はじめに
「TikTokで仮想通貨を紹介して、アフィリエイトで月100万円稼げる?」
そんな夢のような話を見つけたのは、AIショート動画の世界で話題の“パンダ”というYouTuberの発信からだった。パンダ氏は「AIでショート動画を量産し、仮想通貨の情報をTikTokに流すことでアフィリエイト収益を狙う」という驚きの副業モデルを紹介している。
とはいえ、簡単に稼げる話には必ず裏があるもの。実際にその方法を試してみると、驚きの手間と泥臭さが待ち受けていた——。
今回は、副業探究家のビーノがこの“パンダ式TikTok仮想通貨アフィリ”に実際に取り組み、そのリアルな検証結果をまとめた。初心者でも再現可能なのか?どれくらい時間がかかるのか?本当に稼げるのか?
本記事では、「コンテンツの全体像」「具体的な作業内容」「得られた結果」「そして今後の展望」まで、実体験に基づいて深掘りしていく。
コンテンツ:AI×TikTok×仮想通貨の仕組みとは?
まず、パンダ氏が紹介していた副業モデルを簡単にまとめよう。
- 仮想通貨の爆上がり情報を探す
- AIツールを使ってショート動画を作成
- TikTokに動画を15本アップしてフォロワー1000人を目指す
- そこから仮想通貨系のアフィリエイトに誘導し収益化
つまり、AIで作った動画をTikTokにアップし、視聴者を仮想通貨取引所のアフィリエイトリンクに誘導するというビジネスモデルだ。動画作成には以下のツールが必要になる。
- 画像生成AI(seaartやMidjourney)
- 音声生成ツール(ブリューなど)
- BGM作成AI(スノーAIまたはウーディオ)
- 動画編集ツール(CanvaやCapCut)
- 台本作成支援(ChatGPTやGENS PARK)
これらを組み合わせ、1分以内のショート動画を作って投稿していくのが「パンダ式TikTok副業」だ。
内容:ビーノが実際にやってみたらこうなった
検証者ビーノが、この副業モデルを実際に一から始めてみた。その全工程を振り返ってみよう。
①仮想通貨情報を収集する
まずは「仮想通貨の爆上がり銘柄」を探すことからスタート。
使用したのは「GENS PARK」や「フィーロAI」といった生成AIプラットフォーム。そこに「2025年5月に爆上がりした銘柄を教えて」と入力し、出てきた銘柄をピックアップ。さらにネットやブログ記事で銘柄の背景を調べ、話題性のある通貨を選定していった。
この時点で、すでに情報収集だけで1〜2時間がかかったという。
②画像生成はCアートで
本来パンダ氏はMidjourneyというAIツールで画像を生成していたが、ビーノの環境では利用不可。そのため代替ツールとして「seaart」を使用。
ChatGPTで画像生成のプロンプトを作り、それをseaartに入力。しかし出来上がる画像のクオリティが微妙で、なかなか思ったようなビジュアルにならない。
「それっぽい仮想通貨っぽさ」が出せず、ここでもかなり時間がかかった。
③動画作成:Canvaとviduを駆使
画像ができたら、動画編集に入る。
- 使用ツール:Canva(動画編集)
- 追加ツール:vidu(1日20クレジット制限あり)
- 音楽作成:ウーディオで「Adventure 1990」と入力して生成
- ナレーション作成:某AI音声サイト(読みが独特だったが無料)
編集作業はとにかく手間の連続。1分の動画を作るだけで2〜3時間。ナレーションの音声が不自然なため何度も録音し直し、Canvaに画像・音楽・音声・字幕を入れて調整するのにさらに時間がかかる。
④パソコンの限界との闘い
ビーノが抱えていた最大の壁が、PCスペックの限界だった。
- 自宅PC:Windows XP(もはや博物館レベル)
- 職場PC:Windows 7(中古でもう限界)
- 編集ソフト:CapCutすら満足に動かない
- vrew:起動すらできず
仕方なく、全ての編集をスマホで対応。AI音声ツールも重く、文字入力のタイムラグがひどい。ここまでで、すでに1本の動画作成に約4時間を要していた。
結果:本当に稼げるのか?
ここまでの作業を経て、やっと1本目の動画が完成。ビーノが設定した目標は「まず15本投稿し、フォロワー1000人を目指す」というものだった。
しかし——
- 1本あたり約4時間かかる
- ビデュの制限で1日1本が限界
- 投稿後、すぐにバズるわけではない
現時点で収益はまだゼロ。つまり**「月100万円」はあくまで最終ゴールであり、現実はその“スタートラインに立つだけでも超ハード”**ということが判明した。
「これを毎日投稿しないといけないなら、この副業は破綻するかもしれない」と、ビーノ自身も正直に語る。
最後に:それでもやってみたいあなたへ
AIショート動画を使った仮想通貨アフィリエイトは、確かに理論上は「可能性のある副業」だ。しかし、実際に始めてみると——
- 情報収集に時間がかかる
- AIツールの使いこなしが必要
- 動画編集は想像以上に大変
- PCスペックによっては不可能
と、**「参入のハードルは意外と高い」**ことがわかった。
それでも、「副業として本気で取り組みたい」「動画作成が苦にならない」「最新のAIを使って稼ぐスタイルに興味がある」という人には、確かにチャレンジする価値はある。
ビーノ自身も、「15本作ってからがスタート」と語っており、今後の検証結果次第ではブレイクする可能性もあるだろう。
読者の皆さんの中で、「自分もやってみたい」と思った方は、ぜひトライしてみてほしい。そして、結果が出たらぜひビーノのようにシェアしてみてほしい。
このTipsが、その第一歩のヒントになれば幸いだ。
※今後もビーノによるリアルな副業検証シリーズを更新予定です。気になる方はぜひフォローをお願いします。