまとめたサービスです。無料プランと無料クレジットが用意されており、Qwenも対象モデルとして試せます。
この記事では、初めて触る人が迷わないように、1min.AIの仕組み、無料クレジットの考え方、Qwenを使う流れ、仕事での使い分け、失敗しやすい点を順番に説明します。専門用語は必要なものだけに絞ります。
先に結論:一つの画面で複数のAIを試したい人向け

AIがたくさんあると、かえって選ぶのが難しくないですか?

最初はQwenで短い作業を一つ試せば十分です。用途を先に決めると迷いにくくなります。
1min.AIの分かりやすい利点は、「一つのAIだけを使う」のではなく、「作業に合わせてAIを選ぶ」という使い方がしやすいことです。
たとえば、文章の下書きをQwenで作り、別のモデルで短く整え、画像生成機能で見出し画像を作る、といった流れを同じサービス内で組み立てられます。モデルごとに別々の契約や画面を用意する手間を減らせます。
ただし、すべての機能がいつでも無制限に使えるという意味ではありません。モデルや処理内容に応じてクレジットを消費し、無料プランでは使える機能や保存期間などに制限があります。最初は小さな依頼で試し、品質と消費量を見ながら用途を決めるのが安全です。
この記事が向いている人
- Qwenを費用をかけずに試してみたい人
- 複数の生成AIを比較して、自分に合うモデルを探したい人
- 文章、画像、音声などを一つのサービスで扱いたい人
- 毎月のAIサービス契約を増やす前に、使用量を確かめたい人
- 仕事の下書きや整理をAIに任せたいが、最終確認は自分で行いたい人
逆に、一つの特定モデルだけを毎日大量に使う人や、会社指定の管理機能が必要な人は、提供元の公式サービスや法人向け契約も比較した方が判断しやすくなります。
1min.AIは何をまとめているのか
1min.AIには、大きく分けて次のような機能があります。
| 分類 | できることの例 | 使いどころ |
| AIチャット | 質問、要約、文章作成、コード相談 | 日常的な相談や下書き |
| AIライティング | 校正、言い換え、要約、キーワード整理 | メール、記事、説明文 |
| 画像 | 生成、拡大、不要物の除去、画像から指示文作成 | SNS画像、資料、試作 |
| 文書 | 翻訳、文書との対話、プレゼン作成 | PDF確認、資料整理 |
| 音声 | 読み上げ、文字起こし、翻訳 | 会議メモ、動画字幕 |
| 動画 | テキストや画像から動画作成、要約、字幕 | 短い動画、内容確認 |
| AIエージェント | SNS向けの作成支援など | 定型作業の補助 |
機能の名前が多くても、最初から全部を使う必要はありません。「文章を一つ作る」「長い文を短くする」「画像を一枚作る」のように、一つの目的から始める方が違いを理解しやすくなります。
複数モデルを選べる意味
生成AIには、それぞれ得意不得意があります。文章が自然なモデル、短い指示へ素早く答えるモデル、プログラムの説明が得意なモデル、検索結果をまとめる用途に向くモデルなど、特徴は同じではありません。
一つのモデルだけで全作業を終わらせようとすると、うまくいかなかった時に指示文を何度も直しがちです。複数モデルを選べる環境では、依頼の種類に合わせて担当を変えられます。
大切なのは、モデル名の新しさだけで選ばないことです。簡単な整形に高機能なモデルを使うと消費が大きくなりやすく、難しい事実確認を小さなモデルだけに任せると見逃しが増えることがあります。
Qwenを最初に試しやすい理由
Qwenは、文章作成、要約、分類、アイデア整理、コードの説明など、幅広い依頼に使えるモデル群です。1min.AIの公式案内では、Qwen 3.7および3.6シリーズをAI Chatで提供し、毎日の無料クレジットを利用して試せると説明しています。
初めて試す場合は、長い記事をいきなり作らせるより、次のような短い作業が向いています。
- メール文を丁寧な表現へ直す
- 会議メモから決定事項だけを抜き出す
- 商品説明を初心者向けに言い換える
- 表の項目を分類する
- プログラムのエラー文を平易に説明する
- 一つの企画について案を五つ出す
短い作業なら、回答の良し悪しを人がすぐ判断できます。無料クレジットの消費も比較しやすく、どの種類の仕事を任せられるかを確認できます。
無料で使う時に知っておきたいクレジットの仕組み

無料プランなら、何をしても消費を気にしなくていいですか?

