生理ハラスメントしてませんか?

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
「生理なんだから察してよ?」には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
生理はしんどいです
人によって重さはそれぞれですが、身体も重いし、感情も揺れます
思考がまとまらなかったり、人に優しくできなかったり、それはもう、仕方のないことです
「私は今、生理だからイライラしてるの」「生理なんだから、それくらい察してよ」
でもそれ、本当に“察してほしい”だけですか?
もしかすると、“相手をコントロールするための暴力”になっていませんか?
尚、このnoteは、重い生理の症状の改善について、色々と努力した人、努力している途中の人向けではないです
全然努力していない人向けです
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理解されるには、準備が必要
>理解されない苦しさの前に、理解される準備はできているか
相手からの理解を期待するだけでは、自分の人生を他人任せにしてしまうリスクがある
そもそも、「理解しろ」と言われて素直に理解できる人は、それほど多くない
生理を理解しない人に対して、あなたが反感を持つのと同じだ
だからこそ、一方的に「理解してほしい」と望む前に、自分の気持ちや状況をどう伝えれば相手に伝わりやすいか、どんなサポートを得れば安心して過ごせるか、といった準備が求められる
それが「大人」だ
こうした準備をしないまま、「わかってくれない人が悪い」と考えるのは、かえって理解されない苦しさを深めることになりかねない
配慮してもらえるかどうかを相手だけに委ねていると、自分の居心地や安心感は相手の行動次第になってしまう
つまり──
配慮されるかどうかを、相手に委ねている限り、自分の人生は他人任せになる
そうならないためにも、まずは自分ができることを探り、自分の生きやすさをどう整えられるかを主体的に考えることが大事だ
それが自分の人生に責任を持つという大人の行動だ
>多様性社会となったので生理は理解されない
世の中では、多様性(ダイバーシティ)社会を目指しているこれは、多様性を尊重する風潮だ
多様性社会は、性別や年齢、国籍、障がいの有無、性的指向など、さまざまな違いを持つ人々が尊重され、活躍できる社会だ
そして、「生理」への理解が必要だという事も盛んに言われている
企業の研修でも、SNSでも、「配慮」と「共感」が飛び交っている
しかし、多くの人は、この「多様性」を目指すという言葉の意味を知らない
多様性を目指すという事は同時に、多様性を目指さない人の事も許容するという事だ宗教で言う、「万物を愛せよ」的な意味だ
つまり、生理について理解するかどうかは、多様性社会では、その人の自由となった
だから、生理を理解しない人が居ても、それは悪い事ではない
むしろ、生理を理解しない人を責める事の方が、多様性社会に反している
生理を理解してほしい人にとっては、理解する事を強制する社会とならない限り、望み通りの居心地は手に入らない
こういう日本語の意味を間違って捉える人が多ければ、生理を理解する人が増えるが、多様性社会という言葉の意味を正確に理解できる頭の良さがあれば、生理は理解されない社会になる
周囲の配慮に期待するだけだと、生きづらさが増す
自分の限界や助けてほしい部分を伝える努力を怠るべきではない
「自然現象だから」で思考停止
>“生理なんだから仕方ない”は、大人としてどう?
生理は自然現象だ
避けられない
けれど、“自然だからしょうがない”と全部を諦めるのは、ただの放棄だ
・自分の体調をどう整えるか・仕事との折り合いをどうつけるか・家族との距離をどう保つか
これらは、自分で選ぶことができる
それなのに
「私、生理だから無理」「私を責めないで 生理なんだから」「これくらい配慮して当然でしょ?」
もし、こんな言葉を周囲に向けているとしたら、それは“生理を理由にした精神的暴力”になっている可能性がある
>つらい生理中でも働きやすい会社は、正しい?
生理がつらい時に、仕事をするのは大変だ
生理がつらくても、同僚たちが理解あって、働きやすい会社を求める人たちがいるが、それは本当に正しい事だろうか
「風邪」に例えてみる
風邪をひきながら仕事をする事は、正しいのだろうか
風邪はある程度予防できるが、仕方ない部分はある
会社は、風邪を引きながらでも働ける環境を提供すべきだろうか
風邪をひいた時や、つらい生理中でも働きやすい会社より、休みやすい会社の方が良いのではないだろうか
>女性が多い会社なら、生理について理解があると思っている?
