こんにちは。40代3姉妹母、サキコです。
我が家は小学校入学後の次女の癇癪に2年間悩まされました。
この記事はそんな次女の癇癪とどう向き合ったのかについて綴ります。
この記事にたどり着いたあなたはきっと子供の癇癪に疲れてしまっているのではないでしょうか。自分の気も狂いそうになったり、大声で怒鳴ってしまったり、そんな攻撃的な自分に嫌気がさしたり。どうしたらいいのか悩みますよね。
- 他の家庭の癇癪さんはどんな感じ?
- わかりきっている育児アドバイスは当てはまらない…
- 癇癪が起きたらどうしてる?
- 癇癪のこと、誰にも相談出来ない(したくない)
- 外ではイイコ、家では…
そんな保護者さんにおすすめの記事となっています。
この中間反抗期の時期を乗り越えて、次女は自分の気持ちを整理できるようになり、自分を客観視できるようになりました。
「この時こう思っててこうなった、こういう風に思うからこういう行動をしようと思う」など、自分で伝える力がついたなぁと感心します。
これは中間反抗期中に母親の私との対話からそうなっていったように感じます。
中間反抗期を乗り越えるポイントってだけじゃなくて、今後起こるであろう友人関係や受験時にも親子で生かせるなと思います。(長女の時にも知っておきたかったです)
子供との向き合い方にお悩みの方に読んでいただけると嬉しいです。
目次
- 【きっかけは隣の席のおとこのこ。】
- 【一言はじまると止まらない暴言】
- 【限界を迎えた精神状態】
- 【癇癪が引き起こす姉と妹への影響】
- 【反抗期?発達障害?挑発反抗症?】
- 【見えてきた癇癪スイッチ】
- 【脱・癇癪!これが我が家の対処法】
さて、次女は幼いころからは周りを笑わせるのが大好き。小学校入学後も変わらず、入学後も特に心配な点はありませんでした。それまではこの子のことで悩むことは一切なかったです。
- 学校では優等生タイプ
- 勉強もスポーツも努力し、学校生活問題なく、先生からも好印象
- 男女問わず友人が多く、トラブルゼロの面倒見がいいタイプ
しかし、あることがきっかけで家ではなにか気に入らないことがあると同じ人物とは思えないほどに豹変し、泣き叫び、暴言を吐き、暴力をふるい始めました。
ただの中間反抗期?いや、発達障害じゃないか?もしくは反抗挑発症?思い当たるワードをネットで探す日々。どこに相談すればいいの?保健センター?心療内科?本人はどんな反応をするだろう。
夫に相談しても、反抗期じゃない?の一言で終わり。その場にいても「いい加減にしろ!」と大きな声で黙らせて強制終了。そうじゃない。それじゃ解決にならない。
彼女自身も悩んでいる。
いつまで続くの?このままならいったい将来どうなるの?暴れ始めた次女への対応に疲れ果て、次女本人の心も心配で、次第に私自身も壊れていました。
そんな彼女の癇癪・暴言・暴力はどのようにして始まっていったのか。それらがどのように変化していったのか。また、どのように終息へと向かっていくのか。時系列に沿って赤裸々にお伝えします。
※暴言や暴力についても具体的に記します。また、母親の私自身の言動、感情も赤裸々に綴ります。乱暴な表現も一部入ってきますので、苦手な方はここでそっとホームへお戻りくださいませ。
また、こちらのコンテンツは対処法をお伝えするものではございません。こういうパターンもあるよ、「我が家は」このやり方で落ち着いていったよ。のご紹介です。
【きっかけは隣の席のおとこのこ。】
小学校入学後、毎日楽しく登校していました。担任の先生に恵まれ、クラスには同じ保育園の仲間が5人もいて、本人も私たち親も安心の毎日を送っていました。
夏休みが明けて、席替えをしたころから、次女の口から毎日のように男の子の悪口を聞くようになりました。
それまでの次女はお友達と嫌なことがあっても「こういう嫌なことされてさ、ま、でもそれ以外いい子だからいいんだけどね!」ってサバサバ割り切って付き合うタイプの子供で我が子ながら大人だな…と感心していたほどです。
そんな次女がこうも同じ子の悪口をいうなんて珍しい。
内容はこうです。「隣の席になったタロウ(仮)が毎日あおってくる。馬鹿にしてくる。1時間目始まる前も、授業中も、体育の時もいつでも。俺んちは金持ちだからこんなこともできるとマウントをとってくる。」