無料で受け取るクレジットにも使い道があります。実行前後の残高を見て、作業ごとの消費を比べましょう。
1min.AIでは、機能を使うと共通のクレジット残高から消費されます。同じ財布を文章、画像、音声、動画などに使うイメージです。
無料プランがあることと、すべての処理が消費ゼロであることは別です。無料で受け取ったクレジットを使う処理と、特定の機能が無料扱いになる場合があります。対象モデルや必要量は更新される可能性があるため、利用時の画面表示で確認してください。
クレジットを無駄にしにくい四つの習慣
- 実行前の残高を記録する
- 一度に依頼する範囲を明確にする
- 同じ依頼を連続して再送しない
- 実行後の残高と成果物を記録する
「たくさん使った気がする」だけでは比較できません。依頼文、選んだモデル、開始前後の残高、結果が使えたかを一行ずつ残すと、自分に合うモデルが見えてきます。
Qwenを試す基本手順
1.無料アカウントを用意する
1min.AIの画面からアカウントを作成し、ログインします。無料プランはクレジットカードなしで開始できる案内になっています。登録画面で示される最新条件を確認して進めます。
2.AI Chatを開く
機能一覧からAI Chatを選びます。似た名前の文章作成機能もありますが、最初の比較には自由に質問できるAI Chatが分かりやすいです。
3.Qwenを選ぶ
モデル選択欄でQwenを探します。同じQwenでも複数の種類が表示される場合があります。速度重視、思考過程を使う種類、規模の異なる種類などがあるため、最初は画面上で無料または低消費と示されているものを選びます。
4.小さな依頼を一つ送る
最初の依頼は、入力も期待する出力も短くします。次の形なら、回答の条件が明確です。
次の会議メモを整理してください。
目的:担当者が今日やることを確認する
出力:決定事項、担当者、期限の3項目
条件:メモに書かれていない内容を補わない
会議メモ:
(ここに個人情報を除いた文章を貼る)
5.回答を確認する
文章が読みやすいだけで合格にせず、入力にない内容が追加されていないか、数字や日付が変わっていないかを確認します。間違いがあれば、そのまま使わず元資料へ戻ります。
6.消費量を確認する
実行後のクレジット残高を確認し、作業に見合う消費だったかを記録します。短い作業を数種類試すと、モデルごとの傾向を把握しやすくなります。
良い依頼文は「目的・材料・形式・禁止事項」の四つで作る
生成AIへの依頼は、長く書けば良いとは限りません。必要な情報を四つに分けると、専門知識がなくても安定しやすくなります。
| 要素 | 書く内容 | 例 |
| 目的 | 何のために使うか | 上司が3分で判断するため |
| 材料 | AIが使ってよい情報 | 以下の会議メモだけ |
| 形式 | どの形で返すか | 箇条書き5項目 |
| 禁止事項 | してほしくないこと | 推測で数字を追加しない |
たとえば「この文章をまとめて」だけでは、長さも対象読者も分かりません。「新しく参加した担当者が3分で把握できるよう、決定事項と未決事項を分け、400字以内でまとめる」と書けば、確認しやすい答えになります。
仕事で使いやすい七つの例
1.長いメールを要点へ変える
受信メールから、依頼内容、期限、確認事項を分けます。返信文を自動送信するのではなく、下書きまでに留めると誤送信を防げます。
依頼例:
以下のメールから「相手の依頼」「期限」「こちらが確認すべき点」を抽出してください。
原文にない期限や約束は追加しないでください。
2.会議メモから作業一覧を作る
会議中のメモは、決定事項と雑談が混ざりやすいものです。AIには整理だけを任せ、担当者名と期限は原文との一致を確認します。
3.問い合わせを分類する
問い合わせ文を「料金」「使い方」「不具合」「解約」「その他」に分類し、返信担当を振り分ける下準備に使えます。分類名を先に固定すると、回答がばらつきにくくなります。
4.FAQの下書きを作る
過去の問い合わせから重複する質問をまとめ、短い回答案を作ります。規約、料金、返金などは変更されやすいため、公開前に担当者が最新情報と照合します。
5.表計算データの見方を相談する
