DSH japan(DSHジャパン)が取り組む食文化の伝承

DSH japan(DSHジャパン)が取り組む食文化の伝承

ビジネスライター

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日本は輸入食材の増加により食料自給率が低く、主食であるお米よりもパン食が増えています。最近では朝食がパンという家庭も珍しくなくなりました。米の値下がりや政府による減反政策により、専業農家は苦しい経営を迫られ、農業に携わる若者は減る一方で、後継者不足も問題となっています。さらに、近年は食品の廃棄(ロス)が多いことが話題となっており、日本の食に関する問題は山積みです。

一方、政府によるSDGsの取り組み推進により、企業や団体による循環型社会や地産地消への取り組みなどが少しずつ増えてきているのも現状です。

そこで今回は日本の農業・農村・食文化など、日本農業や国産食材の素晴らしさを子どもたちや保護者に伝え、国産食材を使った豊かな食生活を支援し、子どもたちの健やかな成長を守ろうという取り組みを行なっている、DSHjapan代表の田中氏の活動を調査しました!

なぜDSH japan(DSHジャパン)は食文化を守りたいのか

DSH japan(DSHジャパン)は、日本の食文化を守ることが、子どもたちの健やかな成長や日本農業を守ることに繋がると考えています。

子どもたちが正しい日本の食文化と農業の歴史を学び、毎日の家庭での食事と農業がどのようにつながっているのかが分かれば、子供たちの食に関する意識が変わり、農業にも関心を持つと考えています。

田中正雄氏はDSH japan(DSHジャパン)の代表!どんな組織?

DSH japan(DSHジャパン)は、田中正雄氏が代表を務める、2018年1月に設立した社団法人です。

DSH japan(DSHジャパン)を設立した田中氏の想い

  DSH japan(DSHジャパン)の代表である田中正雄氏は、日本の食文化の西洋化などから、米の消費量が減退する中、子どもたちに向けて日本の食文化を伝え、日本固有の食生活を守りたいという思いからDSH japanを設立しました。 

DSH japan(DSHジャパン)の事業理念と法人名称の由来は?

事業理念は以下のようになっています。

食が人を育て、心を育てる。
食を支える文化を知り、次代へ繋ぐ。
食文化が日本を創り、食文化が日本を変えていく。

法人名称の由来は、 「日本の食文化を守るためDASH(ダッシュ)で全国を駆け抜ける・D(大事な)S(食文化を)H(ひとりひとりが考える)」です。

DSH japan(DSHジャパン)の事業目的

DSH japan(DSHジャパン)の事業目的は以下のようになっています。

  • 日本の食文化教育
    食文化の西洋化などから、米の消費量が減退する中、子どもたちに向けて日本の食文化を伝え、日本固有の食生活を守ることを目的としている。
  • 日本農業の歴史教育
    近代化に伴い、農業の姿も大きく変容している。日本の原点から近代農業までを教育し、日本農業に対する意識改革を図っている。
  • 食育を通して子どもたちの健やかな成長を支援
    国産食材を食べることで健全な成長を支援することを目的としている。また、国産食材の消費を後押しする活動も行っている。
  • 化学肥料・農薬へのイメージ改善
    世間では化学肥料や農薬を悪とするイメージが多いが、適正に使用することで安全・安心して食べられる食材を安定的に生産できているという事実を伝え、化学肥料・農薬に関する偏見を払拭することを目的としている。

DSH japan(DSHジャパン)の具体的な事業

DSH japan(DSHジャパン)の事業内容を紹介していきます。

◆各種セミナーの開講

児童、保護者、農業関係者、市場関係者などに向けて、日本の農業・農村・食文化の素晴らしさを伝えるセミナーを開講しています。主な内容は、日本農業の歴史、稲作文化の発展、変わりゆく日本の食文化、農業と化学肥料・農薬などである。主なターゲットは子どもやその保護者。食育の推進に力を入れており、教育現場や公共施設での参加費無料のセミナーも開催しています。

