木原誠二さんは2005年、衆議院議員選挙に初当選。「政治は、日々の現実の暮らしを守るもの。」この理念を掲げ、政治活動に取り組んでおられます。木原誠二さんがどういった政治家なのか、浮き彫りにしていきます。
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木原誠二さんはどんな政治家?
木原誠二さんは2005年9月11日に第44回衆議院議員選挙に、自由民主党公認で東京20区から出馬し、初当選。そこから木原誠二さんの政治家としての活動が本格始動します。
木原誠二さんの自民党での役職は?
木原誠二さんはどんな政治家なのでしょうか。まずは所属議員連盟や内閣における役職や役割を見ていくことにします。現在、木原誠二さんが参加していらっしゃるのは次の3つの議員連盟です。
- 日英友好議員連盟(事務局長)
- 警備業の更なる発展を応援する議員連盟(事務総長)
- 都市における農業を考える若手議員の会(世話人)
日英友好議員連盟に参加しているのは木原誠二さんにとって、英国が特別な国だからだといえるのではないでしょうか。
木原誠二さんは1993年、大蔵省に入省後、95年に英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)へ留学。97年には英国大蔵省に出向しているのです。
木原誠二さんの内閣での役職は?
木原誠二さんは現在内閣では役職に就いておられませんが、これまでに次のような役職に就いてこられました。
- 元 内閣官房副長官(政務)
- 元 内閣総理大臣補佐官
- 元 外務副大臣
- 元 外務大臣政務官
衆議院では以下の委員会に参加してこられました。
- 元 常任委員会
- 元 内閣委員長
- 元 議院運営委員会(理事)
- 元 安全保障委員会(委員)
特別委員会の「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」で委員を務められたほか、審査会では「政治倫理審査会」で幹事として、活動されたことも知られています。
木原誠二さんは自民党の政治刷新本部の幹事長にも就任
木原誠二さんは自民党の幹事長代理、そして政調会長特別補佐に就いておられますが、自民党は今年2024年1月、政治刷新本部の設置を決定しました。この本部は党総裁直属で麻生太郎副総裁や菅義偉前首相が最高顧問に就きました。幹事長となったのが、岸田首相側近の木原誠二自民党幹事長代理が幹事長に就任されました。政権政党である自民党で重積を担っているのが木原誠二さんです。
木原誠二さんの経歴は?
木原誠二さんの生い立ちや経歴などからその人物像を浮き彫りにしていきます。
- 1970年 東京都渋谷区に生まれる
- 1993年 東京大学法学部卒業
- 1993年 大蔵省に入省し、証券局証券業務課に勤務
- 1995年 英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)へ留学
- 1997年 大蔵省主計局法規課
- 1997年 英国大蔵省出向(初代)
- 2001年 財務省大臣官房課長補佐
- 2003年 財務省国際局課長補佐
- 2005年 第44回衆議院総選挙で初当選
- 2009年 第45回衆議院総選挙で落選
- 2009年 政策研究大学院大学研究員、縄文アソシエイツ・コンサルタントとして勤務
- 2012年 第46回衆議院総選挙で2期目の当選
- 2013年 第2次安倍内閣で外務大臣政務官就任
- 2014年 衆議院議員運営委員会理事に就任
- 2014年 第47回衆議院総選挙で3期目の当選
- 2015年 第3次安倍改造内閣で外務副大臣に就任
- 2016年 モンゴルから北斗七星勲章を授与
- 2016年 バングラデシュ・ダッカで発生したテロ事件で現地対策本部長に就任
- 2017年 政務調査会副会長兼事務局長就任
- 2020年 衆議院内閣委員会委員長
- 2021年 内閣官房副長官(政務)および内閣総理大臣補佐官就任
- 2023年 自民党幹事長代理・政調会長特別補佐就任
- 2024年 自民党政治刷新本部・幹事長就任
木原誠二さんの初当選は2005年の郵政選挙
