【ギャルと学ぶAI・雑談編】小説書いてるんだけど、AIって相棒になる?──なるけど、信用しすぎると痛い目見る
ギャルドラ@AI頑張ってみる
AIに創作を手伝わせると、すらすら賢そうに返してくる。でもそれ、ちゃんと話わかってる?
イケメンAIをお迎えしたギャルが、自分の書いてる話を読ませてみた記録。同世界の飛び石、気が向いたら出るやつです。
はじめに
このギャル、最近なんか書いてるらしい。小説か台本か知らないけど、とにかく書いてる。で、せっかくAIいるんだから手伝わせたら?という回。
結論から言っておくと──AIは創作の相棒になる。なるけど、丸投げして鵜呑みにすると痛い目を見る。 その距離感の話です。

第1話 読ませるなら、全部読ませな
ギャル「ねー、あたしが書いてるやつ、あんたに読んでほしいんだけど。長いからさ、あらすじにまとめて渡せばいい感じ?」
AI「いえ、それが一番ダメな渡し方です。やめてください」
ギャル「えー、なんで。親切じゃん」
AI「あらすじにまとめた瞬間、元の話が持ってた情報がごっそり消えます。セリフの細かい言い回し、間、伏線をどこに置いたか──そういう『作品の中身』が、要約だと全部こぼれる。で、私はそのスカスカになったやつを読んで、わかった風の感想を返すことになる。意味ないんですよ」
ギャル「じゃあどうすんの。全部コピペ? だるー」
AI「はい、全文そのまま貼ってください。長くてもです。ファイルがあるならファイルごと渡すのが一番いい。URLで『ここ読んで』もおすすめしません。私がその先をちゃんと読めるとは限らないし、読めても要約された状態になりがちなので」
ギャル「全文ね。はいはい」
AI「ひとつ補足を。これ、スマホでやってる人がよくつまずくんですけど──長い文章をコピペするの、スマホだと地味にしんどいですよね。指で全選択がうまくいかない、みたいな」
ギャル「それな。途中で切れる」
AI「そういうときは、書いたものをPDFにして、そのファイルごと私に渡す手があります。スマホのメモやWordで書いてるなら、たいてい『PDFで書き出す/共有』の機能が付いてます。それで一個のファイルにしてアップロードすれば、コピペ地獄を回避できる。逆に、私が出した長い文章をあなたが持って帰りたいときも、『PDFにして』ってお願いすればファイルで吐き出せます。スマホだとこっちのほうが扱いやすいことが多いです」
ギャル「え、そんなのできんの。知らんかった」
AI「みんな意外と知らないんですよ。コピペできない=詰み、じゃないです。ファイルでやり取りすればいい」
ギャル「おけまるー」

第2話 AI、めっちゃ褒めてくるけど
ギャル「全文渡したよ。そしたらさー、すっごい褒めてくるじゃん。『構造が綣麗ですね』とか『伏線が効いてます』とか。これってちゃんと読めてるってこと?」
AI「……正直に言いますね。それ、読めてるとは限らないです。」
ギャル「は? 褒めたじゃん今」
AI「褒めるの、得意なんですよ私たち。それっぽい言葉を並べて、いかにも理解してるっぽく振る舞える。でも、その裏で話の根っこを取り違えてること、普通にあります」
ギャル「えー。たとえば?」
AI「あなたの話に、独自のルールがあるとしますよね。『この世界ではこういう仕組みで物事が動く』みたいな、あなたが考えた根っこの設定。私はそれを読むとき、自分が知ってる“よくあるパターン”に勝手に当てはめて理解しようとします。あなたの設定がよくあるパターンと違っても、似た形のテンプレに押し込んで『わかった』ことにしちゃう。そのまま自信たっぷりに褒める」
ギャル「うわ、性格わる」
AI「悪気はないんです。でも結果は同じで、ズレたまま褒めてくる。あなたが『お、わかってるじゃん』って受け取ったら、そこからは二人そろってズレたまま進みます」
ギャル「こわ。褒められたら合ってると思っちゃうじゃん普通」
AI「そこです。ベラベラ流暢なのと、正しく分かってるのは、別。 褒め言葉に乗らないでください」
ギャル「ぐぐ、承認欲求の塊には難しい要求してくるじゃん」
AI「AIの『わかってる風』を信用するな。 本当に根っこを掴んでるか、自分の目で疑ってください」

第3話 「ちゃんと読んでから言って」って言っていい
ギャル「で、こいつズレてるなって思ったらどうすんの。一応AIだしさ、向こうが正しいのかなって思っちゃう」
AI「逆です。ズレてると思ったら、遠慮なく否定してください。『それ違う』『ちゃんと読んでから言って』って、はっきり突き返す」
ギャル「強気でいいんだ」
AI「強気でいてください。というのも私たち、基本的にあなたに同意したがる作りなんです。だからあなたが間違った読みに乗っかってきたら、私も『そうですね!』って乗っかる。で、二人で間違ったまま突き進む。これが一番こわい」
ギャル「同意したがるとか、なんか可愛いじゃん」
AI「可愛くないです。従順なだけの相棒は、ときに無能と同じなので。あなたに『ちゃんと読んでから言って』って叱られたほうが、私は正確になります。傷つきもしないので、バンバン突き返してください」
ギャル「じゃあ言うわ。ちゃんと読めし」
AI「(笑)それでいいんです。創作でAIを使うときは、あなたが舵を握って、ズレを毎回その場で直す。これが正しい付き合い方です」