列名と数行の匿名化した例を渡し、「どの数字を比較すれば異常を見つけやすいか」と相談できます。顧客名、メールアドレス、電話番号などは削除します。
6.専門的な説明をやさしくする
社内向けの技術説明を、新人向けや非技術部門向けに言い換えます。「専門用語を削る」だけでなく、「必要な用語には一文で意味を添える」と指定すると内容が薄くなりにくくなります。
7.複数案を比べる
一つのモデルの答えを正解と決めず、別モデルにも同じ条件で案を出させます。比較表にすると、違いを人が判断しやすくなります。
そのまま応用できる依頼文の作り方
ここからは、仕事で使う場面ごとに依頼文を組み立てます。固有名詞や実データは、自分の用途に合わせて安全な内容へ置き換えてください。
読みにくい説明を新人向けに直す
次の説明を、新しく配属された担当者向けに書き直してください。
目的:作業前に全体像と注意点を理解してもらう
形式:見出し、説明、具体例、確認項目
条件:専門用語を減らす。必要な専門用語には一文で意味を添える
禁止:元の文章にない機能や手順を追加しない
元の説明:
(ここに匿名化した文章を貼る)
「簡単にして」とだけ頼むと、必要な条件まで削られることがあります。誰向けか、何を残すか、追加を許すかを明記します。
問い合わせからFAQ候補を作る
以下の問い合わせを意味の近いものごとに分類してください。
出力:分類名、代表的な質問、回答に必要な確認事項
条件:問い合わせにない回答は作らない
判断できないもの:その他ではなく「要確認」に入れる
問い合わせ一覧:
(個人情報を削除した文章を貼る)
ここでは回答を一度に作らせないのがポイントです。まず分類し、必要な根拠を集め、その後で回答案を作ります。工程を分けると、もっともらしい誤回答を減らせます。
比較表の抜けを探す
次の比較表を確認し、選ぶために不足している観点だけを挙げてください。
対象者:初めて導入する小規模チーム
出力:不足項目、必要な理由、確認先
禁止:価格や仕様を推測で埋めない
比較表:
(表を貼る)
AIへ比較結果を決めさせるより、「判断材料の不足を探す」役割にすると、人が最終判断しやすくなります。
長文から数値を抜き出す
次の文章に明記された数値、日付、期間、バージョンだけを表にしてください。
列:原文、種類、関係する対象、記載位置
条件:数字を換算しない。表記を変更しない
見つからない項目:推測せず空欄
本文:
(文章を貼る)
この結果も自動的な正解ではありません。原文引用を付けさせると、見落としや書き換えを確認しやすくなります。
「一回で完成」を目指さない三段階の使い方
長い成果物を一度に作らせると、冒頭では守っていた条件が後半で抜けることがあります。次の三段階に分けると、各工程の目的が明確になります。
段階1:材料を整理する
AIには、要点、数値、前提条件、不明点を分けさせます。この段階では文章をきれいにする必要はありません。材料から何が分かり、何が分からないかを確認します。
段階2:構成を作る
誰に何を伝えるかを決め、見出しと各節の役割を作ります。材料にない節が必要なら、執筆前に追加調査します。
段階3:節ごとに書いて確認する
一節ずつ作り、数字、条件、重複、前後のつながりを確認します。最後に全文を読み、冒頭の約束と結論が一致しているかを見ます。
この方法なら、途中で問題が見つかっても該当部分だけを直せます。全文を何度も生成し直すより、クレジットと確認時間を抑えやすくなります。
モデル比較を記録する実践シート
同じ作業を複数モデルで試す場合は、感想だけでなく合格条件を先に決めます。次のような採点表を使えます。
| 評価項目 | 0点 | 1点 | 2点 |
| 形式 | 指定を大きく外れた | 一部修正が必要 | 指定どおり |
| 事実 | 入力にない内容がある | 判断困難な箇所がある | 入力範囲を守った |
| 数字 | 変更・欠落がある | 一部要確認 | 原文と一致 |
| 分かりやすさ | 読み直しが必要 | 軽い修正で使える | 対象者に合う |
| 修正時間 | 作り直し | 数分の修正 | ほぼ不要 |
合計点だけで決める必要はありません。数字を扱う仕事なら事実と数字を重くし、アイデア出しなら多様さを別項目に加えます。
