先生の言うことを聞いていたら、先生のような人間にしかなれないじゃないか。
平成からのタイムトラベラー
羽生善治氏と岡田武史氏の対談から。
岡田武史 元サッカー日本代表監督。
選手の指導法について。
「指導の本質は、教えるのではなく引き出すことにあるということです。
それまで私は、空のコップに水を入れてやるのが指導だと思ってました。
でも、そうじゃないんですね。
指導とは実は、コップの中にすでに入っているものを表へ引き出してやることにほかならない。
そうコペルニクス的に気づいたんです。
エデュケーションの語源はラテン語のエデュカーレで、まさに”引き出す”という意味だそうです。」
なるほど。
どうしても、教えてやろうと思い、話も聞かずに、しゃべりまくっている人がいますからね。
面白い話を聞いたことがあります。
中学校で、教師が、言うことを聞かない生徒に
教師「どうして先生の言うことが聞けないんだ!」
生徒「先生の言うことを聞いていたら、先生のような人間にしかなれないじゃないか。」
と言ったそうです。
話が少しそれましたが、全く理屈に合っていますね。
自分が教え込もうと思っても、所詮、自分以上にはならない。
それよりも、その人の本来持っている素晴らしい才能を引き出してあげることが、指導者の役割なんでしょうね。
あなた程度の人間になっても仕方ないじゃないですか・・・・
荒海は、リーダーシップを試す本物のテストである。
穏やかな海では、どんな船長もいい船長だろう。
スウェーデンのことわざ