
精神疾患になる人が信じている幻想 3選(3000文字)

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
今回は、精神疾患の原因ともなっている『幻想』についてです
今回は3選ですが、まだまだあります
空想、幻想、妄想、夢物語
精神疾患に苦しむ人の多くは、現実とは異なる空想や幻想、さらには夢物語に強く影響を受けています
これらの信念は一見ポジティブに見えるものもありますが、現実とのギャップが大きいため、逆に苦しみを生む原因となることが少なくありません
こういった幻想を信じている事が、精神疾患の原因の一つとも言えます
以下に、よく見られる幻想や夢物語について解説します
1. 【天罰】悪いことをした人には、いつか罰が下る
精神疾患になる人は、天罰の存在を信じている
「悪いことをした人には、いつか罰が下る」という、公平さの自動調節機能、神様の裁きの存在だ
「悪いことをすれば必ず罰が当たる」と信じることで、不公平な現実を受け入れられなくなる
実際には、道徳的に問題がある人が成功を収めることも珍しくなく、「正しい人が報われる」という保証はどこにもない
この信念が強すぎると、理不尽な現実に直面したときに絶望感が増し、ストレスが大きくなる
現実には、道徳的に問題のある人が成功することも珍しくなく、「正しい人が報われる」という保証はどこにもない
たとえば、悪事を働いたにもかかわらず大金を手に入れ、権力を持つ人は多く存在する
一方で、誠実に努力している人が不遇のまま人生を終えることもある
このような現実を受け入れるのは苦しいが、実際の社会では倫理と報酬が必ずしも一致しない
この信念が強すぎると、理不尽な出来事に直面した際に、「こんなことが起こるのは間違っている」「悪人が裁かれないのはおかしい」と怒りや絶望が増し、ストレスが大きくなり、やがて犯罪者になる事もある
社会の不公平さに対する不満が蓄積し、常に「悪人が罰せられるべきだ」と考えてしまうことで、心理的な疲弊が進む
また、「悪人にはいつか天罰が下る」という考えに依存することで、自分自身が能動的に行動を起こす機会を失うこともある
「いつか正義が勝つ」と信じているだけでは、何も変わらない
それなのに、自分の人生が好転しないことに対して不満を募らせると、さらにストレスが増し、自己肯定感が低下するという悪循環に陥る
現実的な視点を持つことが大切であり、「悪人が必ず罰せられるわけではない」「理不尽なことは起こり得る」と理解することが、精神的な安定につながる
正義を求めること自体は否定すべきではないが、それを現実的な行動に結びつけられず、自滅したり逆恨みに発展する
2. いつか幸せな日が必ずやって来る
>「いつか幸せな日がやって来る」という幻想とその危険性
「いつか幸せな日が来る」という幻想は、例えば、「(何もしなくても)いつか幸せな日がやって来る」という幻想
「何もしなくても、いつか自然と幸せな日がやって来る」と考えてしまうと、現実的な行動を取る努力をしなくなる
実際には、幸せは意図的な行動や環境の調整によって生み出されるものであり、ただ待っているだけでは訪れない
「いつか幸せな日が来る」という幻想は、「今は辛いけれど、いつかきっと幸せな日が来る」という幻想の場合もある
この考え方は、一見すると前向きな希望のように思えるしかし、これを信じてしまうと、現実的な努力を怠り、人生が思うように進まなくなる
>「いつか」を待つだけで何も変わらない
「いつか幸せになれる」と信じることで、現実的な行動を取らずに待つだけになりがち例えば、仕事が辛くても「そのうち楽になるはず」と思って何の改善策も取らなかったり、人間関係に不満があっても「そのうち分かり合えるはず」と放置するこうした考え方は、問題を解決するどころか悪化させることさえある
> 「運命」や「奇跡」に頼る危うさ
「いつか幸せになれるはず」と考える人は、「運命」や「奇跡」を信じがち「いつか白馬の王子様が現れる」「努力しなくても突然大成功する日が来る」など、漠然とした期待にすがることで、実際の努力を怠ることにつながるしかし、現実では幸運を待つだけでは状況は変わらない
> 受け身の姿勢が自己肯定感を低下させる
「いつか幸せになれるはず」と信じながらも、現実が何も変わらないと、「自分はなぜ幸せになれないのか?」と悩むようになるこれが長引くと、「自分はダメな人間だ」と感じるようになり、自己肯定感がどんどん下がっていく未来の幸せを願うこと自体は悪いことではないしかし、それが「何もしなくても幸せになれる」という考えに繋がり、現実を直視する力を失う
3. 願いは叶う
「強く願えば叶う」「信じ続ければ夢は実現する」——こうした考え方は、自己啓発書やポジティブ思考のメッセージによく見られる
希望を持つこと自体は悪くない
しかし、精神的に不安定な人や、現実と理想のギャップに苦しんでいる人にとって、この考え方は逆効果
努力や現実的な行動が伴わないとただの幻想になる
精神的に不安定な人は「願うだけで満足する」傾向があり、具体的な行動を起こせなくなる
> 願うだけでは何も変わらない
願いを持つことは大切だが、それが「願うだけで叶う」と考えてしまうと、行動を起こす意欲がなくなる
例えば、「お金持ちになりたい」と強く願うだけで、何の努力もせずに待っていても収入が増えることはない
何度も神社にお参りに行くが、収入を増やす為の努力はしない
同様に、「良い人と出会いたい」と願うだけで、実際に人と交流しなければ理想の相手と出会うことはない
毎日外に出るとか、仕事終わりに街に出るとか、その程度の行動をしただけでは、理想の相手と出会う可能性は低いまま
>「願えば叶う」という思考が自己責任論に変わる
「願いが叶わないのは、自分の願いが足りないからだ」「自分がネガティブだから悪い結果になった」という考えに陥ることがある
こうなると、関係ない事や根拠のない事で、いくらでも自分を責める事ができるようになる
就職の面接に落ち続けるのを自分の運のせいにしたり、良くない異性と交際するのは自分の運のなさのせいにしたり
現実的な問題が発生したときにでも、「自分の心の持ちようが悪いせいだ」と責め続け、精神的な負担が大きくなる
> 現実逃避の道具になる
願うだけで満足してしまい、具体的な行動を取らなくなる
例えば、「いつか才能が認められる」と信じ続けるあまり、実際にはスキルを磨かず、何の準備もせずに時間だけが過ぎていく
結果として、現実と理想のギャップがどんどん広がり、自己否定につながる
>「引き寄せの法則」の危険性
「ポジティブなことを考えていれば、ポジティブな出来事が引き寄せられる」といった考え方も広まっている
確かに前向きな思考も重要だが、これを極端に信じると、「悪いことが起こるのは、自分のネガティブな思考のせいだ」と考え、余計に苦しむことになる
また、努力や環境の変化が必要な場面でも、「考え方を変えれば解決する」と思い込んでしまい、現実的な対応が遅れる
願いを持つことは希望につながるが、「願えば叶う」と考えるだけでは、現実は何も変わらない
むしろ、行動しないまま時間が過ぎ、精神的に追い詰められるリスクが高まる
願いを現実にするためには、計画を立てて実際に行動することが不可欠だが、それはやらない
「願うこと」自体をゴールにせず、具体的な一歩を踏み出すことが、夢を叶える本当の方法だという現実に向き合わない
