ド下手マスクコメディーズ♯1 グッピーマスクショップ

ド下手マスクコメディーズ♯1 グッピーマスクショップ

koll

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タイトル:ド下手マスクコメディーズ

サブタイトル:グッピー・マスクショップ

脚本:コール

♯1 グッピー・マスクショップ

・キャラクター

アレット・ファイエット:グッピー・マスクショップの店員、女性

テイ・ハオユー:グッピー・マスクショップの店員、男性。中国系アメリカ人

メラン・アコスタ:グッピー・マスクショップの店員、男性

ブロディ・アンダーソン:長年グッピー・マスクショップに通う常連客、おじいさん

・舞台

アメリカ・テキサス州のアーリントン。映画館の近くにマスク専門店がある。名を「グッピー・マスクショップ」。

ナレーション:グッピー・マスクショップ。一見は一軒家のようなお店だ。全体が黄色に覆われた色に、ドアはレトロなブラウン。引くタイプ。

そこにはマスクを売る愉快な従業員たちが働いている。どのような従業員が働いているのか、ご紹介をする。

ナレーション:1人の男性は「グッピー・マスクショップ」に入る。

ブロディ:やあ、久しぶりだな。このお店に入るのは。

ハオユー:いらっしゃいませ! あ、お久しぶりです!

ブロディ:久しぶりだね。ハオユー。

ハオユー:久しぶりです。今日はなにをお探しで?

ナレーション:この話している従業員はテイ・ハオユー、男性。中国出身アメリカ人で、このマスク専門店では最古参メンバーだ。ちなみに趣味は顕微鏡で砂の結晶を調べる事と、旅行。

髪の毛は短く、毛先が焦げ茶に染めている。いわゆるコリアンスタイルだそうだ。イケメン。

ブロディ:今日は初心にかえってお店のロゴ付きデザインにするよ。

アレット:お目が高いですね。

ナレーション:と、近くから女性の声がする。

アレット:お久しぶりですね! ブロさん。

ブロディ:久しいな、アレット。

ナレーション:この女性は今回のお話の主役。アレット・ラ・ファイエット。金髪に右の髪に少しピンクがあるのが特徴。凄く真面目な子だ。

アレット:ブロさん、お店のロゴもいいですが最近新調したロゴ付きどうですか?

ブロディ:ほう、これか?

アレット:はい。

ブロディ:うむ、このデザインは少し子供ぽいがいいデザインだ。使うのも、飾るのもかわいい。

アレット:そうでしょ?

ブロディ:いいだろう、このデザインを買う。

メラン:そのデザインは9.89ドルです。

ナレーション:青年の声が聴こえる。

ブロディ:ん? 君はたしかあの時会った子だな?

メラン:はい、そのデザイン僕が作りました。

ブロディ:ほうセンスがいい。

ブロディ:元気かのう? 連れてこられてもうどれぐらい経つ?

メラン:元気です! もう13年です。

ブロディ:そんなに経つのか…… 光陰流水。そうか、それで9.89ドルだったかな?

メラン:はい、そうです!

ブロディ:10ドルで買うよ。お釣りは要らん。

メラン:ありがとうございます!

ナレーション:ブロさんはメランに10ドルを渡す。

メラン:ブロさん気をつけて帰ってください。

ブロディ:ありがとう。

ナレーション:お礼を言うとブロさんはお店を後にし、帰っていく。

ナレーション:先程話した青年、メラン・アコスタ。ホンジュラス出身。13年前社長に出会いマスク専門店で働くことになった。趣味はコイン眺め、コイン集め、小説。

ナレーション:お客様としてきたブロディさんはお店当初から来てくれているお得意さんだ。最近姿を見てなかったが、久しぶりにお店に出向いた。4年近く見てなかった。杖を持っていて、少しやつれていた。恐らくご病気になられたのだろう。ブロディさんに関してはまた近々詳しく分かることだ。今は気にせずに読むことをおすすめする。だが、凄く重要な人物だ。

ナレーション:このお店の社長は女性なのだが、今日は不在なので、姿はない。今、別の仕事でベネズエラにいるそうだ。

ナレーション:アレットはメランに話しかけた。

アレット:やっぱりあのデザイン、売れるわね。

メラン:ああ、新しいロゴ付きデザインだし、売れないと困る。

アレット:いつの間にそんなこと言えるようになったの?

メラン:さあね?

アレット:前はもっと「わああ! 僕のデザインは売れないんだ…… 」とか言って泣いてたのに。

メラン:そ、そ、そんなことない!

アレット:めちゃ同様してんじゃん。またいい事だね。

メラン:このデザインは僕もすきだ。

ナレーション:メランは新ロゴ付きデザインのマスクを引き出しの中から取り出す。

メラン:このデザインは特別だ。

アレット:そうだね。

ナレーション:と、2人でマスク眺める。

ナレーション:そこにヒョコっとハオユーが現れる。

ハオユー:ねえ? もう閉店だからまた明日!

ナレーション:ハオユーは真顔で言った。

ナレーション:明日はどんなお客様が来るのだろうか。みんなは楽しみで仕方無かった。


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