ベランダとバルコニーと時々テラス
あす建築事務
初めに
まず初めに、このnoteで建築情報の発信を始めようとした理由は、昨今の建築業界の質の低下等でお困りのお施主さんが多々存在している。がきっかけでした。設計事務所を経営している一級建築士が独断と偏見で記事を書いていることを理解した上で、読み進めて見てください。
ベランダとバルコニーの違いと時々テラス
ベランダとバルコニーの違いって何ですか?と聞いて答えられない建築関係者(設計者や住宅営業)はいないと思います。もし答えられない場合は、建築の知識がほぼ無いと思って接してください。 なぜテラスは時々なのか?なんですが、簡単にまとめるとベランダとテラスは建物に付属している。テラスは庭(外部)に付属していると考えると理解しやすいと思います。
ベランダとは?
屋根がついている、屋内と外部を繋ぐ空間。ここがポイントなんです。外部でもなく、内部でもないんです。半屋外・半屋内なんです。例えば強い日差しを遮るように大屋根を掛けます。壁が無いので涼しい風を得ることも出います。日常生活の一環としてBBQするも良し、テーブルとイスを設置してモーニングするも良し、涼しい風が通り抜ける中で読書するも良し。と第二のリビングのように使用できます。因みにですが、発生はインドだと言われています。高温多湿の夏を乗り切るために、涼しくて居心地の良い場所を求めたのがきっかけだそうです(所説有)。日本家屋で置き換えると、半間(≒910mm)ほどでた、庇のついた場所を縁側と言いますね。縁側と言われて想像できるのは、そこに腰かけてお茶を飲んだり、蚊取り線香を置いてかき氷を食べたりでしょうか?良い空間ですね!
バルコニーとは?
屋根のない、2階以上にある空間です。これは外部と内部が完璧に分断されます。日当たりが良く開放感があります。起源はヨーロッパのアパートで庭のない暮らしから脱却を!と屋内から飛び出す外部空間として取り入れられたと言われています。バルコニーはバルコニーで、夏場プールを置いてブールするも良し、キャンプ気分でBBQでも良し、外部でモーニングするも良しで普段の生活では味わえない、外での生活ができますね!日本だと濡れ縁と呼ばれる部分ですね!これはこれで良いですよね!
テラスとは
1階もリビングなどの居室から屋外へ飛び出た、地面よりも1段高くなっているスペースのことを指します。外部からの利用が多く、屋根もなく建物とは開口部で区切られている事が多いので外要素が強いわけです。外部空間と内部空間を繋ぐ空間と捉えています。このワンクッションが生活の選択肢を与えてくれます。また介護施設などではテラスの設置が最近多くなってきているように感じます。
建物を設計する
以前に記事にもしましたが、形だけの間取りを作るのではなく、住まいを設計するのは、バルコニーやベランダのどちらにするのか?その場所はどこなのか?生活にどう影響を与えるのか?などを盛り込む為にも必要な知識です。高気密高断熱のように、環境として温度差のない暮らしも否定はしませんが、テラスやバルコニーのように自然と共存する生活も良いですよ!
