価格: ¥2,980
販売開始: 2026年6月
推定読了時間: 40分
第1部 無料パート
この手順書で、あなたの実家の相続は「先送り案件」から「30日で片づく実務」に変わります
実家をいずれ相続する立場の人(40〜50代の子ども世代)が、
親が元気なうちにやるべき準備を、会話スクリプトと書類チェックリストのレベルまで落とし込み、
「何から手をつけていいか分からない」状態を、30日で「登記も空き家対策も段取り済み」の状態に変える。それがこの手順書の役割です。
「まだ親は元気だし、考えるのは先でいい」——その先送りに、現在は具体的な金額のペナルティが付くようになりました。
放置した場合に起きること(すべて実額で)
その1 相続登記をサボると過料10万円以下
2024年4月1日から相続登記は義務化されています。不動産の取得を知った日から3年以内に登記申請をしないと、正当な理由がない限り10万円以下の過料の対象です。しかも対象は「これから発生する相続」だけではありません。祖父母の代から名義変更されていない土地など、過去の相続分もさかのぼって義務の対象です(経過措置の期限は2027年3月31日)。「うちは昔の相続だから関係ない」は通用しない制度設計になっています。
その2 空き家になった実家は、固定資産税が単純計算で最大6倍に跳ねる
住宅が建っている土地は「住宅用地特例」で固定資産税の課税標準が最大6分の1に軽減されています。ところが、空き家を放置して自治体から「特定空家」や「管理不全空家」(2023年12月の法改正で新設)に指定され勧告を受けると、この特例が外れます。
例えば土地の固定資産税評価額が1,800万円の実家なら——
- 特例あり:1,800万円 × 1/6 × 税率1.4% = 年 約4.2万円
- 特例除外後:単純計算で年 約25.2万円(約6倍)
さらに勧告を無視し続けて行政代執行(強制解体)まで進むと、解体費用(木造30坪で例えば150万円前後)が全額所有者に請求されます。
その3 「何もしない空き家」でも年間30〜50万円が消える
固定資産税・火災保険・水道光熱の基本料金・帰省しての管理・庭木の剪定。誰も住まない実家を維持するだけで、例えばこの規模のお金が毎年出ていきます。10年放置すれば300万円超。しかも建物は傷み、売却価格は下がり続けます。
つまり実家の相続準備は「気持ちの問題」ではなく、放置コストが数字で計算できる経営判断です。そして打ち手のほとんどは、親が元気なうちにしか使えません。
著者について(3行)
K agency 代表 川崎。宅地建物取引士・2級FP技能士を保有し、元銀行員として相続に伴う不動産・金融資産の名義変更実務を経験しました。
生命保険業界での実務知見も踏まえ、銀行・不動産・保険・FPの4分野を横断する視点で「実家とお金」の実務情報を発信しています。
本書は、私が実務で使ってきた段取りを、そのまま家庭で実行できる粒度に書き直したものです。
有料パートの中身(このまま実行できるツール集です)
- 購入直後の5分ガイド:読む前に今日やる3つの動作
- STEP1 実家の現在地を10分で把握する方法:固定資産税納税通知書1枚から評価額・地番・課税状況を読み取る手順
- STEP2 親との会話スクリプト全文(コピペ可):切り出しフレーズ5パターン/親が嫌がったときの返し方/兄弟に送るLINE文例まで、そのまま使える台詞で収録
- STEP3 相続財産の棚卸しシート:不動産・預貯金・保険・負債を1枚に集約する記入式テンプレ(記入例つき)
- STEP4 実家の権利関係を公式書類で固める手順:登記事項証明書・名寄帳・公図の取り方と読み方(取得費用の実額つき)
- STEP5 相続登記義務化・完全対応チェックリスト:自分で登記する場合と司法書士に頼む場合の手順・費用実額例(登録免許税の計算式込み)・「祖父名義のまま」だった場合の対処
- STEP6 空き家にしない4つの選択肢マトリクス:住む・貸す・売る・解体の損益比較、3,000万円特別控除(空き家特例)の使い方、解体費用の相場
- STEP7 認知症リスクへの先回り:遺言・家族信託・任意後見の使い分け早見表
- NG例vsOK例 10連発:現場でよく見る失敗と正解の言い換え集
- 30日アクションプラン:全タスクに「やること・所要時間・完了判定」を付けた実行表
すべて「やること・所要時間・完了判定」付き。読み物ではなく、実行キットとして設計しています。
よくある質問(購入前に)
Q1. 親はまだ60代で健在です。早すぎませんか?
A. むしろ適齢期です。相続準備の主要な打ち手(遺言・生前の名義整理・空き家にしない意思決定)は、親に判断能力があるうちしか使えません。認知症になった後では、預金も不動産も原則動かせなくなります。早いことのデメリットは実務上ほぼありません。
Q2. 実家は地方の古い家で、たいした資産価値はありません。それでも必要ですか?
A. 資産価値が低い実家ほど必要です。相続登記義務(過料10万円以下)は価値ゼロの土地にも適用されますし、売れない・貸せない実家こそ空き家コスト(年30〜50万円規模)が重くのしかかります。「価値が低い=放置してよい」ではなく「価値が低い=早く出口を決めるべき」です。
Q3. 法律や税金の知識がなくても実行できますか?
A. できます。本書は「役所のどの窓口で・何という書類を・何円払って取るか」まで指定しています。なお、法務・税務の最終判断が必要な場面では、その都度「ここで司法書士・税理士に確認」と明記しています。
購入前の最後のひと押し
この先の有料パートには、あなたが今週末に親へ電話をかけるための台詞から、相続登記の申請書類一式のチェックリストまで、実行に要るものを全部入れました。¥2,980は、司法書士への相談30分より安く、過料10万円や特例除外の増税額よりはるかに安い投資です。実家の話を「いつかやる」から「今月やった」に変えてください。
