休憩に入った瞬間、スマホを開く。
SNSを見たり、動画を眺めたり、気になることを検索したりする。
体は仕事や作業を止めていますが、頭には次々と新しい情報が入ってきます。
もし、
「毎日忙しいのに、新しいアイデアが出ない」「休んでいるはずなのに、頭がずっとモヤモヤする」
と感じているなら、足りないのは新しい情報ではないかもしれません。
必要なのは、何も入れない「余白」です。
今日のONE IDEA アイデアが出ないときは、情報を足す前に、スマホから離れる時間をつくる。
ボーッとしていても、脳は止まっていない
「何もしない時間は、もったいない」
以前の僕も、そう思っていました。
しかし、脳は目の前の課題に取り組んでいないときも、完全に休止しているわけではありません。
ワシントン大学のマーカス・レイクルらの研究によって、特定の課題に集中していないときに活動しやすい脳のネットワークが知られるようになりました。
これが「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」です。
DMNは、外からの課題に集中していないときに働きやすく、過去の記憶を思い出したり、自分について考えたり、物事の関係を整理したりする働きに関わるとされています。
大切なのは、ボーッとしている時間が「脳をまったく使っていない時間」ではないことです。
何もしていないように見えても、頭の中では、それまでに入ってきた情報が動き続けています。
情報を追加し続けると、考える余白がなくなる
仕事や勉強をしている間、僕たちの頭には多くの情報が入ってきます。
その休憩中にもスマホを開けば、さらに別の情報が追加されます。
ニュース、SNS、動画、誰かの意見。
一つひとつは小さくても、頭の中に何も入ってこない時間がほとんどなくなります。
もちろん、スマホを見ること自体が悪いわけではありません。
ただ、アイデアが出ないときや考えがまとまらないときに、さらに情報を足すことが解決になるとは限りません。
一度入力を止め、考えを自由に動かす時間が必要なこともあります。

実際に、負荷の低い単純な作業をして思考が自由にさまよったあと、以前から考えていた問題への創造的な回答が出やすくなったことを示す研究もあります。
何もしないことが、必ずひらめきを生むわけではありません。
それでも、考えをまとめる余白をつくることはできます。
僕にとっての「余白」は、水泳と仮眠だった
僕が意識せずに情報を遮断できている時間があります。
それが、水泳と仮眠です。
水の中ではスマホを見られません。
次々と情報を追いかけることもなく、やることは泳ぐことだけです。
同じ動きを繰り返しているうちに、頭の中にあった考えが自然に動き始めます。
プールから上がったあと、泳ぐ前より頭がすっきりしていたり、記事のアイデアが浮かんだりすることがあります。
仮眠も同じです。
眠っている間は、少なくとも自分から新しい情報を追いかけることはありません。
目覚めたとき、ずっと考えていたことが少し整理されているように感じることがあります。
これは「水泳や仮眠をすれば、必ずDMNが働いて答えが出る」という意味ではありません。
ただ僕にとって、この二つは情報の入力を強制的に止め、頭に余白をつくれる時間になっています。
今日、5分だけ情報を入れない
「休むこと」は、サボることではありません。
次の行動へ進むために、いったん情報の入力を止める時間でもあります。
今日の休憩では、5分だけスマホを置いてみてください。
目を閉じてもいい。
外をゆっくり歩いてもいい。
飲み物を片手に、窓の外を眺めてもいい。
何か有益なことを考えようとする必要もありません。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
情報を追加せず、頭が自由に動ける時間をつくる。
その余白が、バラバラだった考えのつながりに気づくきっかけになるかもしれません。
💡 今日から使える武器
次の休憩で、スマホを見ない時間を5分だけつくる。
読書から得た知識と自分の体験を組み合わせ、情報や時間に振り回されないための「ONE IDEA」を発信しています。
役に立ったと感じた方は、フォローして次の記事も読んでもらえるとうれしいです。
