はじめに:ワンオペ育児は「がんばりすぎの証」
「今日も1人で、全部やった。」そんな日が何日も続いていませんか?
朝は自分のことを後回しにして子供の朝の準備や赤ちゃんのオムツを替え、ミルクや離乳食の準備。
抱っこしながら洗濯、合間にぐずる子をあやしながらの食事。
昼寝の間に急いで家事をこなして、気づけばもう夕方。
パートナーの帰宅は遅く、寝かしつけも1人。
ようやく静かになったリビングで、ため息をつく——そんな日常が、何日も続くと心がすり減ってしまいますよね。
ワンオペ育児って、言葉では片付けられないほど重い現実。でも、どうか知っていてほしいんです。
「あなたは、十分頑張ってる」ということを。そして、ほんの少しの考え方の転換で、心が軽くなる瞬間があることを。
※そしてパパたちは、ママたちがこんなことで苦しんでいるということを。言ってくれなければわからないという気持ちもわかりますが、パパにこんなことを言ってもいいのかと悩んでいるママもいることを知って欲しい。
このnoteでは、週6ワンオペで4兄弟の子育てをしている私自身の体験や周囲のママたちの声を元に、「ワンオペでも気が楽になるヒント」をお伝えします。
ワンオペがつらくなる3つの理由
1. 物理的に「休めない」
赤ちゃんは待ってくれません。昼夜関係なくお世話が必要で、自分のペースなんて存在しない。
ご飯を温かいうちに食べられない、お風呂にゆっくり浸かれない、トイレさえ落ち着いて行けない…。
そんな“当たり前ができない日々”が続くと、体力的にも精神的にも限界がきます。
2. 心を分かち合う相手がいない
「今日、誰とも話してないかも…」と気づく日。大人と話せないことが、こんなに孤独なんだと実感することもあります。
特に、パートナーが多忙で家事育児に関われなかったり、相談しても「そんなに大変?」と軽く流されたりすると、ますます「自分だけが頑張ってる」と感じてしまうものです。
私は旦那に相談をしても、真剣に話を聞いてくれていないなと感じて一時期は「この人に何を話をしても無駄だな」と相談することを辞めていた時期がありました…。
3. 「ちゃんとしなきゃ」に追われる
・家はきれいにしておかなきゃ・赤ちゃんにちゃんとしたご飯を作らなきゃ・笑顔でいなきゃ、怒っちゃいけない
そんな「ねばならない」が積もっていくと、どんどん心が硬くなります。
でも、それって本当に全部「しなきゃいけないこと」でしょうか?
気が楽になる3つの考え方
■ ①「100点じゃなくていい」考え方
赤ちゃんのお世話も、家事も、完璧を目指すとすぐに限界がきます。「今日は洗濯できなかった」「ご飯はレトルトで済ませた」——それで全然OKです。
大切なのは“できたこと”に目を向けること。例えばこんなふうに言い換えてみてください。
- 「部屋が片付いてない」 → 「赤ちゃんとたっぷり向き合えた」
- 「夕飯は手抜き」 → 「無理せず食事を出せた自分、えらい」
がんばりを認めるだけで、心の重さは少し変わります。
■ ②「比べない・見ない」勇気
SNSを見ると、「キラキラ育児」「おしゃれママ」「笑顔で楽しそうな家族写真」ばかりが目に入りますよね。
でも、それはほんの一部を切り取った“理想的な場面”です。その裏には、同じように泣いて、疲れて、悩んでいる時間があるかもしれません。
比べても苦しくなるだけ。あなたのペースで、あなたの子育てをすればいいんです。
■ ③「頼っていい」思考のシフト
日本ではまだ「母親なんだから1人でやって当然」という空気が残っています。でも、頼ること=甘えではありません。
- 実家や義実家に頼る
- 行政の「産後ヘルパー」などを調べてみる
- 家事代行を利用してみる
- 一時保育やファミサポを使って、1人時間をつくる
こうした選択肢は「逃げ」ではなく、「自分を守るための手段」です。
頼ることで自分の気持ちの整理をしたり、気分を切り替えることができて新たに頑張ろうという気持ちにもなれる。
たとえ2時間預けただけでも全然気持ちが違うよ。