2020年11月30日の発表で格安SIMのmineoが5G通信オプションを月額200円で提供開始というものがありました。
mineoが5Gを始めて、その金額がたったの月200円。
そして最大6月間はこの料金は無料。
今まではキャリアは5Gを実施するけれども、格安SIMに関しては当面は4Gのままというような流れがありました。
この流れが変わることで、もしかするとキャリアを持っている人でも格安SIMの5G通信の方が良いということになる可能性はないでしょうか?
格安SIMは遅いことを受け入れるもの
これまでは格安SIMというのは通信品質があまりよくない、遅いということをある程度了承した上で、受け入れて安い料金で使えるというものでした。
実際には通常の使用感はほとんど通常のキャリアと変わりませんが、お昼どき、夕方のピーク時が若干遅いというような話はよく出てきています。
ただ私も家にmineo契約があり、家族が使用しているのですが、遅い、問題があるという話が出たことは一度もありませんでした。
スマホを頻繁に使う場合、念のためということでこれまでメインではキャリア契約の携帯を使ってきました。
これが格安SIMでも5Gとなることで、高速になりデメリットが無くなる可能性があるのです。
スマホに必要な速度は?
mineoが5Gに対応するといっても、さすがにこれでキャリアの5Gの速さと同等になるということはありません。
キャリアの設備を借りているということもあり、キャリア並みの速度、品質になるということは考えにくいでしょう。
それでも
キャリア5G > 格安SIM5G > キャリア4G > 格安SIM4G
仮にこのようなことが起これば、キャリアを辞めても良いと思いませんか?
上記の状態も難しく
キャリア5G > キャリア4G > 格安SIM5G > 格安SIM4G
これであったとしても、(おそらく現実的にはこうなるのでしょうけど)、それでも格安SIM4Gよりも速度が上がることによって許容圏内に入る可能性はあるのではないでしょうか。
本当にスマホの速度が生活上重要になってしまう方であればキャリアを外すことはできないかと思いますが、
・自宅や職場ではWiFi環境があって、重要な作業はそこでするので、5G、4G通信は外出中だけ。
・外出中はメールやウェブブラウジングだけで動画を大量に見たり、大容量通信をすることはまずない。
こういう方の場合、今回の5Gオプションで移行できる可能性があるように感じるのです。
5Gの普及はまだまだこれから
今回5Gオプションが始まったとはいえ、5Gは現時点ではほぼ点のスポットでしかなく実用化はもう少し先です。
NTTドコモの5Gエリアを見てみると、2021年3月で都内でまばらに使える程度になってきます。
まだまだの話になりますので、この半年くらいは実感できないかもしれませんが、それでも半年~1年後くらいには日常生活の中で普通の5G圏内で生活できる可能性は高くなってきました。
mineoの5G取り扱いを始めとして、今後の他社の格安SIMの5G開始やキャリアの料金の値下げ問題等注目していきたいところです。