「お客さんの声を聞く」
商売では、すごく大事なことだと思っていました。
でも読書メモを見返していたら、ちょっと面白い話がありました。
舞台は、マクドナルドです。
まず1問。

もしお客さんから、
「もっとヘルシーなメニューが欲しい」
という声がたくさん集まったら、どうしますか?
A|ヘルシーな商品を増やす
B|今までの商品を強化する
僕なら普通にAを選びます。
だって、お客さん本人が「欲しい」と言っているから。
でも、ここからが面白い。
「サラダが欲しい」と言ったのに。
日本マクドナルドは2006年、「サラダマック」を発売しました。
背景には、健康志向や「もっとヘルシーなメニューが欲しい」という消費者の声があったとされています。
ところが、期待したほど売れませんでした。
当時の日本マクドナルドの経営トップも後に、
調査では「サラダを置いてほしい」という声が出る。でも実際には、多く売れるわけではない。
という趣旨の話をしています。
これ、不思議じゃないですか。
欲しいと言った。
商品になった。
でも、買わない。
「言うこと」と「やること」は違う。
たとえば、
「健康的な食事をしたい」
と思っていても、
目の前にポテトがあったら食べたくなる。
「貯金したい」
と言いながら、
欲しい服を見つけたら買うこともある。
「早く寝たい」
と言いながら、
ベッドでスマホを見ることもある。
僕たちは嘘をついているというより、
「こうしたい自分」と「実際に選ぶ自分」が、いつも同じとは限らない。
だから、人を理解するときは、
「何と言ったか」だけでは足りないのかもしれません。

1分だけ考えてみる。
自分にもありませんか?
「こうしたい」と言っているのに、実際の行動は違うこと。
僕なら、
「本を読んだら行動に移したい」
と思っているのに、
読んで満足して終わることがあります。
だから最近は、
「何を学んだ?」だけじゃなく、
「そのあと、実際に何をした?」
を見るようにしています。
TODAY'S ONE IDEA
「欲しい」より、「選んだ」を見る。
言葉は、
理想の自分を教えてくれる。
行動は、
実際の自分を教えてくれる。
人のことを知りたいときも、
自分のことを知りたいときも、
たまには言葉より、
「実際に何を選んでいる?」
を見てみる。
それだけで、今まで見えていなかったことが見えるかもしれません。
