価格: ¥2,980
販売開始: 2026年7月
推定読了時間: 35分(実践ワーク込みで約80分)
第1部 無料パート
「賃貸と持ち家、結局どっちが得なんですか?」
この質問に、私は一言では答えません。答えられないのではなく、一言で答える人を信用しないでほしいからです。
このTipsを読み終えるころ、あなたは「どっちが得か」を他人に聞く側から、自分の条件を入れて自分で計算し、自分で判定する側に移動しています。
同じ「家賃12万円圏」でも、50年の差は条件次第で1,000万円以上動きます
賃貸vs持ち家の記事は世の中に山ほどあります。「賃貸が得」と書いてある記事と「持ち家が得」と書いてある記事、両方読んだことがあるはずです。
どちらも嘘ではありません。前提条件が違うだけです。
例えば、東京郊外・家賃12万円クラスの住まいで50年暮らすケースを仮例で計算すると——
| シナリオ(すべて仮例) | 賃貸の生涯コスト | 購入の生涯コスト | 差 |
| 購入:金利1.0%・売却残価1,000万円 | 約7,950万円 | 約7,600万円 | 購入が約350万円有利 |
| 購入:金利1.9%・売却残価1,000万円 | 約7,950万円 | 約8,330万円 | 賃貸が約380万円有利 |
| 購入:金利1.9%・売却残価ほぼゼロ | 約7,950万円 | 約9,330万円 | 賃貸が約1,380万円有利 |
※借入4,000万円・35年・元利均等、固定資産税・管理修繕・保険・諸費用込み、賃貸側は更新料・引越し・保険込みの机上仮例です。計算の内訳は有料パートで全て開示します。結果には個人差があります。
同じ街、同じ家賃水準、同じ50年。それでも金利と売却残価という2つの変数が動くだけで、答えが「購入有利350万円」から「賃貸有利1,380万円」まで、1,700万円超の幅で反転する。
つまり「どっちが得か」という問いの立て方自体が間違っています。正しい問いはこうです。
「私の条件——住み続ける年数、借りられる金利、買える物件の残価、家賃の先行き——を入れたとき、どちらが得か」
この問いに答えるための計算手順と判定フレームを、このTipsで丸ごと渡します。
なぜ世の中の比較記事では答えが出ないのか
理由は3つあります。
- 土俵が揃っていない。 家賃12万円の賃貸と、4,500万円の分譲住宅は、そもそも広さも設備も違うことが多い。違うものを比べて「どっちが得」も何もありません。
- 賃貸側の見えないコストが抜けている。 更新料、引越し費用、そして見落とされがちな「老後の入居審査リスク」。逆に持ち家側も、固定資産税・修繕・保険が抜けた「ローン返済額だけの比較」が横行しています。
- 「答えを変える変数」が固定されている。 金利・家賃上昇率・住み続け年数・修繕費・売却残価。この5つを1パターンに固定した比較は、その1パターンの人にしか当てはまりません。
このTipsは、この3つを全部潰します。土俵の揃え方から、賃貸・購入それぞれの生涯コストを漏れなく積み上げる手順、5変数を自分の場合に置き換える方法、そして最後にYES/NOで答えが出るチェックリスト20問まで。
著者について(3行)
川崎(川崎 拓也) — K agency 代表。
元銀行員として住宅ローンの融資審査を担当し、「買って正解だった人」と「買って苦しくなった人」の家計を、貸す側の立場から数多く見てきました。
宅地建物取引士・2級FP技能士。生命保険業界での実務知見も踏まえ、不動産・金融・保険・FPの4視点で解説します。
有料パートで手に入るもの(全部リストアップします)
- 【第1章】比較の正しい土俵設定
・「同等物件・同等期間」に揃える3条件(ここがズレた比較は全部無意味です)
・比較の起点を決めるワーク(所要15分・完了判定付き) - 【第2章】賃貸の生涯コスト計算手順(5ステップ)
・家賃×年数だけでは出ない「更新料・引越し・保険・老後の住み替え」の積み上げ方
・見落とし筆頭「老後の入居審査リスク」をコストとして数字に落とす方法
・各ステップに「やること・所要時間・完了判定」付き - 【第3章】購入の生涯コスト計算手順(6ステップ)
・ローン総返済・固定資産税等・修繕・管理費・保険・諸費用の全費目リスト
・最後に引く「売却残価」の見積もり方(ここで差が最も動きます)
・マンションと戸建てで費目がどう違うかの対照表 - 【第4章】答えを変える5変数の感度分析
・住み続け年数・金利・家賃上昇率・修繕費・売却残価——どれが±何万円動かすか
・東京郊外・地方都市の2パターン計算例(全内訳を実額で開示。すべて仮例) - 【第5章】ライフイベント別判定フレーム
・転勤族/子育て世帯/独身/フリーランス——4タイプ別の「効く変数」と判定の型 - 【第6章】「買うなら」の物件条件と「借り続けるなら」の資産形成必須額
・買うなら:残価が残る物件の条件7つ
・借り続けるなら:老後の家賃原資として積み立てるべき金額の逆算式 - 【第7章】判定チェックリスト20問
・YES/NOで答えて集計するだけ。「購入寄り/賃貸寄り/保留」が点数で出ます - 購入直後の5分ガイド(まず何をやるかを迷わせません)
抽象論はゼロ。全て「今日、電卓とメモで手を動かせる」形にしてあります。
さらに購入者特典として、巻末の特典コードをK agency公式LINEにお送りいただいた方に、限定資料「生涯コスト比較Excel(賃貸/購入の50年キャッシュフロー自動計算)」をお渡しします。家賃・物件価格・金利・修繕費・残価などを入力すると、賃貸と購入の50年分のキャッシュフローが年ごとに並び、累計コストの逆転年まで自動で表示されるワークシートです(詳細は巻末)。
よくある質問(購入前)
Q1. これから買うか迷っている人向けですか? すでに賃貸で「このままでいいのか」不安な人向けですか?
A. 両方です。買うか迷っている人は第1〜4章で「自分の場合の実額」を出してから判定へ。賃貸継続派の人は第6章「借り続けるなら の資産形成必須額」が本丸です。「借り続ける」という選択は、積立とセットで初めて成立します。
Q2. 数字が苦手でも計算できますか?
A. 計算は「掛け算と足し算」まで分解してあります。ローン返済額だけは金融機関の公式サイトにあるシミュレーター(無料)に3つの数字を入れるだけです。電卓かスマホがあれば実行可能です。
Q3. 読めば「買うべきか」の正解が出ますか?
A. 将来の金利・地価・家賃を当てることは誰にもできないため、「正解の保証」はできません。本Tipsが渡すのは、前提を自分で置き、置いた前提ごとの実額を比べ、前提が外れたときの影響まで見た上で決める——という後悔しない意思決定の手順です。結果には個人差があります。最終判断はFP・宅建士等の専門家にもご相談ください。
購入前の最後に
住まいの選択は、多くの家計にとって生涯で最も大きい支出カテゴリです。50年で7,000万〜9,000万円級のお金が、賃貸でも購入でも、どのみち出ていきます。
その意思決定を「なんとなく」「周りが買ったから」で済ませるか、¥2,980と80分のワークで自分の数字を持って決めるか。
例えばの話ですが、第4章の5変数のうち1つでも自分に有利な側に倒せれば(買う時期の金利、選ぶ物件の残価、住み替え回数)、数百万円単位で生涯コストが変わり得ます(すべて仮例であり、結果には個人差があります)。
ここから先が、有料パートです。
