新NISAを賢く使う5つの出口戦略
どーもばびろんです。
今回は2024年から制度拡充された新NISA。
新NISAを使うのは大事ですが、賢く使うための戦略を知っておくのはもっと大事です。
今回は、若い世代にも話題沸騰になっている、新NISAの出口戦略について図表を交えながらしっかり購読者の方に伝授できるように作りました。
では、早速進めていきましょう。
2024年から生まれ変わった新NISA。
生涯使える税制優遇の枠がこれまでのNISAの倍以上となり、利用期間も無期限になったことで、将来の資産形成をサポートする強力な武器となりました。2024年から始めたという方も多いのではないでしょうか。
でも利用するにあたり、読者のみなさんは「いついくらで何を買うか」という、いわば入口の投資方法ばかりに目がいっていませんか?
実は投資で大事なのは、実は入口より出口かもしれません。
なぜなら、投資は将来の利益を最大化することが目標であり、そのためには「いつまでにどのような資産をつくり、いつ投資をやめてどうやって売却・撤退すべきか」という出口を考えることが重要となるからです。
新NISAは従来制度の2つの枠(一般NISAとつみたてNISA)が合わさり、さらに保有期間が無期限になったぶん、出口の戦略も考えることが増えました。「後で考えればいいや」と思って適当に始めると、せっかくの制度をうまく活用できていなかったとずっと後になって後悔することになるかもしれません。
制度をうまく使って大きく資産を増やすためにも、出口戦略はなるべく早めに考えておいたほうがいいでしょう。
新NISAを使う上で欠かせない投資の「出口戦略」について、年齢や投資期間、資産規模などあらゆる事態を想定しながら書いていこうと思います。
おすすめの出口戦略は5つあります。
①本当にお金が必要になるまで出口を考えないコア資産放置戦略
②成長投資枠を使いまわす中長期売買戦略
③減配無配になるまで売らない高配当インカムゲイン戦略
④コア資産を残し個別株を先に取り崩す二重戦略
⑤「4%ルール」で取り崩していく資産維持戦略
これをくわしく書いていく前に、第1章で「なぜ出口戦略が必要なのか」、第2章で「出口戦略を考えるための重要ポイント」について書いていますので前提として読んでみてください。ある程度投資知識があり、結論だけ先に知りたいという人は第3章から読んでもらってもけっこうです。
新NISAを最大限に活かすためにも、しっかり学んでいきましょう!
※ちなみにNISAは、英国発祥の非課税制度である「ISA( Individual Savings Account = 「個人貯蓄口座」の意)」の日本版(Nippon-)という意味です。
【内容】
1章 新NISAの基本と出口戦略の必要性
・1-1 新NISAは保有期間が無期限=いつまでに売るのか残すのかの出口戦略が必要
・1-2 新NISAは2制度併用で投資先が複雑になる=何をどう売買するかの出口戦略が必要
2章 新NISAの出口戦略で考えるべき3つの重要ポイント
・2-1 最終的に必要な資産額と年齢を考える
・2-2 世代別に変わる投資期間と出口戦略
・2-3 売却益狙いか配当重視か、その両方か
3章 新NISAでおすすめの5つの出口戦略
・3-1 本当にお金が必要になるまで出口を考えないコア資産放置戦略
・3-2 成長投資枠を使いまわす中長期売買戦略
・3-3 減配無配になるまで売らない高配当インカムゲイン戦略
・3-4 コア資産を残し個別株を先に取り崩す二重戦略
・3-5 「4%ルール」で取り崩していく資産維持戦略
4章 まとめ