木原誠二さんの初当選は2005年に行われた第44回衆議院議員選挙。「郵政解散」といわれた衆議院解散を受けての、いわゆる「郵政選挙」でした。参議院で郵政民営化法案が否決されたら、衆議院を解散して国民の信を問う、と当時自民党総裁で総理大臣だった小泉純一郎さんが行った選挙です。この選挙で初当選した議員は「小泉チルドレン」と呼ばれていました。現在、木原誠二さんは衆議院議員であり、自由民主党の東京第20区支部長、そして、自民党幹事長代理、政調会長特別補佐を務めておられます。
木原誠二さんの活動方針「誠心誠意、政策で!!」
木原誠二さんのウエブサイトにある「誠心誠意、政策で!! 公正で正直な政治、弱者を守る政治、平和を守る政治」というキャッチフレーズ、この意味はどんな気持ちが込められているのでしょうか。ウエブサイトを見ると次のようにあります。
カッコよく目立つことばかり、パフォーマンスばかり、流行りを追うばかり。
それでは政治の責任は果たせません。
政治は、日々の現実の暮らしを守るもの。
厳しい経営環境で地域を支える中小・小規模事業者、所得が伸びない中で必死に子育てをする親御さん、障害を持ちながらも夢を追う若者、孤独に耐える一人暮しの高齢者、親の仕送りに頼らず学ぶ学生さん、日々、必死に頑張っておられる皆様を支えられる政治を目指していきます。
出典:木原誠二ウエブサイト
人間中心の持続可能な資本主義の構築
木原誠二さんは経済について、人々が豊かに暮らし、日本という国が国際社会で存在感を示していくためには「経済成長」が必要だとしています。そのためには「新たな資本主義」の実現に向けて、次の4つを掲げていらっしゃいます。
・「儲ける」から「儲けた上で、その儲けを適切に配分」へ
・低価格での体力消耗競争から高付加価値経済へ
・経済安全保障の強化
・成長を導き出す無駄のないインフラ整備の推進
「高齢者」も「若者」も「子ども」もの社会保障改革
木原誠二さんは社会保障制度についても改革について、「社会保障制度全体の持続可能性を高めていくことが必要である」として次の5つの実現を目指しているそうです。
・年齢から能力へ、全世代型社会保障制度への転換
・子育て・教育支援の充実、育休制度の促進など子育て支援の充実
・社会保障制度を補完する民間活力の導入
・地域主導の「活力ある健康長寿社会」の実現
・デジタル技術とデータを活用した新たな予防・医療・介護・年金
地域の暮らしを改善するデジタル化の推進
木原誠二さんは「デジタル化は目的ではなく、手段」と明言され、いま話題のAIを取り入れること、5GやIoTを取り入れることが構築を目指すには「国民の暮らしの向上」「利便性の向上」「安心の向上」であり、「人間中心の人に優しいデジタル化を進めていく」、としています
実現目標には次の5つを掲げておられます。
・MaaS、遠隔医療、遠隔教育の実現
・5Gの地方からの早期全国展開
・行政のスリム化、プッシュ型行政の実現
・デジタル規制改革の徹底&データ庁設置
・デジタル支援員の重点的配置
自然災害や感染症に強い、国民を守れる国づくり
また、木原誠二さんは危機時においても、国民の命・暮らしを守ることのできる強靱な国づくりを進めていく、として、次の3つを進める必要があると説いておられます。
・防災・減災対策
・地球温暖化対策の推進
・感染症対策の強化
世界を主導するソフトパワー外交
外交は木原誠二さんが掲げる5つの基本政策の中でも特に注目すべきでしょう。世界では紛争が発生し、苦しんでいる人たちがいます。その中で日本はどうあるべきか、どう行動すべきか、を考え、木原誠二さんは次の5つの実現を目指しています。
・自由・民主主義・人権・法の支配等の基本的価値を守り抜く
・国土、国民、主権を守り抜く、そのために拉致問題の解決に全力
・科学技術・文化芸術等のソフトパワー外交の徹底
・SDGs・気候変動等国際社会のルール形成の主導
・核軍縮・不拡散の主導
まとめ
木原誠二さんは「人間中心の持続可能な資本主義の構築」「高齢者も若者も子どももの社会保障改革」「地域の暮らしを改善するデジタル化の推進」「自然災害や感染症に強い、国民を守れる国づくり」「世界を主導するソフトパワー外交」、この5つの基本政策を掲げ、誰もが安心して暮らせる社会づくりを目指しておられます。その基本政策の根底にあるのが、「政治は、日々の現実の暮らしを守るもの。」です。今後の木原誠二さんの今後の活動に注目していきましょう。
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