【セミナーの一例】
・変わりゆく日本農業 技術の発展がもたらしたもの
・お米を食べよう!お米を食べると元気もりもり
・日本のお米作りの歴史
・みんなで守ろう日本の農業!
・元気の源 1日3食で元気になろう
・お米・お肉・お魚・お野菜 何でも食べて大きくなろう!
・化学肥料・農薬は敵は嘘 大切なのは使い方

◆子ども食堂への食材寄付

全国にある子ども食堂への食材の寄付を行なっています。寄付する食材は新米や国産野菜、国産果実などです。

【寄付件数 】
2019年:4都府県7施設
2020年:7都府県9施設
2021年:9都府県13施設

◆児童保護施設への食材寄付

子ども食堂と同様に、全国の児童保護施設に食材を寄付しています。

【寄付件数】
2018年:2都県2施設
2019年:5都県5施設
2020年:6都府県7施設
2021年:6都府県9施設

DSH japan(DSHジャパン)のセミナーは子どもたちや主婦層から評判?

  • お米がどうやってできているか分かった。毎日いっぱいお米を食べて大きくなりたい。(小学生)
  • 日本のお米を食べることが自分の体にも合っていて、日本の農業を守ることにもつながると思った。(中学生)
  • 日本の食文化を学ぶことで、自分の食生活も見直すことができた。食や農業に関する勉強をもっとしてみたいと思った。(高校生)
  • 農家さんが苦労して作ってくれた野菜をもっとたくさん食べて応援したいです。スーパーで産地表示を確認して、国産食材を積極的に買うようにしたいです。(30代女性)
  • 改めて日本の食文化を知り、何気なく普段食べている食材に対するイメージが変わった。友人たちにも紹介したい。(30代女性)
  • 親として子供に日本の食文化を伝えていきたいと思った。(40代男性)
  • 専業農家をしているが、改めて農業の歴史を学ぶことができて良かった。明日からの仕事にやる気が出ました。自信をもって作った野菜をもっと多くの方に食べてもらえるように頑張りたい(60代男性)

DSH japan(DSHジャパン)はさらなる事業拡大を目指している

DSH japan(DSHジャパン)では、今後、行政や農業関係機関との連携を強化し、食育事業を全国へ拡大していくことを目指しています。

さらに、農家と消費者をつなげられるようなイベントを開催し、消費者の農業や食材への興味関心を沸き立たせることを目指しています。具体的には、親子で参加できる田植えや稲刈り体験、りんごや葡萄などの収穫体験などを開催し、親子で実体験することにより、食や農に関心を持ってもらうきっかけを作ることを目指しています。

さらに、有名タレントによる食と農に関するPR動画を配信し、若い世代の意識改善を図っていくとしています。田中氏は、まずは消費者の意識を変えることが日本の食文化を守る鍵と考えています。

行政や農業関係機関と連携することで、より多くの子供たちに食育をすることができそうですね。親子で体験できるイベントや有名人を起用した動画配信も、市日本の食に興味を持つきっかけになっていくと思います。これからもDSH japan(DSHジャパン)の活動に期待したいですね。

DSH japanが目指す日本の姿

DSH japanは、日本人が主食であるお米をたくさん食べ、廃棄する食品を最小限にしていくことを目指しています。

さらに、日本固有の健康的な食生活は海外からも注目を集めており、日本人の食を世界に発信していくことができれば、米の輸出量が増加し、農家の収入を増やすことにもつながります。日本の食文化を日本人と世界中の人が守っていく、そんな姿を目指しています。

まとめ

日本の食料自給率低下から、日本の食文化が失われつつあることを危惧しているDSH japan(DSHジャパン)。子どもたちをはじめとするさまざまな世代の人に、日本の食文化や農業の歴史を学んでもらうことで、食や農業への関心を深め、日本の食文化と農業を次世代につなげていくことを目指しています。また、食品ロス問題の対策にも積極的に取り組んでいます。

日本人がご飯を意識して食べるようにしたり、買い物の際に産地表示を確認し、国産のものを手にとるようにすることが農家さんを応援することにもつながるといいます。これからも、DSH japan(DSHジャパン)の活動に注目していきたいですね。

会社概要

法人名:DSH japan(DSHジャパン)
代表者:田中正雄
設 立:2018年1月


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