岡田武史さんと羽生善治さんの対談より。
羽生さん
「将棋が急に弱くなることはありませんが、少しずつ力が後退していくことはあって、
その後退要因として一番大きいいのが『リスクをとらない』ことなんです。
リスクテイクをためらったり、怖がったりしていると、ちょっとずつですが、
確実に弱くなってしまうんですね。」
「長くやっていると、過去の成功体験、失敗体験が経験則として積み重ねられてきますよね。
それは、危機と安全の境界を見きわめる頼りがいのある測定器である反面、
安全策の中に自分を閉じ込めてしまう檻にもなります。」
なるほど、がむしゃらに前進していた時は、大きく成長するが、
いったんある程度の地位を手にいれてしまうと、それを守ろうとして、
攻めの姿勢がなくなってしまうんですよね。
いつも、自分は傷つかないように、安全圏におこうとする。
勝ちに行くより、引き分けを狙う。
じりじりと、弱っていくんですよね。
守ろう、守ろうとすると後ろ向きになる。
守りたければ攻めなければいけない。
羽生善治
リスクを負わないのがリスク
ビル・ゲイツ
この記事のライター
平成からのタイムトラベラー
昭和、平成を愛する、タイムトラベラー あの時代に帰りたい。。
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