仕事で中国に在住している日本人です。
日本の友人から以下質問掲示板のURLを教えられVPN使って回答投稿しました。結局うまく投稿できず、やむを得ずここを借ります。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12931161.html
私の回答
この問題を日本人は「歴史フィクションの史実改変は自由か否か？」という創作論と勘違いしているようですが、これはそんな平和な問題ではありません。
マンガを使ったプロパガンダが実際行われているという洗脳の危機、死者の人格を踏みにじる反人道が行われているという話です。
日本で『キングダム』や『蒼天航路』という悪質なプロパガンダ・マンガ（アニメ）が作られていることについて、ここ中国の一般市民は大変な憤りを抱いています。
『キングダム』はジェノサイドした人物の歴史修正をし虐殺を無かったことにしている。それだけではなく「正義の行い」と美化している。このような行いは人類の価値観に反する。「義」を踏みにじる行いだ、と言っている。
さらには、文化大革命や天安門での虐殺、ウイグルで中共がしていること、香港弾圧、台湾への侵攻・・等々を肯定することでもあると言っています。
『キングダム』を推薦し広めることは、日本人が殺戮に加担することになると言う人もいます。
日本人の『キングダム』『蒼天航路』擁護者はまるで台本を与えられているように、口を揃えて
「フィクションなのだから歴史変更は自由。楽しければいい」
「感動的で啓蒙的な内容であれば、たとえ虐殺した人物の歴史を修正して反転させ美化しても良い」
と言いますよね。
そして必ずこう付け加えます。
「価値観が異なる時代では、民衆虐殺は許されていて称賛される行為だった。統一のためには大量虐殺するのは当たり前。織田信長も虐殺したではないか、それは立派な行いだ」
これは非常に恐ろしい考え方で、中国共産党が殺戮を正当化するときの言い訳パターンと同じです。
大昔であっても人類社会では丸腰の民間人虐殺が褒められたことはありません。
織田信長は始皇帝などに比べれば遥かに穏やかで立派なリーダーですが、それでも彼が行った民間人虐殺が称賛されたことはないでしょう。
それなのに今の日本人は「価値観が変われば民間人虐殺が認められ称賛される」と言っている。
ということは、明日中国からの侵略を受ければ価値観が変わるので、日本国民が虐殺されても良いと言っているのと同じになります。
実際に中国共産党は、このようなネットでの日本人の書き込みを記録し「言質」を取っています。『キングダム』で始皇帝の侵略スバラシー！と叫んでいる日本人たちは、侵略の際はまず真っ先に工作員として使われると思われます。
教えてｇｏｏ（冒頭リンク）回答から引用し、返信
原は執筆を「始める前には始皇帝が悪いイメージの人だった」と語っている。しかし史記の研究本を読み、違う見方を見出した
その“違う見方”とは中国共産党が創り出したもので、原氏は命令に従っているだけです。
中国共産党は2030年には台湾などの統一政策を果たすため、始皇帝を悪人としていた解釈を改変するよう歴史学者たちに命じました。それでドラマやアニメなどで始皇帝を美化、虐殺正当化するための作品がばらまかれるようになります。
古いところでは映画『ヒーロー』（2002年）、これは中共が初めて堂々と世界へ向けて統一正当化のプロパガンダを行った歴史修正作ですが、海外では大変な不評でした。このプロパガンダ映画を鵜呑みにして、「始皇帝スバラシー！ 統一虐殺は平和のための正義！！」などと称賛レビューを送っていた無知は日本人だけでした。
このほか中国共産党は、始皇帝をテーマとした展覧会の外国開催、イケメンに始皇帝を演じさせたドラマなどを連発します。
ところが中国のプロパガンダはどれも欧米で不評で失敗しています。成功したのはやはり日本だけ。日本人は無知だから簡単に騙せたみたいですね。
それで日本マンガが目をつけられ、出版社もお金やイデオロギーのために協力して『キングダム』という歴史修正マンガが誕生したようです。
同時に左翼メディア総出で『キングダム』大絶賛させ、在日による『キングダム』ファンを装った大量の称賛ネット書き込み、レビューサイトでの工作員書き込み・・といった始皇帝アゲの大宣伝工作を行いました。
たとえばあの出版社は社内の全員、新人マンガ家に『キングダム』を読んで称賛するよう強要していたそうです。現実には全く人気ではなかった『キングダム』を何故読まなければならないのか、何故ネットで称賛書き込みしなければならないのか。気持ち悪く感じて会社を辞めた人も多いとか。。
たまに鵜呑みにして本気で『キングダム』『蒼天航路』ファンになった日本人が擁護を書き込んでいますけど。。愚かです。
知恵袋の例の質問者は、たぶん工作員でしょう。ここにも工作員は大勢います。
歴史に名を残した人物は確かで、ドラマ化で善人にしようが自由でしょう。
驚くべき価値観。
これは死者を冒涜する言葉です。
死んだ者に口は無いから何をやってもいい、人生改変して貶めるのも悪行無かったことにするのも自由と仰る。
こういうこと言える人は他人の命を何とも思っていない証拠。平気で人殺しするでしょうね。
歴史フィクションで“盛る”のは構わないと思いますが、根本的な人格の書き替え、善悪を反転して歴史修正するのは絶対タブーです。
もし本当にフィクションを楽しみたいだけなら何も歴史人物を使う必要ないでしょう？ 楽しい物語、胸が熱くなる物語を求めるなら完全フィクションにすればいいんですよ。
現実の歴史を改変することにこそプロパガンダの意図があります。
中国の中国のマンガ編集者の海帯（ハイタイ）さん
その人は中国共産党の広報官みたいなもの。
中国で、公に発言している人で自分の意見を言える人など存在しません。中国人の本音は公に出ないしネットにも書き込まれない。我々のように中国大陸の一般市民から直接に聴くしかない。
始皇帝の史実については表に名前が出ている中国人の意見を聞いてはいけません。
共産国において「新しい歴史解釈」とは「歴史修正・事実の書き替え」という意味です。政治的な理由から都合良く改変した歴史だけを、共産圏の人たちは「正しい歴史」と呼ばされています。共産国に史実などないのです。
ウィキペディアの中国史分野はすでに工作員が巡回していて史実改変されていますから参考にしないほうが良いでしょう。中国史の本は少なくとも三十年前のものを参考にしてください。
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