はじめに
こんにちは、ビーノです。
今回検証したのは、**「週4万5000円稼げる!」と大々的に宣伝されている海外リモートワーク案件。その発信者は、YouTubeチャンネル「リモート出稼ぎ大学 by こうすけ」**さんです。
「週4万5000円」――この数字だけ見ると、かなり魅力的に感じますよね。しかも在宅で、パソコン1台あればできるとのこと。
私は以前、バベルオーディオという副業を試した経験もあり、「もしかしたら、これもワンチャン稼げるかもしれない」と思い、挑戦してみました。
しかし結論から言うと……英語力ゼロでは、ほぼ不可能でした。
この記事では、私が実際に登録から作業までやってみて感じたこと、その過程で見えてきた怪しさや注意点を、体験ベースで包み隠さずお伝えします。
コンテンツ:案件の全貌
今回の案件の作業先は、**「ペロプティックス(Peroptyx)」**という海外サイト。
仕事内容は、「地図データの確認」です。具体的には、地図上の情報が正しいかどうかを調べる――Googleマップ的な作業だとイメージしてください。
流れとしては、
- サイトに登録(個人情報の入力必須)
- 簡単なテストを受ける
- 承認されれば本作業へ
- 正しい地図情報をチェックして報告
- 作業量に応じて報酬が発生
という形です。
発信者によれば、「日本人は日本の地図案件をやればOK」とのことでしたが、私はそこまで進めなかったため、詳細は不明です。
ただし、ネットで調べると――「支払いが遅い」「全く振り込まれない」「作業量が膨大」「英語力が必要」という声が多数。
早くも、危険信号が点滅し始めました。
内容:実際にやってみた結果
1. 登録と初期テスト
登録時には、名前や住所、電話番号などの個人情報をすべて入力します。この時点で「海外サイトにこれだけ渡すのはちょっと怖いな」と感じました。
登録後は、簡単な英語テストが出題されます。例:「世界で最も背の高い竹の種類は何ですか?」
私はGoogle翻訳とChatGPTを駆使して回答しましたが、正直この時点でかなり疲れました。
2. 3つの大きな作業ステップ
本作業に入る前に、大きく分けて3つのステップがあります。
- 説明を読むすべて英語。ページ数も多く、翻訳しながら読むだけで数時間かかります。ChatGPTを使って翻訳しましたが、専門的な表現や固有名詞が多く、意味不明な箇所だらけ。
- やり方のマニュアルを理解するこれも英語長文で、画像付き。私の英語力では完全にお手上げで、ページを飛ばし飛ばし読み進めました。まともにやれば、ここだけで12時間はかかると思います。
- 練習問題地図上の情報を見て「正しいか間違っているか」を判断する問題です。ChatGPTを使っても正答率は低く、7問中2問しか正解できませんでした。
3. 実際の申請と結果
練習問題を終えて申請しましたが、返ってきたのは「あなたの実力ではお勧めできません」というお断りメッセージ。
つまり、スタートラインに立つことすらできなかったのです。
この時点で気づきました。英語ができなければ、この案件は絶対に無理です。
結果:見えてきた問題点
やってみて分かったのは、以下の3つの問題点です。
- 作業量が膨大すぎる登録から本作業までの準備だけで、10時間以上かかります。英語力ゼロなら倍の時間が必要です。
- 翻訳ツールでは限界があるGoogle翻訳やChatGPTは便利ですが、地図や位置情報特有の用語までは正確に訳せません。作業の精度を上げられず、合格も難しいです。
- 発信者の信頼性動画内で「Appen」や「Lionbridge」など有名な海外リモートワークを例に挙げていましたが、実際には本人はやったことがない様子。紹介だけして、自分では試していない――これは正直、発信者としてどうなのかと疑問を感じました。
最後に:この案件に向いている人・向いていない人
今回の「週4.5万円稼げる」海外リモートワーク案件は、英語が得意で、長時間作業が苦にならない人には向いているかもしれません。
しかし、私のように
- 英語が苦手
- 翻訳ツール頼み
- 短時間で稼ぎたい
という人には、ほぼ不可能です。
また、海外副業全般に言えることですが、発信者の言葉を鵜呑みにしないことが大切です。「実際に本人がやったのか」「成功例だけを切り取っていないか」――これらをしっかり見極めましょう。
私は今回で完全に撤退しますが、この経験を通して、今後も海外案件を検証していこうと思います。そして、その過程で得たリアルな情報を皆さんにお届けします。