かつて、球団創設9年目で楽天が優勝しましたね。
楽天も、阪神と同じ、野村、星野両監督のリレーで優勝。
間にブラウンさんを楽天ははさむが、まずはいつも苦しい時代を、しっかりと選手育成に努めた、野村克也氏に、「おめでとう」と言いたいでよね。
いつの時代も基礎を作るだけで去っていく人がいる。
そしてその土台の上で、花を咲かせる人もいる。
決して、礎を築いた人を忘れてはいけない。
そのことは星野監督が一番分かっていると思う。
そういう男だ。
日本は、すべて自分の力の様に、世間に言う人がいるが、世間はよく知っている。
決して騙されてはいけない。
「V9時代の巨人を指して、「あれだけの選手がそろっていれば、どうやったって優勝できた」という人がいますが、それは違います。
あれは王貞治、長嶋茂雄という「チームの鑑」がいたからこそ、成し遂げられた偉業なのです。
事実、私が南海で四番を打っていたとき、巨人から移籍してきた相羽欣厚(あいば・よしひろ)という選手がこう言っていました。
「ON(王・長嶋)は練習でもいっさい手を抜かない。
球界を代表するあの二人があれほど練習しているのです。自分たちだってやらないわけにはいきませんよ」。
それを聞いて当時の私は、身が引き締まる思いがしました。」
「勝つときにはいろんな勝ち方があって、相手が勝手にずっこけたり、勝手にミスしてくれたりして「ああラッキー」という勝ち方もあります。
しかし、負けるときというのは、負けるべくして負けるものです。
勝負の世界にいると、勝って反省というのはできないが、負けたときには反省する。敗戦の中にいい教訓があると思います。」
野村克也
「井戸を掘った人を忘れない」
中国のことわざ
「一緒に井戸を掘り、一人で飲む」
韓国のことわざ
★10年前の記事です。
追伸、「一緒に井戸を掘り、一人で飲む」人をよく知ってますw