うんうん、いるよね、そういう男子。
「ふーんそうなんだ、って聞いてやったり、面倒くさい時は聞き流したりしてるんだけど、本当にしつこすぎて嫌になって無反応でいたの。そうしたらタロウが先生に私が無視してくるって言いつけて…」
うぇーーーーーーーん。大号泣です。
母、正直、イラ。です。うるせぇ男だな。と。(失礼)自分の隣にそんな男いたら私なら引っ叩きたくなるな。
そうかそうか、よく耐えたね。
先生には自分の言葉で一応伝えた様子だが、どれだけ伝わっているのかわからない。
次の席替えまで幸いにもあと1週間。とりあえず様子を見てみようね。タロウにまた何か言われたらママに相談してね。またしばしばあったけれど、この日ほど号泣することなく、めでたく席替えで離れたのでタロウへの愚痴は減っていきました。
ただ、タロウの影響であろう、オラオラ感が、出てきたのはまさにこの頃でした。
【一言はじまると止まらない暴言】
ある時、姉妹喧嘩の時に
「⚪︎ね!この世からいなくなれ!」と次女が言った。
ん?家庭内でこれまで聞いたことない言葉。びっくりして固まった。
どんなに腹が立っても言っていいことと悪いことがあるよ。と伝えるも
「だって妹が⚪︎△◆⚪︎×〜!!!」泣き喚く。
その後も「ねぇ!ママ!聞いてんのか!?」「おい!!」止まりません。
こちらも最初は戸惑いましたが、仕事の後で疲れていたこともあり、ぷちん。
「どこにそんな口の利き方する人いるの!!いい加減にやめなさい!あんたが妹にしつこくしたんでしょーが!もうやめろっ!」大きな声を出す私。
「ぎゃーーーーーーーーーん!」
さらに大きな声で泣く次女。10分以上泣き続けていたでしょうか。
次第に「頭痛いーーーー痛いーーーーー」と言い始め、呼吸も浅くなりました。
多分過呼吸のようになっていたのでしょう。呼吸を戻させるために泣きながら横たわっている次女を抱き、落ち着かせるために黙って背中をさすり続ける20分間。
落ち着いてきたころに小さな声で「ママごめんなさい」
私は「大丈夫」と一言。
…現場はカオスです。初めての光景に驚く長女と三女。私も困惑しました。
しかし、これが週に2回3回と繰り広げられるようになると次女の暴言からの泣き叫び方はさらにひどくなり、私のメンタルも崩れていきました。暴言の語彙もどんどん増えていきます。
「バカヤロウ!〇ろすぞ!?」「自分を〇ろして!!早く早く!!早く〇ろせ!!やだーーーーーーー」
どこでこんな言葉を?当たり前に家族はだれも使いません。
彼女の言動すべてにショックを受ける日々でした。そんなことがあった2~3か月後のことです。これまで出会ったことのない暴力的な自分との出会い。
子育てを始めて13年。一度も手をあげることなく過ごしてきた自分にとっては大きなショックでした。
ここからはさらに暴力的な言動が綴られています。次女の苦しみ、私の苦しみをありのまま綴っております。
癇癪を失速させた方法も掲載しておりますが、私は心理や発達学を学んでいるわけではなく、次女の癇癪に限った専門家です。でも…
【限界を迎えた精神状態】
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
相変わらずの日々。癇癪はさらに威力を増し、すでに1年が経過していました。
少し肌寒くなったきた小学校2年生の秋頃の話です。早く寝ても朝起きるのが苦手な次女。毎朝ベッドから引きずるようにして起こしていました。
この日、起こしても床で寝て、また起こしてもダラダラと進まない次女…
動作を促し、準備をさせ、さぁやっと出かけられる。リビングから玄関へのドアを開けたところでいつも出る時間を2~3分すぎていました。
そこで癇癪スタートです。
次女:もうやだ。行きたくない。もう遅刻だ。
ワタシ:大丈夫だよ、学校まで送って行ってあげるから。
次女:ヤダもう絶対無理。遅刻したくないからヤダ。なんでもっと早く起こしてくれなかったの。
ワタシ:起こしてたでしょ。ほら、まだ全然間に合うから大丈夫。
次女:間に合わないんだって!先生もう来ちゃってるんだって!これじゃ遅いんだってば!やだ、もうヤダ。やだーーーーーーーー!
泣き叫びます。