あなたは、「ガルシアへの手紙」という本を読んだことがありますか。
「ガルシアへの手紙」
キューバ事件に関するあらゆる事柄の中で、ある人物の存在が、私の記憶の中では、火星が大接近してきたときのごとくはっきりと抜きんでている。
かつてスペインと合衆国の間に戦争が起こったとき、早急に反乱軍のリーダーと連絡を取らなければならなくなったことがある。
その男ガルシアは、キューバの山奥のどこかにいるとのことだったが、誰もその所在を知るものはいなかった。
郵便も電報も、ガルシアの元へは届かなかった。
だが大統領はなんとしてもガルシアの協力を取り付けなければならなかった。しかも早急にだ。
どうすればいいのだ!
誰かが大統領に進言した。
「ローワンというものがいます。彼ならば必ずや大統領のためにガルシアを見つけてくれるでしょう。」
ローワンは呼び出され、ガルシアに配達されるべき手紙を渡された。
「ローワンという名の男」がいかにして手紙を受け取り、防水袋に密封し、胸の所に革ひもでくくりつけ、四日後の夜に単身ボートにてキューバの海岸に近づき、ジャングルに姿を消し、そして三週間後にキューバ島の別の海岸に姿を現したのか、つまり、いかにして敵地を自分の足だけを頼りに横切って、ガルシアに手紙を配達したのか、その詳細をここに書き記すことは私の本意とするところではない。
こで述べたいのは以下の点である:マッキンリー大統領はローワンにガルシア宛の手紙を託した。
そのときローワンは、手紙を受け取るに当たって「その人はどこにいるんですか?」などと尋ねなかったのである。
この冊子は、アメリカで当時4000万部読まれ、日露戦争の際、ロシアは最前線の兵に、全員持たせたという。
ロシア兵の捕虜からこの冊子を没収した日本は、それを翻訳して、当時、官僚や将校に配ったという。
この短い冊子で何が言われようとしているのか。
1.自分でやる。
2.他人を当てにしない。
3.他人のせいにしない。言い訳なんかもちろん考えない。
自分が見込まれ、自分が頼まれた以上、その信頼に何としても応えていく。
これが、社会を支え、文明を発展させていくんだ。
こういう、視点で描かれている。
こういう男になりたいし、国も団体も、こういう男こそ求める人材像だと思う。
こういう男がいれば、その団体は、発展間違いなしだね。
この作者のエルバート・ハバートは次の言葉を残している。
「自分のやりたいことを、しっかり心の中に刻み込む。
目指す方向を見失わずに、目標にまっすぐ向かうのだ。
あなたの大きな夢や、目指すべき素晴らしい人生を、いつも、いつのときも忘れないでほしい。
そうすれば、サンゴ虫が流れる海水の中から必要な栄養素を吸収しつつ、立派なサンゴを作り上げるように、
あなたも月日がたつにつれて、自分の夢や願いを叶えるのに必要な機会を、自然に手に入れているに違いない。
自分がなりたいと思う、役に立ち、しかも情熱を持った理想像を心の中に描こう。
そうすれば、時間がたつにつれて、そうした自分の思うような人間となっていくのだ。
人間の思いこそすべてである。」
人の思考、考え、思い続けていることは、現実となって、現れてくるのですね。
人間の思考は、驚くべき力を持っています。
さあ、ローワンの様になれるようがんばろうよ。
この記事のライター
平成からのタイムトラベラー
昭和、平成を愛する、タイムトラベラー あの時代に帰りたい。。
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