価格: ¥2,980
販売開始: 2026年7月
推定読了時間: 35分(判断ワーク込みで約120分)
第1部 無料パート
親から引き継いだ実家、誰も住まなくなった家を「どうするか決めないまま」持っている人のためのTipsです。
空き家の問題は、感情の問題である前に「毎年、静かに出ていくお金」の問題です。
このTipsは、貸す・売る・壊す・使うの4択を、感覚ではなく数字で決めるための実行手順書です。
空き家を「何もしない」コストは、例えば年25万円。10年で250万円です
空き家で損をする人は、間違った選択をした人ではありません。
「選択しなかった人」です。
誰も住んでいない家にも、お金は容赦なく出ていきます。郊外の木造戸建てを相続したケースの仮例で見てください。
| 費目(仮例) | 年間の金額 |
| 固定資産税・都市計画税 | 約10万円 |
| 火災保険(空き家は割増になりやすい) | 約4万円 |
| 草刈り・庭木の剪定(年2回外注) | 約5万円 |
| 見回りの帰省交通費(年4回) | 約4万円 |
| 電気・水道の基本料金 | 約2万円 |
| 合計 | 約25万円 |
年25万円。10年迷えば250万円です。しかもこの250万円を払い終えたとき、手元に残るのは「10年分古くなり、売りにくく貸しにくくなった家」です。
金額はあくまで仮例で、結果には個人差がありますが、構造は同じです。空き家の維持費は、何も生まない固定費です。
さらに「特定空家」に指定されると、固定資産税が最大6倍になり得ます
住宅が建っている土地は「住宅用地の特例」により、固定資産税の課税標準が最大6分の1(200平方メートル以下の部分)に軽減されています。
つまり、あなたが今払っている土地の固定資産税は「6分の1に割引された金額」です。
ところが、倒壊のおそれや衛生上の問題がある空き家が「特定空家」に指定され、自治体から勧告を受けると、この特例が外れます。割引が消えるので、土地の固定資産税は最大で約6倍に跳ね上がり得ます。
さらに2023年の法改正で、特定空家の一歩手前の「管理不全空家」も、勧告を受ければ同じく特例除外の対象になりました。「まだ壊れていないから大丈夫」が通用しない制度に変わっています。
放置のコストは、年25万円の固定費+税優遇を失うリスク+建物の劣化。
一方で、4択のどれかを選べば、この出血は「家賃収入」「売却代金」「税負担の確定」「自分が使う価値」のどれかに変わります。
問題はただ一つ——どれを選ぶかを、何を根拠に決めるかです。
著者について(3行)
川崎(川崎 拓也) — K agency 代表。
宅地建物取引士・2級FP技能士。銀行での融資実務の経験と、生命保険業界での実務知見をあわせ持ち、不動産・税・保険・家計の4視点で「実家をどうするか」を数字に落とすのが専門です。
本Tipsは、感情論でも一般論でもなく、「今週末から手を動かせる手順」だけで構成しました。
有料パートで手に入るもの(全部リストアップします)
- 【第1章】現状把握 — 判断の前に揃える5つの事実
・登記・境界・接道・再建築可否・インフラの現状把握チェックリスト12項目(各項目に「やること・所要時間・完了判定」付き)
・登記事項証明書をスマホ+コンビニ感覚で取る手順(所要20分)
・「再建築不可」を自分で見抜く接道チェックの方法
・相続登記の義務化(正当な理由なく放置すると過料の対象)への対応手順 - 【第2章】「貸す」の収支計算
・リフォーム投資の回収年数を割り算1回で出す式
・賃料相場をポータルサイトで30分で調べる手順
・戸建て賃貸の需要構造(なぜ郊外の戸建てが「貸せる」ことがあるのか)
・表面利回りと実質利回りの違い・経費率の目安 - 【第3章】「売る」の手取り計算
・手取り額=売却価格ではない。仲介手数料・税金を引いた実額の計算手順
・取得費が分からないときの「概算取得費5%」の仕組みと、その怖さ
・空き家の3,000万円特別控除の適用条件チェックリスト(該当すれば税額が大きく変わり得ます) - 【第4章】「壊す」の費用と、更地にした後の税負担増
・解体費の相場観と見積もりの取り方
・更地にすると固定資産税がどれだけ上がるかの試算手順
・自治体の解体補助金の探し方 - 【第5章】「使う」(自己利用・二拠点)の現実性チェック7項目
- 【第6章】4択スコアリングワーク — 収支×手間×感情の3軸で採点し、合計点で決める(本Tipsの心臓部。記入式)
- 【第7章】空き家バンク・自治体補助制度の探し方(検索キーワード付き)
- 【第8章】遠隔管理の実務 — 決めるまでの間、家を傷ませない最低限(管理サービスの相場と、自分でやる場合の巡回チェック8項目)
- 購入直後の5分ガイド(まず何をやるかを迷わせません)
抽象論はゼロ。全て「今日、手を動かせる」形にしてあります。
よくある質問(購入前)
Q1. まだ親が存命で、実家が空き家になる「前」です。役に立ちますか?
A. むしろ最適なタイミングです。第1章の現状把握と第6章のスコアリングは、空き家になる前にやっておくほど選択肢が広がります。特に「売る」の税制優遇には期限があるため、事前に知っているかどうかで結果が変わり得ます。
Q2. 数字が苦手でも使えますか?
A. 使えます。収支計算は「足し算・引き算・割り算1回」まで分解してあり、電卓かスマホがあれば実行可能です。さらに、購入者特典として記入式の「4択判断ワークシート」を用意しています(巻末参照)。空欄を埋めていけば合計点が出る設計です。
Q3. 読めば、貸すか売るかの「正解」が分かりますか?
A. 万人共通の正解はありません。同じ家でも、あなたの家計・住まいからの距離・家族の気持ちで答えは変わります。本Tipsが提供するのは「あなたのケースの数字を出し、4択を同じ土俵で比較する手順」です。結果には個人差があります。税制の適用可否など最終判断は税理士等の専門家にもご相談ください。
購入前の最後に
空き家の意思決定は、先送りするほど選択肢が減っていきます。
建物は劣化し、税制優遇の期限は過ぎ、あなた自身も年を取ります。
例えばの話ですが、年25万円の維持費が出ている家なら、このTipsの代金¥2,980は維持費の約4日分です。
判断が1年早まるだけで、理屈の上では約25万円の出血が止まる計算になります(あくまで仮例であり、結果には個人差があります)。
ここから先が、有料パートです。