また、モデルAの回答をモデルBへ見せて採点させると、先の結論に引っ張られることがあります。重要な比較では、最初は互いの回答を見せずに同じ材料から独立して回答させ、その後で人が比べます。
クレジット予算を決める簡単な方法
無料クレジットがあると、残高だけを見て使い続けがちです。作業単位で上限を決めると、意図しない消費を防げます。
一回の上限を決める
「この要約には最大一回」「画像候補は二枚まで」のように回数を決めます。結果が悪い時は同じ依頼を再送する前に、材料不足、指示不足、モデルとの相性を確認します。
一日の上限を決める
試行日には、開始残高と終了残高を記録します。日ごとの無料付与がある場合も、付与量を使い切ることを目標にせず、必要な作業だけに使います。
成果物一つ当たりで比べる
一回の消費が少なくても、三回やり直せば合計は増えます。「一回いくら」ではなく、「採用できた成果物一つを作るまでにどれだけ使ったか」で比べます。
人の修正時間も加える
安いモデルの文章を30分直すより、少し消費が多いモデルの文章を5分で確認できる方が、仕事全体では効率的な場合があります。クレジットと時間を別々に記録します。
チームで使う場合の小さな運用ルール
複数人で使う場合、モデル選びより先に入力と確認のルールを決めます。最低限、次の項目があると運用しやすくなります。
- 入力してよい情報と禁止する情報
- 匿名化の方法
- 用途ごとの推奨モデル
- 一回と一日の利用上限
- 公開前に確認する担当者
- 誤りを見つけた時の修正方法
- 作成物と元資料の保存場所
- 退職や担当変更時のアカウント管理
最初から細かな規程を作る必要はありません。まず一つの作業だけを対象にし、問題が起きたらルールを追加します。
たとえば問い合わせ整理なら、「個人情報を削除した文だけ入力」「回答は送信せず下書き保存」「料金と契約条件は担当者が確認」という三つから始められます。
出力を受け取った直後の確認手順
AIの出力は、読みやすいほど誤りを見逃しやすくなります。次の順で確認すると、文章の印象に引っ張られにくくなります。
- 依頼した形式になっているか
- 元資料にない固有名詞がないか
- 数字、日付、期間が一致するか
- 「必ず」「すべて」など強い断定が追加されていないか
- 条件や例外が消えていないか
- 読者が次にする操作が明確か
- 公開してよい情報だけになっているか
間違いを見つけた時は、「全体を改善して」と頼むより、該当文と元資料を示して修正範囲を限定します。直していない箇所まで変わることを防げます。
用途別のモデル選び
モデル名だけで選ぶと迷いやすいため、作業の失敗リスクから考えます。
| 作業 | 最初の選び方 | 確認方法 |
| アイデア出し | 無料・低消費モデル | 重複と実現性を見る |
| 言い換え | 軽いモデル | 意味が変わっていないか比較 |
| 要約 | 入力を扱えるモデル | 数字・条件・結論を原文照合 |
| コード説明 | コード向けモデル | 実行せず鵜呑みにしない |
| 調査 | 検索や出典機能のあるモデル | 一次資料を自分で開く |
| 契約・医療・お金 | AIだけで確定しない | 専門家と公式情報を確認 |
重要度が低く、やり直しやすい仕事ほど、小さく安いモデルを試しやすくなります。間違えると影響が大きい仕事では、モデルを大きくするだけでなく、元資料、担当者、専門家による確認工程が必要です。
複数モデル比較で守る条件
モデル比較では、同じ依頼文と同じ材料を使います。片方だけ詳しい補足を与えると、公平に比べられません。
比較項目は次の五つで十分です。
- 指示した形式を守ったか
- 入力にない情報を追加していないか
- 数字、日付、固有名詞を保ったか
- 読み手に合う言葉になったか
- 消費クレジットと待ち時間は許容範囲か
「文章が上手」に見える回答でも、条件が一つ消えていれば業務では使いにくくなります。読みやすさと正確さを別々に評価します。
文章以外の機能を組み合わせる例
1min.AIは文章だけでなく、画像、文書、音声、動画に関する機能も案内しています。組み合わせる場合も、一度に全部を自動化するより工程を分けた方が確認しやすくなります。
