□ 好きな人ができるたびに、同じ失敗を繰り返していた
思い返すと、私は「好き」という気持ちが生まれた瞬間から、いつも同じことをしていました。
相手の言動が気になり始める。
「あの一言はどういう意味だったんだろう」と考える。
LINEの返信が来るたびに、速さや文字数を確認する。
ふとした行動から「脈あり」か「脈なし」かを読み取ろうとする。
そして、会うたびに「今日の自分、どう見えていたかな」と振り返る。
気づけば、疲れ切っていました。
好きな人と関わっているはずなのに、楽しさよりも消耗感のほうが大きい。
「どう思われているか」を考えすぎて、自分がどう思っているのかを忘れてしまう。
そんな状態になっていたのです。
好きな人ができると、なぜか自分らしくいられなくなる。
この感覚、わかる人もいるのではないでしょうか。
好きな人がいないときは、自然体で話せる。
それなのに、好きな人ができた途端、言葉を選びすぎたり、表情を気にしすぎたり。
「こう見せたら好かれるかな」と考えることに、エネルギーを使ってしまいます。
これが何度か続いたとき、私は気づきました。
うまくいかないのは、相手との相性の問題だけではない。
好きになったときに、毎回同じことをしている。
そこに問題があるのではないか、と。
この記事では、そんな私が恋愛での失敗を振り返り、変えてきたことを正直に書いていきます。
好きな人ができるたびに、同じことで悩んでしまう。相手の反応が気になって、自分らしく振る舞えない。恋愛を楽しみたいのに、いつも疲れてしまう。
そんな方に読んでいただきたい内容です。
私が変えたのは、相手への接し方だけではありません。
「どう思われたいか」から始まる恋愛を、「どう関わりたいか」から始まる恋愛に変えたこと。

それだけで、恋愛への向き合い方が少しずつ変わっていきました。
□ 好きになると「どう思われているか」しか考えられなくなる
好きな人ができたとき、私が最初にやっていたこと。
それは、相手のSNSを見返すことでした。
どんな投稿をしているのか。何が好きなのか。どんな言葉を使うのか。
それを頭に入れて、「この人が好きそうな話題」を考える。
会ったときには「この人に気に入ってもらえることを言おう」と準備する。
気持ちとしては、相手のことを知りたいと思っていました。
でも、振り返ってみると、実際にやっていたのは相手に好かれるための情報収集だったのです。
相手のことを純粋に知りたいときは、自然と「もっと知りたい」という気持ちが生まれます。
ところが、好かれることが目的になると、会話の最中も気が抜けません。
「今の話は面白かったかな?」「この反応はどういう意味だろう?」「うまく話せているかな?」
相手と話しながら、頭の半分では自分のことを採点していました。
これでは、目の前の相手の話を十分に聞けません。
最初のうちは楽しくても、少しずつ疲れていきます。
そして、いつの間にか気まずい距離感が生まれてしまう。
私は、この悪循環を何度も繰り返していました。
□ いつも同じパターンに気づいた日
何度目かの「うまくいかなかった」のあと、少し立ち止まって考えました。
相手が変わっても、状況が変わっても、私がやっていることは同じでした。
好きになる。好かれようとする。相手の反応を気にする。自分の言動を振り返る。
疲れてしまう。そして、うまくいかなくなる。
5回も6回も、同じようなことを繰り返していたのです。
そこで、ようやく気づきました。
問題は、相手だけではなく、私が恋愛の始まりにやっていることにもある。
そう思ったとき、少し怖くなりました。
相手のせいにできなくなったからです。
でも同時に、自分の行動なら変えられるかもしれない、とも思いました。
好きな人ができたとき、私たちはつい「どうすれば好かれるか」を考え始めます。
でも、その前に考えるべきことがありました。
それは、
「私は、この人とどう関わりたいのだろう?」
という問いです。
「どう思われたいか」ではなく、「どう関わりたいか」。
自分の中の順番を変えることが、恋愛への向き合い方を変えるきっかけになりました。
□ 最初にやることを変えたら、恋愛への向き合い方が変わった
最初にやることを変えてから、一番大きく変わったのは、恋愛で消耗する時間が減ったことでした。
以前は、好きな人と話したあとに必ず振り返っていました。
「今日はうまくいったかな?」「あの発言はよかったかな?」「次に会ったときはどうしよう?」
でも、少しずつ、会ったあとに「楽しかったな」という気持ちが残るようになりました。
「どう見えたか」よりも、「どんな話ができたか」が記憶に残るようになったのです。
もうひとつ、変わったことがあります。
相手のことが見えるようになりました。
「どう思われているか」を気にしていると、相手の言葉を「脈あり・脈なし」のサインとして受け取ってしまいます。
でも、「どう関わりたいか」を起点にすると、相手の言葉をそのまま受け取れるようになります。
相手が本当はどんな人なのか。どんなことを大切にしているのか。少しずつ見えてくるようになりました。
そして、うまくいかなかったときの気持ちも変わりました。
以前は「また失敗した」と落ち込んでいました。
でも今は、「この人とは、そういう関係ではなかったのかもしれない」と考えられるようになりました。
相手の気持ちをコントロールすることはできません。
けれど、自分がどう関わるかは、自分で選べます。
この違いが、私にとって大きな変化でした。
□ やってはいけないことに気づいた
最初にやることを変える一方で、もうひとつ気づいたことがあります。
それは、やってはいけないこともあるということです。
私が特に気をつけるようになったのは、次の2つでした。
ひとつ目は、
脈あり・脈なし探しを始めること。
返信が早かったら「脈ありかな?」
少し遅かったら「脈なしかな?」
笑顔で話してくれたら「好かれているのかな?」
会話が短かったら「嫌われたのかな?」
相手は普通に過ごしているだけなのに、こちらは一つひとつの行動に意味を探してしまいます。
そうなると、気持ちはジェットコースターのようになります。
探せば探すほど、相手のことを考えているつもりで、実際には自分の不安ばかりを見ているのです。
ふたつ目は、
好きな人の前だけ別の自分になろうとすること。
いつもより明るく振る舞う。
相手が喜びそうなことを言う。
本来の自分よりも魅力的に見せようとする。
無意識のうちに、そんな行動をしていました。
でも、演じた自分で好かれたとしても、相手が好きになったのは、演じた自分かもしれません。
本当の自分を知ってもらうことができなければ、関係が深まりそうで深まらない。
そんな状態になってしまうこともあります。
では、どうすればいいのか。
ここから先では、私が実際に意識するようになった「最初にやること」と「やってはいけないこと」を、具体的にお伝えします。
好きになることは、コントロールできない。でも、好きになったあとに何をするかは、選べる。
同じ失敗を繰り返してきた私が、少しずつ変わるきっかけになったことです。