もしこう思っているなら、なんと頭の悪い考え方だと言ってしまう
あなたは、自分にとって都合の良い考え方をしていて、現実を見れていない
「女性同士なら気持ちがわかるはず」「女性が多い会社なら生理休暇も取りやすい」なんて思い込みは、実際にはあまり当てにならない
女性の数が多い職場でも、「生理なんてみんなあるものだし、甘えるな」という空気が蔓延しているケースは少なくない
なぜそんなことが起こるのか
人間は、自分と似たような境遇の人ほど「自分は乗り越えてきたんだから、あなたもできるはずだ」と厳しく当たってしまう傾向がある
心理学でも、同じ属性を持つ相手に対して“自分と同じように苦労するべきだ”という意識が働きやすいと指摘されている
たとえば、「私だって同じ女として生理痛を我慢してきた」「なのに、あの人は生理を理由に休むなんてずるい」という感情が生まれるわけだ
女性の多い会社に勤めると、逆に「生理なんて大したことない」「生理ごときで仕事を休むなんてありえない」という否定的な声が強くなる場合がある
自分の過去の苦労を正当化したいあまり、ほかの女性のしんどさを軽視する人もいる
こうした職場では、生理痛への理解を期待すると「甘え」扱いされることすらある
もちろん、女性だからといって必ずしも他者の生理に厳しいわけではない
個々人の価値観や経験、社内の風土によって状況は変わる
しかし、「女性が多い=生理に理解がある」と短絡的に思い込むのは危険だ
同じ性別同士だからこそ生まれる同調圧力や競争心が働いて、むしろ理解が得られにくい場合もある
生理に限らず、どんな組織でも「同じ属性を持つ人がたくさんいるから安全」とは限らない
自分が感じている痛みや体調不良を軽んじる人は、男性でも女性でも一定数存在する
そんなときに大事なのは、しっかりと情報を伝え、サポートを求める姿勢を持つことだ
「わかって当然」と相手に期待しすぎると、話が噛み合わないときに余計につらくなる
「女性が多いから生理への理解があるはず」と考えるのではなく、「同じ女性でも感じ方は十人十色」と捉えるほうがいい
そうすれば、根拠のない期待に縛られて落胆するリスクを減らし、自分から情報を発信して味方を得ようとする意欲を保ちやすくなる
人によって痛みや症状は違うし、仕事との両立のしかたも事情が変わってくる
「同じ女性ならわかるだろう」という幻想に頼るのではなく、必要な理解や配慮を得るために自分の体調や困りごとを具体的に伝える工夫が欠かせない
もし周囲に「生理を軽視する女性社員」しかいない職場だったとしても、他の部署の上司や産業医など、頼れる窓口があるかもしれない
思い込みにとらわれず、周囲と建設的な対話を重ねていくことが必要だ
生理とどう向き合うかは、自分で選べる
>「私、つらい」で止まらず、自分のために動いているか
まず、自分の生理に向き合うことだ
感情的にならず、科学的に改善する
把握して、記録して、対策する
鎮痛剤を使う、婦人科にかかる、ピルを検討する、食生活を整える──やれることはたくさんある
「仕方ないから」「みんなそうだから」と放置してきた人も多い
でも、その結果としてしんどいのは、あなた自身だ
>日本人はそんなに頑丈ではない
日本人は、他の人種に比べれば、そんなに頑丈ではない
先進国なのに虫歯が多いし、歯並びも悪い
視力も悪いし、筋力も低く、力も強くない
世界の事について知識は少ない
生理でつらくなっても全くおかしくない
ピルを試してみて、合わない人はいくらでもいる
「何回か試したけど、ピルは合わなかったから止めた」
しかし、その程度で良いのだろうか
ピルを使った改善方法には、色々とある
何回か試した程度で諦めるのは、むしろあなた自身を苦しめている
自分を守るのは「理解してくれる他人」じゃない
>“わかってほしい”なら、まず自分が自分をわかっているか
本当に“周囲の理解”がほしいなら、まずは自分が自分を理解していることが前提になる
・「今日はイライラしやすい日だ」・「だから、深呼吸を増やそう」・「人との距離を少し取っておこう」・「ちゃんと痛み止めを使おう」
そんな小さな選択の積み重ねが、自分を守る
それは甘やかしではなく、セルフマネジメントだ
大人であれば、セルフマネジメントはある程度できるし、すべきだ
あなたは大人?
>生理を免罪符にしていないか?
誰かを責めていないか
配慮されて当然と思っていないか
しんどさを「人間関係の武器」にしていないか
生理があることを理由に、他人に厳しく、自分に甘くなっていないか
その問いに、ちゃんと向き合えるかどうか
子どもに、後輩に、パートナーに、あなたは「これが大人の振る舞いだ」と胸を張って言えるだろうか
そんなふうに、自分の態度をもう一度見直してみても、損はない
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