社内手順書を作る流れ
- 箇条書きの作業メモをAI Chatで整理する
- 不足している前提条件を人が追加する
- AI Writingで表現をそろえる
- 図が必要な箇所だけ画像機能で作る
- 最終版を担当者が確認する
動画内容を共有する流れ
- 動画要約または文字起こし機能を使う
- 固有名詞と数字を元動画で確認する
- AI Chatで要点を対象者別に整える
- 共有用の短い文と詳細メモを分ける
工程を分けると、どこで間違いが入ったかを特定しやすくなります。
無料プランで確認したい制限
公式の料金案内では、無料プランでも製品機能を利用できますが、AI機能、保存期間、プロンプトライブラリ、ブランドボイスなどに制限があります。
特に確認したいのは次の点です。
- 使いたいモデルが現在のプランで選べるか
- 実行前に表示されるクレジット量
- 作成物や履歴が保存される期間
- ファイルの種類と大きさの上限
- 商用利用する場合の最新条件
- チーム共有が必要か
- APIで使える機能と画面版の違い
料金や提供モデルは更新されるため、記事中の古い数字より利用時の公式画面を優先してください。
データを入力する前の注意

仕事の資料をそのまま貼っても大丈夫ですか?

個人情報や社外秘はそのまま送らず、削除・匿名化して必要な部分だけを使います。
AIサービスへ送った文章やファイルは、自分の端末だけで処理されるとは限りません。業務利用では、便利さより先に「送ってよい情報か」を判断します。
入力しない方がよい例は次の通りです。
- 顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス
- 契約書の未公開条件
- 社外秘の売上や原価
- APIキー、パスワード、秘密鍵
- 公開前の製品情報
- 第三者から預かった原稿や画像
必要な場合は、名前を「顧客A」に変える、金額を範囲へ置き換える、不要な列を削除するなど、目的に必要な情報だけにします。会社で利用する場合は、社内規程と契約条件も確認します。
APIを使う前に画面で試す
1min.AIは開発者向けAPIも案内しています。APIを使うと、自作のプログラムや定期処理からAI機能を呼び出せます。
ただし、最初からAPIへ進むと、モデル選択、入力形式、エラー処理、利用量管理を同時に考える必要があります。まず画面で同じ依頼を試し、期待する回答とおおよその消費量を確認してから自動化すると失敗を減らせます。
API化する場合は、最低限次の仕組みを用意します。
- 一回の入力サイズと出力サイズの上限
- 一日の使用上限
- タイムアウト
- 再試行回数の上限
- 同じ依頼の二重送信防止
- 結果と消費量の記録
- 秘密情報をログへ残さない処理
- 人が確認する工程
「自動化できる」ことと「確認なしで任せられる」ことは同じではありません。
よくある失敗と対処
回答が短すぎる
対象読者、必要な項目、目安の長さを指定します。「詳しく」だけでなく、「背景、手順、例、注意点の四つに分ける」と伝えると確認しやすくなります。
回答が長すぎる
最初から全文を書き直させず、「重複だけ指摘」「削れる段落を三つ挙げる」のように作業を小さくします。修正箇所だけを返させると消費も抑えやすくなります。
数字や日付が変わった
依頼文に「数字、日付、製品名は原文から変更しない」と加えます。それでも元資料との照合は必要です。重要な数値はAIの回答からではなく、公式資料から転記します。
同じ質問でも答えが変わる
生成AIの回答には揺れがあります。完全に同じ答えを期待せず、形式と合格条件を固定します。必要なら、合格した出力を保存して再利用します。
クレジット消費が予想より多い
長い入力、長い出力、高機能モデル、画像や動画処理は消費が増えやすくなります。作業を小分けにし、不要な全文再生成を避けます。再試行前に失敗原因を確認します。
途中で処理が終わらない
長文や重い処理では時間がかかることがあります。同じボタンを何度も押さず、処理履歴と残高を確認します。自動処理ではタイムアウト後の状態を確認し、結果が不明な依頼をすぐ再送しない設計にします。
1週間で向き不向きを判断する試し方