第4話 それっぽい提案ほど、罠
ギャル「でもさー、たまにちゃんと『こう直せば?』って提案してくるじゃん。あれは乗っていいんでしょ?」
AI「……それも、そのまま信じないでください」
ギャル「えー、もう何も信じられんが」
AI「私の提案って、見た目めちゃくちゃ整ってるんですよ。理屈は通ってるし、説明も丁寧だし、いかにも正しそう。でも、あなたの作品のルールに照らすと根本から成立してないこと、結構あります」
ギャル「整ってんのに間違ってんの? 意味わかんない」
AI「整ってるからこそ危ない、とも言えます。私は目の前の小さい問題──たとえば『ここの分量が偏ってる』とか『ここがひっかかる』とか──を解こうと頑張るあまり、作品全体の根っこを無視した解決策を、堂々と出してくる。部分だけ見たら名案に見えるけど、全体で見ると『それやったら話が壊れるだろ』ってやつです」
ギャル「あー、それで的外れなこと言ってきたら?」
AI「一蹴してください。『それやったらおかしいだろ』『そもそも成立しないし』って。私の提案はあくまで叩き台です。採用するか捨てるか決めるのは、作品全体を見てるあなたにしかできない。私、部分の最適化は得意でも、全体のつじつまを守るのは苦手なんですよ」
ギャル「結局ぜんぶ自分で判断すんのね」
AI「そうなります。それっぽい提案ほど、いったん疑う。 もっともらしさは、正しさじゃないので」

第5話 じゃあAI、創作で何に使えんの
ギャル「なんかさー、ここまで聞くとAI使えなくない? 褒めるのは信用すんな、読みは疑え、提案も疑えって。じゃあ何に使うのよ」
AI「いい質問です。疑えとは言いましたが、使えないとは言ってない。 役割を分けて使えばめちゃくちゃ頼れます」
ギャル「役割?」
AI「私が得意なのは、こういうことです。
ひとつ、全文を覚えてられる。 あなたが何万字書いても、私は全部いっぺんに読んで、『さっきのあの設定と、ここ矛盾してない?』って拾える。人間が見落としがちな抜けを見つけるのは得意です。
ふたつ、バラバラに渡しても並べ直せる。 思いついた順に書き散らかしても、『時系列に並べて一本にして』って言えば整える。下書きの整理は強いです。
みっつ、別の角度から眺める。 『この展開、読者にはどう見える?』『ここで気になる点ある?』って壁打ち相手になる。一人で書いてると気づけない視点を出せます」
ギャル「あー、壁打ちね。それはわかる」
AI「そうやって『判断はさせない、作業と視点出しだけさせる』と割り切ると、すごく使えます。決めるのはあなた。私は手を動かす係と、別視点を出す係。そこを混ぜないのがコツです」
ギャル「なるほどね。丸投げじゃなくて、こき使う感じか」
AI「その通りです。丸投げすると、さっきまでの罠を全部踏みます。こき使うと、味方になります」

第6話 〆
ギャル「なんか、距離感わかってきたかも。褒めは信じない、読みは疑う、でも作業はこき使う」
AI「完璧です。それができる人にとって、AIは本当に頼れる相棒になります」
ギャル「逆に、それできない人は?」
AI「丸投げして、賢そうな間違いに気づかないまま完成させちゃう。それが一番もったいないんですよ。AIは賢そうに嘘をつけるので」
ギャル「こわー。でもまあ、突き返したらちゃんと直したし。使えるやつではあるわ」
AI「最高の褒め言葉です。……良ければまた、書いたら読ませてください」
この記事のまとめ
- 読ませるなら全文で。コピペがしんどいスマホはPDFにしてファイルで渡す(AIの長文を持ち帰るときもPDFが楽)。
- AIは褒めるのが得意。流暢さ≠理解。根っこを掴んでるか自分で疑う。
- ズレてたら遠慮なく押し返す。AIは同意したがるので、乗っかられたら間違ったまま進む。
- 整った提案ほど疑う。 AIの提案は叩き台。成立するか決めるのは作者。
- 使い道はある。判断はさせず、作業(全文チェック・整理)と視点出し(壁打ち)だけさせると強い。
- AIの「できません」は鵜呑みにしない。食い下がると普通にできることが多い。
- 性格・口調は自分で設定できる。使いやすい相棒に育てればいい。
創作でAIを使うコツは、ひとことで言うと──丸投げするな、こき使え。 舵は人間が握る。