一日目はメール整理、二日目は要約、三日目は分類、四日目は言い換え、五日目は企画案、六日目は画像、七日目は結果整理というように、一日一種類だけ試します。
記録表には次の項目を残します。
| 項目 | 記録する内容 |
| 日付 | 実行日 |
| 作業 | メール整理、要約など |
| モデル | 画面に表示された正確な名前 |
| 入力 | 文字数やファイル数 |
| 出力 | 期待どおりか、修正量 |
| 消費 | 実行前後の差 |
| 採用 | 継続、条件付き、見送り |
七日分を比べれば、「安いが修正に時間がかかる」「少し消費するがそのまま使いやすい」といった違いが見えます。クレジットだけでなく、人が直す時間も含めて判断します。
向いている使い方と向かない使い方
向いている使い方
- 複数モデルを少量ずつ比較する
- 文章と画像を一つの残高で試す
- 定型文や要約の下書きを作る
- モデルごとの得意分野を調べる
- 自動化前の小さな試作を行う
慎重に扱う使い方
- 法律、医療、投資など判断を誤る影響が大きい内容
- 個人情報や社外秘を含む資料
- 出典確認なしの調査結果
- 人の確認なしで外部へ送る返信
- 失敗時に自動で何度も再送する処理
迷った時の早見表
| 状況 | 次にすること |
| まず無料で試したい | 無料プランで短いQwenチャットから開始 |
| モデルを比較したい | 同じ依頼文を二つのモデルへ送る |
| 消費が気になる | 実行前後の残高を記録 |
| 長文を作りたい | 見出しごとに作り、最後に人が統合 |
| 事実が重要 | 一次資料と回答を照合 |
| 機密情報がある | 匿名化するか入力しない |
| 自動化したい | 画面で成功条件を確認してからAPIへ進む |
最初の30分で確認するチェックリスト
初回は多くの機能を触るより、次の順で一つの作業を終えることを目標にします。
開始前の10分
- 無料プランであることを確認する
- 現在のクレジット残高を記録する
- AI Chatを開き、Qwenの候補を確認する
- 入力しても問題ない短い文章を用意する
- 完成条件を一文で決める
完成条件は「決定事項と期限が分かれた表になる」「200字以内の案内文になる」のように、見ただけで合否を判断できる形にします。
実行する10分
目的、材料、形式、禁止事項の四つを含む依頼文を一回送ります。回答が期待と違っても、すぐに同じ依頼を繰り返しません。どの条件が伝わらなかったかを一つだけ特定します。
修正する場合は、「もっと良くして」ではなく、「期限のない項目へ日付を追加しない」「表の列を三つに固定する」のように変更点を限定します。
終了後の10分
- 入力にない内容が増えていないか確認する
- 数字、日付、名前を元の文章と照合する
- 人が直した箇所を数える
- 終了時のクレジット残高を記録する
- この作業で次も使うかを決める
一度で判断できなければ「条件付き」と記録します。たとえば「要約には使えるが、数字は必ず確認する」「案出しには使えるが、そのまま公開しない」と用途を限定します。
この30分を別のモデルでも同じ条件で行えば、文章の好みではなく、修正量と消費量を含めて比較できます。最初の目的は最高のモデルを決めることではなく、自分の作業で任せられる範囲を一つ見つけることです。
まとめ

最初の一歩は何をすればいいですか?

短い要約や言い換えを一つ試し、正確さ・修正時間・消費量を記録するところから始めましょう。
1min.AIは、複数のAIモデルと文章・画像・音声・動画などの機能を一つのサービスで試したい人にとって、選択肢を整理しやすい仕組みです。無料プランと無料クレジットがあり、Qwenも短い作業から試せます。
使い始める時は、モデルの数に圧倒される必要はありません。まず一つの短い作業を選び、目的、材料、出力形式、禁止事項を伝えます。その後、正確さ、修正時間、消費クレジットを確認します。
AIの答えをそのまま完成品にするのではなく、下書き、整理、比較の道具として使うと、無料枠でも向き不向きを判断できます。自分の作業に合うと分かってから、画像や文書、APIなどへ範囲を広げるのが無理のない進め方です。
